松下洸平さんCLASSY.特別インタビュー総まとめ!「松下洸平さんの色気の秘密とは」
ほっこりした優しい印象だったり、飾りのない男らしさだったり…常に新たな表情を見せてくれる俳優の松下洸平さん。ドラマ『最愛』では、その色気とリアルな存在感に魅了された女子が続出!松下さんならではの色気の秘密にクローズアップします。
松下さんが考える色気って?3つの質問
Q.松下さんが思う「男の色気」とは?
ルックスや身長、体型ではなく、その人から滲み出てくる哀愁みたいなものが色気に直結しているような気がします。いつも明るく楽しい人がふと寂しそうな顔をしているのを見た時など、普段は隠している感情や表情が、ふとした瞬間に見えると色っぽいなって思いますね。
Q.松下さんが色っぽいと思う男性は?
ドラマ『最愛』で共演した酒向(芳)さんが、ものすごく色っぽいなって思いました。芝居がめちゃくちゃ素敵なのも憧れですが、ご自身の持つ声や時々見せる鋭い目つき、悲しい表情に男の色気を感じます。それは酒向さんが意識して表現なさってることではなくて、ご本人から滲み出ているもので、その奥底にある男らしさや哀愁が色気に繋がってる気がします。吉田鋼太郎さんも色気がありますね。生きてきた年数の数だけ蓄積されていくものがあって、特に舞台上の鋼太郎さんの色気には到底及ばないし敵わないですね。
Q.女性に色気を感じる時はどんな時?
男性と一緒でルックスとかではなく、その人自身のパーソナルな部分が見えた時に色気を感じます。異性として見た時、露出の多い服を着た女性に色っぽさを感じることもあるけれど、セクシーなことと色気はまったく別物だと思っていて…。内面的なものに触れた時に感じます。表情だったり仕草だったりうつむいてる姿にも感じますが、仕事をバリバリしてる時の真剣な表情もカッコいいな、色気があるなと思います。
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CLASSY.読者と同世代の松下さんが今考えていること
Q.3月のお誕生日で35歳に。30代のうちにやっておきたいこと、目標は?
ずっと仕事をしてたいですね。充実できる仕事に恵まれることを祈ってます。プライベートでは…ここ2年はコロナ禍ってことも大きくてなかなか友達ができない(笑)。友達が欲しい(笑)!仲良くなる方や知り合う方はいっぱいいるんですけど、食事に行けないからプライベートでお会いできないのが悲しい。もう一歩が進まない。30代もあと半分なので一日も早くこの状況を打破して、この業界でも仲のいい友達ができたらいいなと思ってます。
Q.残りの30代はどう過ごしたいですか?
自由度の高い後半戦になるといいなあと思います。この数年いろいろ経験させてもらって、この世界の大変なことも難しいことも徐々にわかってきて、背負うものも昔に比べると増えてきて…。ここから先は自分にとって必要なものと不必要なものをしっかりと整理整頓して、少しでも身軽な状態で40代に突入できるといいな(笑)。
松下さんが思う今作の魅力とは?
――所属事務所の20周年記念公演音楽劇『魔都夜曲』にも出演していた松下さん。今回の25周年記念公演音楽劇『夜来香ラプソディ』では主演を担います。
「嬉しかったですね。前回は藤木直人さんが主演されていて、事務所の後輩の僕からすると藤木さんって常に雲の上の存在なんです。若手みんなが尊敬する先輩からバトンを受け取ったことがとても感慨深いし、だからこそしっかり務めなければいけないなと思いました。継承していかなければならない、すごく大きなバトンをいただいたような感じがしました」
――第二次世界大戦末期の上海を舞台に描く歴史音楽劇。演じるのは作曲家の服部良一さんです。
「服部さんのことを調べれば調べるほど、常に音楽ファーストだった方だと思いました。生きていくことが大変だった時代に、服部さんはどうすれば音楽を良くすることができるかを考えていた。そのピュアさや熱さ、信念を持って生きている人達のパワーみたいなものをお伝えできるといいなと思います」
――松下さんの歌唱シーンはありそうですか?
「おそらくあるんじゃないかな。服部さんはあれだけ素晴らしい楽曲を作り続けた方なので、きっと歌もお上手だったのではと想像します。なので、僕ができる最大限に上手に歌おうと思います(笑)!それこそ李香蘭に歌唱指導しながら歌うことがありそうですが、そこはもう僕らしく歌います。頑張ります!」
――松下さんが思う今作の魅力を教えてください。
「演劇の持つ力や魅力って、その瞬間だけは日常の嫌なことも忘れてひとつの世界に浸れること。その体験をしていただくのに、当時の上海という街はうってつけだと思うんです。生バンドが入るし、シンガーやダンサーもたくさん出ると思うし、華やかな世界を舞台上に作ることができる。ふだん演劇をあまり見ない方々にも、上海という華やかな魔都を楽しんで帰っていただくのが大きな目標ですね」
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cube 25th presents音楽劇『夜来香ラプソディ』
第二次世界大戦末期の上海を舞台に、人種やイデオロギーの壁を乗り越えコンサートを開催しようとした人々を描く物語。“魔都”と称される上海にやってきた新進気鋭の作曲家・服部良一を松下洸平、名曲「夜来香」を作曲した黎錦光を白洲迅、歌姫・李香蘭を木下晴香が演じる。他の出演/山西惇 山内圭哉 壮一帆ほか。演出/河原雅彦 音楽/本間昭光【名古屋】4月3日(日)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール【大阪】4月7日(木)~10日(日)サンケイホールブリーゼ【長岡】4月16日(土)長岡市立劇場
https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/cube25thpresents
Kouhei Matsushita
’87年3月6日生まれ東京都出身 血液型A型●’08年シンガーソングライターとしてデビュー。’18年の舞台『母と暮せば』『スリル・ミー』で第26回読売演劇大賞 杉村春子賞・優秀男優賞を受賞。’19年、NHK朝ドラ『スカーレット』で一躍人気となる。主な出演作はドラマ『#リモラブ~普通の恋は邪道~』『最愛』、映画『燃えよ剣』、舞台『カメレオンズ・リップ』など。歌手としても活動し、昨年末にミニアルバム『あなた』をリリース。配信シングル『KISS』発売が決定。4月期木曜劇場『やんごとなき一族』に出演。
撮影/黒沼 諭(aosora) ヘアメーク/KUBOKI(Three PEACE) スタイリング/丸本達彦(UNFORM) 取材・文/駿河良美 撮影協力/AWABEES 再構成/Bravoworks.Inc