「あれどこ?」と家族から聞かれると、ついイライラしてしまうという声をよく聞きます。そんな悩みを一発で解決してくれる収納法を人気整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに教わりました。今回は思わず買ってしまった似たものがあふれているキッチンのBefore→Afterを見ながら改善します。
【整理収納アドバイザー水谷妙子さんにお悩み相談】物が好きで似たものをたくさん買ってしまいます……
岩浪めぐみさん(38歳)
愛知県半田市在住
おしゃれな調理家電やグッズが大
好き! でも、ついつい物を出し
っぱなしにしてしまうので、ゴチ
ャゴチャに見えがちです。
整理+ラベリングで家族みんなが使いやすく!
整理収納アドバイザー水谷妙子さん
【Before】
*食器棚*
パッと見はキレイですが、使わないものもたくさんあり、奥のものは取り出しにくい状態。用途が似ているものもあります。
*カウンター上*
キッチンカウンターについつい物を置いてしまい、そのまま出しっぱなしにしてしまうことが多いそう。ゴチャゴチャに見えるのが悩みです。
【左】戸棚の中のものをすべて出し、まずは、使っているものだけを選びます。次に、使っているものをさらに1 軍と2 軍に分けて、どこに収納したらよいかを考えました。
【右】使わないものは、この機会に思い切って処分することに決めました。
【After】
【2軍】
2軍の食器は、用途ごとに箱にまとめ、棚の上段に。何が入っているのかわかるように、中身の見える透明の箱に入れ、ラベルをつけました。
背伸びをしなくては届かない棚には、2 軍のうち、特に使用頻度が低めのものを置くことに。取っ手付きの箱に、グループごとにまとめることで、奥のものも取り出しやすくなりました。
【After】
カウンターには、毎日使う決ったものだけを置くことを固く決意。水筒や果物には専用の置き場をつくりました。「なんとなく置かないことを意識するようになり、散らかりにくくなりました」と岩浪さん。
整理収納アドバイザー
水谷妙子さん
無印良品の生活雑貨の企画やデザインを手がけたのち、2018年に独立。8 歳の女の子、6歳と4歳の男の子を育てるママとして、家族にとってもママにとっても使いやすい収納方法を提案し、著書も多数。最新刊は『近道すれば効率アップ! 長続きするラク家事収納術』(文友舎ムック)。
Mart2月号 水谷妙子さんの 私も家族もイライラしない ととのう!続く!「キッチン収納レッスン」より撮影/林 ひろし 取材・文/田島えり子 編集/菊池由希子 構成/Mart編集部