STORYライター7人が”自分を磨く”ため愛読している20冊

人気連載「チャレンジSTORY」担当ライターたちはファッションや美容の知識はあっても、時事問題には疎く、取材前はテーマに関連する本を読んで猛勉強。そんな彼女たちがよりよい取材をするため、原稿を書くために愛読している本を教えてもらいました。

篠原亜由美
篠原亜由美
ライターを始めたころに読んで以来大切にしている、取材に役立つ実践的なヒントが満載の『聞く力』と、〝やらなかったことの後悔は日々大きくなる〟がモットーの林真理子さんに共感し、自分の気持ちを見つめ直すきっかけになった『野心のすすめ』『母ちゃんのフラフープ』は亡くなったお母様と田村淳さんの物語。親の老いや最期といった、いつかは直面する出来事について涙しながら考えさせられました。

加藤景子
加藤景子
人と話すときに緊張して、質問することばかり考えてしまう自分を変えたくて読んだ阿川佐和子さんの『聞く力』。「チャレンジ〜」では、貧富の差・人種差別・ジェンダー問題を取材してきて、それをどのように子どもに教えようかと考えていた時に、読ませたいと思って買った本『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。気分が上がるお気に入りの文房具を持って行くと、取材がスムーズに進む気がします。

上原亜希子
上原亜希子
いただいた本ばかりの私の本棚。1冊目は、父から贈られた『凡文を名文に変える技術』。原稿を書くうえでの実践的ヒントが満載。2冊目は、『自分の時間を取り戻そう』。時間に追われる私に夫から贈られた一冊です。最後は小森美登里さん著書『遺書』。自死という形で娘さんを亡くし、気持ちを代弁する形で書かれた一冊。開く度、この悲劇が繰り返されないことを願います。

秋元恵美
秋元恵美
本はKindleで購入し、スマホで読みます。何冊でも持ち歩けて、隙間時間に読めるので便利。SDGsの勉強のために買った『2030年の世界地図帳』は、図表が多いので、紙の本にしました。『読みたいことを、書けばいい。』は、座右の銘。知りたいことを、お話を聞いて知り、理解した道筋をたどって書くようにしています。STORYだからこその柔軟な視点で、身近な問題を考えていけたらと思っています。『離婚してもいいですか?』

髙谷麻夕
髙谷麻夕
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』(著:中島 聡)副業で時間に追われ、心身共に疲弊していたとき、時間管理の方法を実践する中で、窮地を切り抜けることができました。/左『本日は、お日柄もよく』(著:原田マハ)スピーチライターを取り上げた小説。読んでいた電車の中で、涙が溢れるほど感動しました。そして人を動かす〝言葉の力〟を実感した一冊です。

星 花絵
星 花絵
〝インタビューとは? 取材とは?〟を勉強することから始めました。また、「チャレンジSTORY」を担当してから書くことの難しさを痛感。文章術の本で勉強も。プライベートでは4歳と1歳の息子に振り回され、最近の愛読書はもっぱら育児書です(笑)。男児の育児について、これからの教育について、読書や友人に助けられながら日々奮闘中! 同じように悩んでいる方にはお勧めの2冊です。『インタビュー術!』『男の子のしつけに悩んだら読む本』『親から始まる「正解のない時代」を生き抜く世界基準の子育て』『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』

孫 理奈
孫 理奈
自著『ケイン、愛してるよ』は、亡くなった三男への想いを綴り、ライターを目指すきっかけになりました。地図は取材で行く場所を確認するために購入し、現在26都道府県に訪問。行く先々でお会いした方々との出会いは一生の宝物です。『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』は1,000文字程度に一人一人の生きざまや言葉が表され読むと胸が熱くなる一冊。取材の参考にしています。

撮影/BOCO 取材/秋元恵美 ※情報は2022年1月号掲載時のものです。

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