体の内側から温めてくれる食材を使って、スープジャーで薬膳メニューにトライしてみましょう! 薬膳料理研究家余慶尚美さんが考案の“エビとわかめのスープ”レシピは難しいことを考えず、体を温める食材を組み合わせるだけでOKです♡
「エビとわかめのスープ」レシピ
乾燥しやすい時季に白食材たっぷりスープで肌や喉にもうるおいを!
カルシウムやミネラルを多く含むわかめを使ったスープは、韓国では産後や誕生日に飲む定番スープ。体を温める食材や肌、体にうるおいをもたらす食材を加えて女性にうれしい一品に。
MINI TANK・リーディングレッド 300ml ¥2,970、CONTAINER・リーディングレッド 210ml ¥2,750(thermo mug)
【材料】(1人分)
わかめ(乾燥) ……30~40g
マッシュルーム(生、または水煮)……30g
むきエビ……50g
しょうが……大さじ1
ごま油……大さじ1
だし汁……200㎖
木綿豆腐……1/4丁
塩……小さじ¼
青ねぎ……適量
青じそ……3枚
ご飯……茶碗1杯分
薬膳での熱性&温性食材はコレ
ご飯にプラスした青じそも含め、青ねぎ、しょうがも体を温めてくれます。マッシュルームやエビは体を温めるだけではなく、肌や体にうるおいを与える食材でもあります。
+α のおすすめ食材
えごまの粉末大きめのスーパーなどで手に入るえごまの粉末。α-リノレン酸が含まれていて、スープに加えることでクリーミーになり、より体を温めてくれます。豆腐を入れたあとに大さじ1程度加えます。
【つくり方】
1.わかめは水で戻し、食べやすい大きさに切る。マッシュルームは生の場合は、5㎜幅にスライスする。
2.鍋にみじん切りにしたしょうが、ごま油を入れて火にかける。油が熱してきたらエビ、わかめ、マッシュルームを入れて炒め、だし汁を入れる。
3.煮立ったら食べやすい大きさに切った豆腐を入れてひと煮立ちさせ、塩で味を調える。スープジャーに入れて小口切りにした青ねぎをトッピングする。
4.青じそは縦半分に切ってから細切りにし、ご飯に混ぜる。
レシピを教えてくれた 薬膳料理研究家余慶尚美さん
©Shohei Yokoyama(t.cube)
《プロフィール》
美巡家、ヘアケアリスト(毛髪診断士)、和漢美容家。リンパドレナジストと国際薬膳師の資格を持ち、韓国料理をベースにした手軽につくれる薬膳料理を提案。主な著書に『髪トレ』(主婦の友社)がある。
押さえておきたいのは体を温める食材
「薬膳は奥が深く、難しい印象ですが、ここでは『五行』に注目します。『五行』は『寒』『涼』『平』『温』『熱』という5つの性質のこと。食材には、体を冷やしたり、温めたりする作用があるという考えです。これからの季節に意識したいのが『温』と『熱』。つまり、体を温めてくれる食材。温かいものを食べるだけでなく、食材を選ぶことで体の内側からも温めます」(余慶さん)
Mart2022年 1月号 簡単!満腹!あったかい♡ 「スープジャー弁当」が恋しい季節です より
撮影/楠 聖子 取材・文・コーディネート/岡部礼子 編集/高田愛子 構成/上原奈緒