JO1初の有観客ライブ『2021 JO1 LIVE “OPEN THE DOOR”』をJAMライターが本気レポート!
グローバルボーイズグループJO1が、待望の有観客ライブ『OPEN THE DOOR』を11月19日20日21日の3日間、全5公演で開催! これまでオンラインでしか見ることのできなかったパフォーマンスがやっとオフラインで! 記念すべきデビュー後初有観客ライブにCLASSY.ONLINEが潜入。圧巻のライブを徹底レポートします!
JO1デビュー以来初となる有観客で開催された『2021 JO1 LIVE “OPEN THE DOOR”』のテーマは、“未知の世界の扉を開き、新しい冒険へ出発する”。思い出の地・幕張メッセを舞台に、3日間で4万5000人を動員。5THシングル『WANDERING』に収録される音源未解禁の新曲を含む計18曲を披露し、待望のJAMとの初対面を果たしました! 会場入りから終演まで、大興奮の約2時間半を徹底レポートします!
“JAMLOVE”のメッセージに開演前から大興奮
今回潜入したのは21日の夜の部のラスト公演。気合いが入りすぎて開演2時間前に会場入りし、自分の席はどこか会場内をうろついていると…各ブロックを示すアルファベットがなんと「Jブロック」「Aブロック」「Mブロック」と記されていて…つなげると『JAMLOVE』に! 会場に入っただけで感じるJO1からの愛に大感動!!!
ついに「OPEN THE DOOR」!約2年越しにJO1に会えた!
幕開けは『Born To Be Wild』!
待ちに待った開演と同時に扉の開く音が聞こえ、映像が流れたあと…ステージの扉が左右に開き、メンバーが登場!
河野純喜くんの力強いボイス「Born To Be Wild〜! 」とともに、ステージがスタート。会場には言葉にできない高揚感があふれ、声を発することができないにも関わらず熱気ムンムン。JO1メンバーの神々しい姿を目にして、思わず心が震えました…。
時たま見える肌にJAM一同声を殺すのに必死…
2曲目は2ndシングルの表題曲『OH-EH-OH』。木全翔也くんの「お前らついてこいよ〜!」という煽りからのライブ感満載の曲調で会場のムードは加速! ジャケットを開いたり閉じたりするダンスシーンでは、川尻蓮くんの衣装がまさかのノースリーブ。時たま見える筋肉のラインに悶え苦しむJAMが会場中に多発していました。
『JAM』の意味を再度認識するメンバー自己紹介
続いては自己紹介トーク。リーダー與那城奨くんからトークから始まり、佐藤景瑚くんは「ご飯食べましたか〜?トイレ行きましたか〜?」とJAMを気遣う優しさを披露。安定のボケトークで、会場を柔らかい雰囲気に包み込みました。
パフォーマンスで髪の毛が乱れた河野くんをメンバーが“前髪X”といじったり、鶴房くんが「こんにちは! 伝説のイケメンです」と変わらぬ汐恩節をかましたり、メンバーそれぞれの個性が溢れる自己紹介タイムはまさに至福。
川尻くんが「1つだけ約束してください。明日のことは考えないで最高に楽しい時間にしましょう!」と言うと会場はさらに大盛り上がり。ペンライトがキラキラと光り輝くなか、川西拓実くんが「本当に会いたかったです!」とキラースマイルを披露した瞬間、胸を撃ち抜かれたJAMは少なくないはず…!
JO1のファンの呼称・JAMの由来についてのトークも! 「JAMという名前を2年前に付けたんですが、その時の理由が、会場を満杯にするという意味だったり、僕たちに味付けをしてくれるという意味だったんです。それがこうやって叶ってめっちゃ嬉しいです」と白岩瑠姫くんが感極まった様子でコメント。トークのラストでは「碧海の分まで最後がんばります!」と今回は療養中の金城碧海くんのことに與那城くんが触れ、メンバー愛はもちろん、JAMへの愛やライブへの想いが伝わるオープニングに。
会場がペンライトの光で埋め尽くされた様子をみて目をうるうるさせたり、幸せそうな笑みを浮かべるメンバーたちの表情が印象的でした。ライブ中、「後ろもよく見えているからね〜!」と会場全体を盛り上げてくれた與那城くん、さすがみんなのオッパ!
待望の新曲『NEVER ENDING STORY』も初披露!
