「あれどこ?」と家族から聞かれると、ついイライラしてしまうという声をよく聞きます。そんな悩みを一発で解決してくれる収納法を人気整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに教わりました。今回は「キッチンツール」でパンパンの引き出しをBefore→Afterを見ながら改善します。
【整理収納アドバイザー水谷妙子さんにお悩み相談】
5人家族で物が多く、いつもごちゃごちゃしてます…どこを直したらいいですか?
寺尾沙織さん(37歳)
千葉県松戸市在住
「いつか使えるかも」と思って、物が捨てられないのが悩み。戸棚や引き出しにギリギリまで詰め込んでしまいます。
整理することでかなりすっきりします!
整理収納アドバイザー水谷妙子さん
引き出しに入っていた調理ツールをすべて出し、1軍、2 軍、処分の候補となる戦力外に分類しました。目安として年に一度でも使用するものであれば、2 軍に残してOK。戦力外でも残しておきたいものは、〝思い出〞として別の場所に保管します。
【Before】*カトラリーの引き出し*
「いつか使うかも」と処分することができずに、数が増えてしまったそう。使っているものと使わないものが混在しています。
【Before】*調理ツールの引き出し*
パンパンに詰まっていて、開け閉めにもひと苦労。パパが料理を担当するときにも、「○○が見当たらない」などと言われて、結局ママが探すことに。
【Before】*フライパン・鍋の引き出し*
使いたいものを取り出すのは、重なっている鍋やフライパンをどけてから。戻すのがおっくうになり、出しっぱなしになることも。
【After】引き出しに戻すのは1 軍のみ
【1軍】適度に仕切ることで、出し入れしやすくなりました。
【2 軍】「BBQ」や「お菓子づくりセット」などの用途ごとにビニール袋にまとめてから箱に入れ、廊下の収納スペースに移動。
【After】
数を減らすことで、使いたいものが見つけやすくなりました。「お客様にゴチャゴチャしているのを見られるのが恥ずかしかったのですが、これなら大丈夫」と寺尾さん。
【After】
よく使うものだけを厳選してゆったりと配置。
フライパンを出し入れしやすくするために、無印良品のアクリル仕切りスタンドを取り入れました。
整理収納アドバイザー
水谷妙子さん
無印良品の生活雑貨の企画やデザインを手がけたのち、2018年に独立。8 歳の女の子、6歳と4歳の男の子を育てるママとして、家族にとってもママにとっても使いやすい収納方法を提案し、著書も多数。最新刊は『近道すれば効率アップ! 長続きするラク家事収納術』(文友舎ムック)。
Mart2月号 水谷妙子さんの 私も家族もイライラしない ととのう!続く!「キッチン収納レッスン」より撮影/林 ひろし 取材・文/田島えり子 編集/菊池由希子 構成/Mart編集部