ぐっち夫婦 鍋料理のマンネリ化対策に「”重ねて蒸すだけ”鍋」!
ぐっち夫婦の「悩みごとなんて料理で解決できる!」㊱
インスタフォロワー数が77万を超える仲良し夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufuが、VERY読者の料理の悩みを“ゆるっと”解決してくれる大好評連載。
第36回目は、この時期感じていらっしゃる方も多そうな、お鍋のレパートリーについてのお悩みです。簡単で、お野菜もたっぷり摂れて、体があったまって、美味しい、冬にぴったりの鍋料理ですが、頻度を誤ると家族からの「また?」コールが出がちなメニューでもありますよね。スープに変化をつけるだけでは拭えないマンネリ感を、ぐっち夫婦が見た目も一味違う、やみつき鍋を教えてくれました。鍋の素を買いに走る必要すらなく、おうちにある調味料で簡単にできるのもポイントです! 重ねて、蓋をして待つだけだから鍋の番をする必要すらありません。
<今月のお悩み>
ワーママです。忙しいと
つい鍋に頼りがち……
家族も新鮮に思ってくれる
新しい鍋レパートリーが欲しい!
我が家の冬は基本鍋料理。正直、卓上コンロはしまわずずっとテーブルにあるくらいw 3~4種類の鍋の素をローテーションしています。最近は「また?」とうんざりされてしまいます。でも、仕事を持つ身としては鍋ほど楽なものはなく、やめられません。できれば10分くらいでできて、味と見た目に変化があって、欲を言えば他に副菜作らなくってもいいような、そんな贅沢な鍋料理はないでしょうか?
(31歳・5歳男の子と2歳女の子のママ)
<今回の解決レシピ>
家にある調味料を使って
鍋奉行いらず!
豚ともやしの重ね鍋
【材料(2人分)】
豚バラ肉…300g
もやし…400g
青ネギ…2~3本
塩・こしょう…各少々
粗びき黒こしょう…少々
ラー油…適量(お好みで)
【A】
味噌…大さじ4
酒…大さじ2
すりおろしにんにく…小さじ1/3
すりおろししょうが…小さじ1/3
【作り方】
①豚肉は5~6cm長さに切り、塩・こしょうを振る。青ネギは小口切りにする。
➁小さめのボウルなどに【A】を混ぜ合わせる。
③土鍋(普通の鍋でも可)にもやしの半量を入れ、豚肉の半量をのせ、②を半量かける。これを繰り返す。
➃酒大さじ1(分量外)を振って、水100ml(分量外)を入れて蓋をし、中火にかける。煮立ってきたら弱火にし、豚肉に火が通るまで7~8分ほど煮る。
⑤青ネギ、粗びき黒こしょうをふる。大人用にはラー油をかける。
【POINT】
野菜と豚肉を重ねて蒸すだけの、具だくさん簡単鍋。味噌を溶かしながらいただきます。豚肉のうまみが染み込んだシャキシャキ食感のもやしも◎。大人用にはラー油をかけて召し上がってくださいね!
<解決するのは…>
ぐっち夫婦
おいしいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方!仲よし夫婦のかけ合い料理動画も話題です。ご飯がすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いSHINOさん。
お料理にとどまらず、12月には自家製ゆず茶レシピもアップ。材料は、ゆずと氷砂糖を同量のみで、1週間たらずで簡単にゆず茶が完成するそうです!お正月料理にひとかけらだけ欲しかったゆずの皮。冷蔵庫の隅で、ひっそり今も佇んでいる……お心当たりのある方は、ぜひゆず茶に変身させて、お湯や炭酸水で割って冬のドリンクを堪能するのもいいですよ!
<今回のゆるっとアンサー>
簡単なのにバランス◎な鍋料理を
今回は蒸し鍋でアレンジ!
味付けもしっかりしているので
ごはんがすすむ”おかず鍋”です
妻:鍋って楽だし、お肉も野菜も摂れていいよね。
夫:食材を準備したら煮るだけだもんね。体もあったまるし、やめられないのわかるなぁ(笑)。
妻:登場回数が多い分、そんなにバリエーションが増えないっていうお悩みもあるよね。
夫:今回は見た目にも変化をつけるために「蒸す」鍋にしてみたよ。
妻:豚肉ともやしと調味料を重ねて入れたらあとは蒸し煮にするだけだから、放っておいても大丈夫! 味もしっかりあるから、おかずにもなるよね。
<ライターワタナベが作ってみた!>
永遠に食べられる鍋でした……♡。味付けは塩こしょうに、味噌、酒、にんにく、生姜のみと、かなりベーシックなシンプル味かと思いきや、深みがあって寒い冬にぴったり。ストウブの鍋で蒸したせいもあってか、飲めるくらいのスープもできあがりました。最後に雑炊というよりも、白米と一緒にしっかり食べたい美味しさで、これは絶対ビールにもあう♡
ちなみに今回は、鵠沼海岸にある”発酵 薬膳ごはん 和(ニコ)”さんの薬膳麻辣油を味変で。麻辣の香り素晴らしく、お腹いっぱいどころか食欲が加速しました。
最近我が家では同時に離乳食作りも!というミッションがありまして、実はこっそり鍋の底に大根と人参のスライスを忍ばせました。そして、仕上げの数分、スプーンですくったお豆腐も投入。お鍋で同時にぐつぐつして、完了期の離乳食が完成。
10カ月の息子も、「もっともっと!」と食欲が止まりませんでした。
この企画を担当しているライター・ワタナベは6歳女の子・4歳と0歳の男の子のママ+食にこだわりを持つ夫と湘南住まい、5人暮らし。
昨年の12月、家の近くにシェア畑がオープンしました。最初は「へー」と他人事でしたが、調べるにつれ、魅力にとりつかれ、ついに我が家も畑デビューをすることに。まだ種をまいて1カ月ですが、先週末、レタスや水菜の収穫をしました! 間引きをしたかぶや大根も一緒に食卓に出してみたところ、野菜に消極的な子どもたちも興味津々。ちょっと多めに付けたマヨネーズに、“なんとか頑張って食べよう”としている気持ちが表れている気がして微笑ましくなりました。さっそく「始めてよかった!」と感じています。
取材・文/渡邉里衛 編集/井上智明
▶こちらもチェック!