セクシー満載の『Safety Zone』でJAMの心を鷲掴み
『Safety Zone』では、川西くんが手でボディをなぞりながらステージが始まり、艶やかで華麗なパフォーマンスに心拍が上昇! 今までとは一味違うメンバーの姿に、ドキドキが止まらない状況に。白岩くん、鶴房くん、大平祥生くん、木全翔也くんと4名の個性が重なるラップも魅力が渋滞!
佐藤景瑚くんのキザな言葉に全員ノックダウン
JAMが持つペンライトを遠隔操作する場面では、お茶目なJO1が全開! MC木全くんからの指名でまずは佐藤くんがカラーコントロールに挑戦。「エクスペクトパトロール!」と唱えるも、会場全体は「!?(笑)」と困惑。ハリーポッターの呪文を唱えたつもりが、実はちょっぴり違っていた…という、天然ボケな姿にキュン♡ それでも会場は、しっかり佐藤くんカラーのキャメル1色に。
続いて木全くんが金城くんのカラーを指定すると、会場全体が「1回点滅の黒(金城くんのメンバーカラー)」に。それを見て「めっちゃキレイ」とうっとりした表情を浮かべる大平くんを見て、佐藤くんが「でも、JAMのみんなの方が綺麗だよ」とキザな一言。川尻くんから「やり切った顔をするな!」とツッこまれると、「なんか恥ずかしいな…」と照れる姿も印象的でした。
感動メッセージが伝わる新曲を初披露
キュンとしたトークに続いては、待望の新曲『NEVER ENDING STORY』を初披露。“ゆっくり僕たちと一緒に前を向いていこう”というテーマの楽曲からはメンバーの熱い想いやこれまで思うように活動ができなかった我慢、そしてJAMへのメッセージをこれでもかというくらい熱く感じ、JAMたちの心はさらに鷲掴みに。
『MONSTAR』で魅せたポテンシャルの高さ
トークコーナーから続けて、しっとりと『NEVER ENDING STORY』を歌い上げ、次は『MONSTAR』へ。ずっとハンドマイクでのパフォーマンスにも関わらず安定した歌、確実なラップ、そしてダンスパフォーマンスもこなすという素晴らしさ!細やかかつ激しいダンスをハンドマイクでもこなすなんて、彼らのポテンシャルは計り知れません!
幕間のムービーでは、メンバーそれぞれの“素”が垣間見えるシーンも! 白T×デニムのシンプルな衣装に包まれた彼らが鏡の中にいる自分と向き合い…恥ずかしがるメンバーもいれば、じっと見つめたり、ニヤついたり、おちゃらけていたり、彼らのそれぞれの個性が顔を覗かせます。ムービー内でメンバーたちが答えていた3つの質問と、その回答を一挙公開!
①みんなから自分はどう見られていると思う?
②実際の自分は?
③一生変わらないポリシーは?
與那城奨
①リーダー、みんなのオッパ、沖縄
②基本はゆっくりまったり、たまに合理的
③誰にでも優しく、感謝の気持ちを忘れない
川尻蓮
①優秀なお兄ちゃん
②強い人間ではない、人に助けられて生きている
③神は細部に宿る
白岩瑠姫
①クール
②変わっている人
③人は誰しも 1人では扉は開けられない
河野純喜
①元気・ポジティブ・活発
②真逆
③Life is journey
佐藤景瑚
①明るいおバカちん
②イケメン
③誰かを幸せにすることを幸せだと思うこと
川西拓実
①センスがある
②人見知り、負けず嫌い、ひきこもり
③心が変われば行動が変わる
木全翔也
①お寿司が好きだと思われている
②お寿司を愛している
③ご飯は美味しく食べる
大平祥生
①天使?
②熱い人
③Show must go on
鶴房汐恩
①仏様
②神様
③素
豆原一成
①まじめな人、子供
②やんちゃ、かわいくない
③常に全力
真面目な回答もあれば、クスっと笑ってしまうユニークなものや、意外な一面を披露した回答など、十人十色。さらに彼らの内面を知ることができました。
ATELIERのダンスコーナーで魅力の沼から抜け出せない
続いては、JO1の公式YouTubeで披露された「JO1 ATELIER」から佐藤くん、白岩くん、川尻くん、豆原くんの4名で結成されたユニットがグリーンのポップなカラーの衣装に包まれダンスを披露。スクラッチ音に合わせてリズムを弾きながら行うノンストップのダンスパフォーマンスは、いつものグループパフォーマンスとは違ったアンダーグラウンドなかっこよさ。スキルの高いダンスに「こんなのいつ練習してたの?」と他のメンバーも驚き。「ずっと踊ってたね!」という言葉に対し「『Speed of Light』の3回分ぐらい!(笑)」とJO1の曲でも激しいと有名な曲を引き合いに出してこのパフォーマンスの難しさを伝える佐藤くん。汗を流しながらも爽やかな顔で答える姿…尊い!
