【整理収納アドバイザーのワザ】「キッチン収納」シンク下引き出しはどう使う?

「あれどこ?」と家族から聞かれると、ついイライラしてしまうという声をよく聞きます。今回は、そんな悩みを一発で解決してくれる収納法を人気整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに教わりました。今回は「キッチンの引き出し」で、よく使うものを1軍、たまにしか使わないものを2軍として分類し、使いやすく整理する方法です。

深さのある引き出しは上に「1軍アイテム」下に「2軍アイテム」 を置いて

【整理収納アドバイザーの水谷さんアドバイス】初めにするべきことは、物の分類。キッチンにあるものを出して、週に1回以上使う1軍と、たまにしか使わない2軍に分けてみましょう。「よく使う1軍を、出し入れしやすい位置に置くのが収納の基本。使用頻度で分類してから収納場所を決めることで、使いやすく片づけやすい収納が実現しやすくなりますよ」

▼カトラリーの引き出し▼


積み重ねが可能なケースに小分けし、上段には1軍を、下段には2軍を入れています。深さを活用することで、収納容量が2倍に。高さが底上げされて、1軍が取り出しやすくなるメリットもあります。

「超1軍」のケースはカウンターに出しておく


ほとんど毎食使っている超1軍のカトラリーは、家族全員分をひとまとめにして、キッチンカウンターの上に出しっぱなしに。食事のたびに出し入れする手間を減らしています。


▼食品ストックの棚▼

これも忘れずに!家族と共有するためのラベリング


 

箱の中身や物を戻す 場所が、ひと目でわ かるようにするのが ラベルの役割。見栄 えだけでなく、家族 みんながわかりやす いことが大切なポイ ントです。

マスキング テープが おすすめ。

収納の見直しに応じ、すぐにつくり直 せることも大事な要素。「手軽につくれ る、マスキングテープや付箋のラベル がおすすめです」


整理収納アドバイザー
水谷妙子さん


無印良品の生活雑貨の企画やデザインを手がけたのち、2018年に独立。8 歳の女の子、6歳と4歳の男の子を育てるママとして、家族にとってもママにとっても使いやすい収納方法を提案し、著書も多数。最新刊は『近道すれば効率アップ! 長続きするラク家事収納術』(文友舎ムック)。


Mart2月号 水谷妙子さんの 私も家族もイライラしない ととのう!続く!「キッチン収納レッスン」より撮影/林 ひろし 取材・文/田島えり子 編集/菊池由希子 構成/Mart編集部