【広末涼子さん連載vol.1】子ども10歳。子育ての変わりどき⁉

子育てに戸惑い、不安になっている。そんな話題が増えてきた

最近、周囲のママ友さん達から、「涼子ちゃん、お兄ちゃんの時って反抗期あった?」「反抗期って何年生くらいから来る?」「その時って、どう対処したの?」と、よく聞かれる。なかなか頻繁に(笑)。そんな時はもちろん、私の答えられる限りの体験談をお話しさせていただく。

具体的には……うちの長男には立派な反抗期があったこと。後になって考えてみると周りの子達に比べて〝ソレ〟は遅かれ早かれ個々によって表現は違えども、大半の子どもに訪れるものだということ。

良き答えになっているのか? は分からないし、求められている理想の返答と合致していたのか? もわからない。けれど、間もなく主婦歴&ママ歴も20年近くなってきた私の感覚が間違っていなければ、ここで必要とされているのは〝正しい答え〟だけではない(と、思う。)

ママさん達の会話、ママ友同士の相談に大切なのは、〝共感〟と〝共有〟。同じ苦労や経験をしている、同じ悩みを抱えている「母」としての共感。それぞれの子ども達がどんなふうに育ってきたか、それと同時にママとしてその人がどうやってその問題をクリアしてきたかという、沢山の「情報」の共有。

反抗期の話から話題が変わってしまったうえに、論点がズレてしまいましたが(苦笑)、この連載で、junior STORYを通して、このページで! 私もあなたもママ同士、ワイワイお喋りできたら♡と、思っております。

正解じゃなくてもいいじゃないか、ママにだって失敗や反省はつきもの! そんなふうに気楽にポジティブに、ママ談義をしていけたらと。

さて、話は戻りますが、反抗期のお話。コレについては間違いなく、連載1回分では語りつくせない、子育ての中でも大きな壁、大事なテーマ。親子共々、男女問わず悩み、葛藤する苦しい時期であると同時に大切なターニングポイント。しかも10歳なのだとすると、反抗期なのか? ギャングエイジ!? 思春期と呼ぶべきか?

私の周りで近頃この話題が増えてきたのは、私が40代に突入したせいか、実際に第二子がそんな年頃に突入しつつあるせいか。兎にも角にも、母である誰もが心配し苦戦しているコトなのだなぁと改めて感じています。
「近頃、急に言うこと聞かなくなっちゃって……」「言葉遣いがすごく悪くなったし、私に対する口答えが酷いのよ!」「部屋に閉じこもってスマホばかりで、家族と会話なんて殆どしないもん」

子どもによって反応は様々。ママ達だって戸惑い、不安にもなるのは当たり前。
振り返ってみると私の人生初の子育てでのイライラ長男反抗期、ブチギレ連続の成長期はどうだっただろうか……。その話はまた次回!

初めての連載、不慣れな私ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

広末涼子 1980年高知県生まれ。14歳でデビュー後、CM、ドラマ、映画と数々のヒット作に出演。日本アカデミー賞をはじめ受賞歴も多数。プライベートでは、高校生、小学生、幼稚園児と各世代3人の子ども達のママ。

文/広末涼子 撮影/鏑木 穣(SIGNO) ヘア・メーク/岡野瑞恵 スタイリスト/竹村はま子
【衣装クレジット】ワンピース¥66,000ジャケット¥63,800(ともにエズミ/リ デザイン)ピアス¥68,860(MAAYA)

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