数え切れないほどのケミにJAMは釘付け!
あっちもこっちも、ケミの魅力が大渋滞!
続いてJO1がオフィシャルビューティーパートナーを務めるYSLの香水「LIBRE」とコラボした、セクシーでスタイリッシュな名曲『Freedom』を披露。高級感のあるパフォーマンスで会場を魅了し、もう興奮のボルテージが最高潮!というところで、大量のケミが投下されます。『Dreaming Night』では、川川(川尻くん×川西くん)のハグ、豆原くんと佐藤くんが肩を組んで嬉しそうに花道を歩く姿、大平くんと河野くんがカメラ目線で頭をコツンっと合わせて仲良さげに歩くシーン、センターステージの端で佐藤くんと鶴房くんがわちゃわちゃ楽しそうな姿、そして顎クイ…JAMのテンションをここぞとばかりに上げにかかるJO1メンバー、私たちの気持ちをわかってます…!
ステージに寝そべる河野くんとお茶目なメンバー
ドリナイを歌い終わると、突如ステージに寝そべる河野くん。メンバーが「おやすみ〜」「起きてー! 」「朝だよ〜!」「おはよう」 と声を×姿も可愛い! こんな自由な姿を見られるのもライブならでは。
感動の曲『La Pa Pa Pam』…!?
「次の曲は泣いちゃうかも」と鶴房くんが前置きし、突如『La Pa Pa Pam』の曲振りを披露。次の曲は何!?とステージから目が離せないJAMに向けてに披露されたのは『Blooming Again』。スポットにライトを浴び、神々しく輝くセンターステージに並ぶメンバー。木全くんを見るとうるっと輝いた瞳。この日までの想い、辛かったであろう練習、誰のせいでも無いのに思い通りにならなくてもどかしかった気持ち、なりたい姿はあるのにはっきり見えない心の葛藤が、歌詞からも彼らの表情からもしっかり伝わります。
小芝居ムービーで会場は和やかな雰囲気に
幕間のムービー『JO1の部屋』では、メンバーがそれぞれ違ったコンセプトのお部屋を公開。パフォーマンスとはまた違ったかわいらしい小芝居が見られるムービーは、見ていてついつい顔が緩みます。
木全くん・白岩くん 『勝負の部屋』
お互いにパンチをし合った部屋で、ずっとバトルするが毎度白岩くんが負けてしまう…。と思いきやズルい手を使って勝利…!? 自称・最弱同士の対決なんだとか。
河野くん・川尻くん 『気づかいの部屋』
ルームウェアを着て前髪をくくり、こたつでほっこりする2人。小さなことでも気を使いながら生活している和やかな部屋。ちょっと物音を立てるだけで「ごめんね…」と言い合う彼らのやりとりがかわいすぎました…♡
與那城くん・鶴房くん・豆原くん 『共感の部屋』
買ってきた服を見せて「可愛い! 可愛い!」とギャルみたいに盛り上がるシーンや、映画を見てみんなで大泣きしているシーンなどみんなでいろんな感情を共感し共有しているとても愛くるしい部屋。
佐藤くん・大平くん・川西くん 『討論の部屋』
大平くんが司会になりお題に沿って佐藤くんと川西くんが討論。「上の部屋の騒音VS隣の部屋の騒音」というテーマでは佐藤くんは上にいる河野くんの足音がうるさい、川西くんは横にいる大平くんの部屋から聞こえるでかい音がうるさいなど、リアルな共同生活でのプチ事件の話も…(笑)。 大平くんは台本をしっかり読み上げねばならないのにも関わらず、後の2人は全部アドリブだったと後のトークでカミングアウト。それでもしっかり面白く仕上げていたムービーはさすが“けごたく(佐藤くん×川西くん)”!
エンディングに向けて会場の熱気は最高潮!
オンライン参戦JAMにもファンサ大量!
新曲『Run&Go』は明るいアップテンポな曲。勢いのある曲に合わせて、豆原くんが川尻くんを飛び越えるパフォーマンスからは、彼らのこれからの飛躍を感じました。ここではファンサービスもたっぷり。会場全体はもちろん、ステージの端でしゃがんで大平くんや佐藤くんがJAMに手を振ったり、オンラインでライブに参戦するJAMに向かってもしっかりキメポーズを披露!
『ツカメ~It’s Coming~』で会場がさらに一体に!
その後会場をさらに一体感のある空気に包んだ『ツカメ~It’s Coming~』。彼らのデビューのきっかけである『PRODUCE 101 JAPAN』のオーディション最終回が行われた場所であるこの幕張メッセ。JAMには馴染みの深い曲で振り付けも体に染み込んでいる人も多いからか、一緒に踊っている様子はJO1とJAMの一体感、繋がりを感じる瞬間。嬉しさのあまり、木全くんと大平くんが腕を組みクルクルと3回ほど回っていた姿もとても微笑ましかったです。
大平くんの『JO CLAP』でさらに盛り上がり、あっと言う間にエンディングへ
会場をさらに盛り上げるために、大平くん考案の『JO CLAP』で会場はさらに1つに。ビューティー担当で落ち着きのあるイメージな彼、パーフォーマンスをするとまた違った魅力を発揮。このギャップには毎度やられますが、生だとさらに胸打たれました。リズム感もしっかり安定した力強いラップでJAMをまた魅了したに違いありません。本人も言う通り実はとっても熱い男だと言うことがひしひしと感じます。
このライブでの感想を全日程毎回違う景色だったことや、幸せだったと白岩くんは話し、2021年春夏秋と一緒にいてくれたJAMへの感謝の気持ちを述べる。そして極め付けには「冬もずっとずっと一緒にいてください」とプリンスな一言とともに、初のセンター曲でもあり、本公演の最後の曲『僕らの季節』スタート。
“今すぐ君に会いに行くよ”や”約束する君の手を離さない”というフレーズには、いつも彼らがついているということ、そしてこれからも一緒だという前向きな感情を感じさせてくれる心が温まる1曲。椅子を使って立体感を出したダンスパフォーマンスは今までにはなく見応えも。曲が終わり、雪が降る演出の中、JAMに手を振りながら袖に帰っていったり、雪と戯れながら帰っていくメンバーもいたり…。最後は與那城くんが紳士なお辞儀をして本編はここで終了。
これで終われない! これからの始まりを表す2曲のアンコール曲
これからが始まりを表す『Prologue』
「初めての有観客ライブがここで終わるはずがない!」と会場にはアンコールを求める拍手が。するとステージにはJAMの“扉”をテーマにした写真が映像として流れ、ピアノバージョンの『Be With You(足跡)』が聞こえてくると、ライブTシャツやパーカーに着替えたメンバーが再登場! 11人お揃いのバングルや金城くんのグッズを身につけるメンバーから、絆の強さを感じました。
そしてテレビアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のエンディングでもある『Prologue』! JO1にはJAMがついているということ、JAMにはJO1がついているということ、辛かった過去も一緒に乗り越えてきたこと、焦らずゆっくり進んでいく、これからが始まりである。そんなこれからがスタートであるという思いが感じられる曲で会場はもう感極まった状態に。
会場に流れる映像にもJAMがいて、目の前にもJAMがいて、きっとずっと夢描いてきた景色をようやく目にした彼ら。とても嬉しそうな表情を浮かべながらも、涙を必死に堪える。この瞬間を目に焼き付け、心にしっかりと刻んでいるようにも見えました。
JAMの扉の写真を背中に河野くんが大号泣!?
感動のエンディングメッセージは川尻くんから。JAMのみんなに会いたい一心で練習や活動を頑張ってきてくれたことを話しつつ、「僕らにはJAMがついていて、JAMには僕らがついているから絶対に大丈夫だと思います。このみんななら大丈夫でしょ?」と言い会場からは大きな拍手。「これからも僕らを信じてください。僕らもJAMの皆さんの力を信じます」とかっこいい一言。
続いて今回のライブでさらに化けの皮を剥がした木全くん。歌のスキルがとんでもなくアップし、パンチのある声量で会場を魅了した木全くんは、涙ぐみながら「『OPEN THE DOOR』をやるまで本当に長かった…」と一言。そしてJAMに会えない期間についても応援してくれているJAMへの感謝の気持ち、そしてライブはあっという間だったことを話し、「まだ終わりたくない気持ちがあります。なので、またこういった機会もまたやれたらなって…。(JAMに向かって)楽しめましたか?」と問いかけ、手を振りながら「またね」と優しい笑顔。
普段とのギャップを見せてくれた大平くんは、「本当に幸せな時間でした。今日のためにスローガンだったり、色々やってくれたと思うと本当に幸せ。もっともっとJO1とJAMなら上に行ける。これが終わりではない、始まり。次は碧海も入れてもっともっと大きいステージでお会いしましょう」と、とてもジェントルなコメント。
豆原くんのエンディングトークは圧倒的に感動モノ。「小さい頃、家で踊っていたら、お母さんに『あんた、それ誰に見せるの?』と言われたことがありました。その時からステージに立ちたいと思っていて、それから毎日練習して、こんなに素敵なステージに立てました。素敵な仲間と、一緒にこのステージをできて本当にうれしかったです。本当にありがとうございました」と感動エピソードをお披露目。それに釣られて、川西くんがトークをする直前に河野くんが大号泣。それを“よしよし”とあやす與那城くんの包容力や優しく笑うメンバーを見て彼らの愛を感じました。
川西くんは大号泣する河野くんを見ながら「心配が勝つ…(笑)」と言い、「とにかくこうしてみなさんのまえで大きなステージでパフォーマンスできることが本当に幸せで…」としゃべり下手であることに触れながら、「これから僕たちもJAMの皆さんも、どういう人生を歩むかはわからない。わからないですけど、JO1が皆さんを幸せにできるように、これからも頑張っていきます! 」と“幸せ”というワードを連呼。
ずっと号泣する河野くんは、一言目から聞き取れない言葉(笑)を発しつつも「楽しく歌ったら、5は取れる」と小学生の頃の音楽の成績についてのエピソードについて話し、「ほんまに僕は楽しく歌わせていただいて、みんなが見に来てくれて。楽しく歌っててよかったなと思いました 」と今の感情を述べ、つかさず佐藤くんが「今日の純喜はオール5!」と褒めの言葉。それに対して泣いた顔ながらも嬉しそうに「ありがとう! 幸せでした!」と元気にコメント。
普段、ボケたりおちゃらけがちな佐藤くんは一言目から「まず1つ、愛してます」とキラーワード。そして、とにかく裏で支えてくれたスタッフへの感謝を何度も何度も述べ、正直に辛かったことなども話してくれました。でも「やりたいことのためには嫌なことも…できます!」と強く発し、最後は「これからもよろしく、大好き」とまたもやキラーワードで締め括りました。
JO1を引っ張る與那城くんは「配信をご覧の皆さんも楽しめましたか? この景色を見るために僕たちは今まで頑張ってきました。JAMの皆さんの恩返しをしたいと言ってきました。恩返しの1つがこれです。でも、まだ1つしか恩返しができていない。JAMのみんな、ついて来てくれるかな?」とオンライン参加のJAMや会場をしっかりと巻き込む完璧さ。「今日という日を忘れないでください」と、自分たちにも言い聞かすように言っていたのが印象的でした。
毎度ロマンチックなことを言ってくれる生粋のプリンス白岩くん。今回のコメントもまさに王子。自分たちよりも朝早くから待ってくれているJAMへの気遣いと感謝の気持ちを話し、「僕ら11人の力だけじゃ、ステージには立てなかった。11人になれたのもみんなのおかげ。声が出せないよりも会えない方が辛い。練習が辛いよりも、ステージに立てないことが辛かった」と、2年間会えなかった辛さについても語り…そして「全国を回ったり、メンバー11人全員でステージに立ったりしたい」と本音もチラリ。「『OPEN THE DOOR』はJO1とJAMにとっての『Prologue』。(JAMも含め)同じメンバーでライブはできないから、1公演、1公演、全力でやらせていただきました。また、すぐ絶対会えます。約束します」とJAM感動のコメントを残し、「以上! ありがとうございました」と締めくくると、鶴房くんから「以上、JO1でした〜! かと思った…(笑)」とツッコミが。
「いつもなんで俺が最後なの?」と言いながら「短い話と長い話があるので選んでください」という鶴房くん。佐藤くんが「質は?」と質問すると「どっちもいい」と答え、長い方に決定。「まず高1の時に〜」とエピソードトークがスタート。先が長すぎるのでは?と不安になった白岩くんが「大丈夫そ? むかーしむかしみたいな…(笑)」と茶化しながら、続く鶴房くんのトーク。「母とあるアーティストさんのライブに行って『あそこに立ちたい』と思ったのが始まり。夜中に父の仕事場を開けてもらって妹と一緒にダンスをしたりしていました。高校を3年生の頭で中退して韓国に行った時から死ぬ気で色々やりました。オーディションもいろいろ受けて落ちたし、死にたいと何回も思ったし、でもそこで夢を叶えたい気持ち強くて『PRODUCE 101 JAPAN』を受けてここまで来ました。個性が強い、アホが多い、最高でマジでいいヤツらしかいない11人。JAMのみんなと目も合わせることができて、スタッフにも恵まれて、宇宙からやってきてよかったです。何が言いたいかと言うと、メンバー、スタッフ、マネージャー、JAM、家族、親友、愛してます」と話した鶴坊くん。感動にしれっとボケを挟んだコメントからは、彼の人柄も感じとれます。
ラストは『REAL』で完璧なクローズ
続く川西くんによる一本締めで会場が一体となったのを佐藤くんも羨ましがり、自分もやりたいとオリジナルの一本締めを披露。感動してしっとりしていた会場の空気に笑顔を送り込みます。そんな佐藤くんに「(会場のみなさん)ごめんね〜(笑)」と言った與那城くんに対し、大平くんは「僕はめっちゃ好き(笑)」と佐藤くんを擁護。最後まで仲が良く楽しそうなのがやっぱり彼らのいいところ…!
そして川西くんは「まだまだ皆さんと盛り上がりたい! 」と言い、また嘘の曲振り(またもや『La Pa Pa Pam』)。そんなおふざけもありながら、最後は全員センターステージへ移動し「明日も笑顔で会社とか学校とか行こうよ。準備できた?」と問いかけると、元気にペンライトで返事をするJAM。
ラストを飾る曲は「もっと高い場所へ連れて行くよ」と歌詞にもある『REAL』。まさに夢のようなライブだったこの瞬間、この日をこれは現実だと教えてくれる1曲で、今回の『2021 JO1 LIVE “OPEN THE DOOR”』のラストにぴったり。
そしてエンディングにもJAMの心をしっかりつかむキラーネタが…。花道を歩きながらパフォーマンスする彼ら。佐藤くんと木全くんペアが映像で切り抜かれた瞬間、佐藤くんから木全くんへの不意打ちなほっぺへのキス! これには会場全員が悶え苦しむ状態に…(笑)。そんな佐藤くんは最後までしっかりとカメラに向かって、JAMに向かって指ハートや投げキッス。ファンサービスがさすがすぎます。
『REAL』を歌い終わったメンバーは、全員で手を繋ぎステージを移動。JAMみんなに挨拶が伝わるように端から端まできっちりと、そしてマイクを通さずに全員で「ありがとうございました!」とお礼の言葉。会場から送られる大きな拍手とともに5公演を終了しました。
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2年間の彼らの成長だけでなく、さまざまな思いがとても伝わってきたライブ。そしてようやくJAMとJO1の繋がりを感じることができた空間は本当に唯一無二の空間と時間でした。。この日が本当の始まりで、次はどんな景色を彼らと一緒に見ることができるのか、とても楽しみです!
『2021 JO1 LIVE “OPEN THE DOOR”』セットリスト(21日)
Part.1「Here」
01:Born To Be Wild
02:OH-EH-OH
03:GO
04:Safety Zone
Part.2「Somewehere」
05:Design
06:Speed of Light
07:NEVER ENDING STORY(新曲)
08:MONSTAR
Part.3「Our Space」
※ATELIER:’Get Back’ダンスパフォーマンス
09:Freedom
10:Dreaming Night
11:Blooming Again
12:ICARUS
Part.4「Home」
13:Shine A Light
14:Run & GO(新曲)
15:ツカメ~It’s Coming~
16;僕らの季節(新曲)
Part.5「Here, again」※アンコール
アンコール1:Prologue(新曲)
アンコール2:REAL
JO1の5THシングル『WANDERING』が12月15日(水)にリリース決定! 初回限定盤A(DVD付き)、初回限定盤B(PHOTO BOOK付き)、通常盤、アニメ盤の全4形態で発売されます。お見逃しなく♡
取材・文/石津愛子