野菜を上手に育てるコツって?

思い立ったらすぐにはじめたくなる家庭菜園ですが、野菜によって、最適な植えどき、水やり、日当たりがあるようです。そこで、最年少野菜ソムリエプロの緒方 湊くんに、野菜を上手に育てるコツやあると便利なおすすめアイテムを教えてもらいました!

野菜によって違う、植えどきスケジュール

 

すぐに植えられる野菜・・・ラディッシュ、ベビーリーフ、ミント

 

5月上旬以降に植えるのに適した野菜・・・オクラ、ミニトマト、ピーマン

「半日蔭を好むミントやベビーリーフ、ラディッシュなどの野菜は、いつでも栽培が可能で、1か月ほどの短い期間で収穫できます。オクラやトマト、ピーマンなどの野菜は遅霜の心配がなくなるゴールウィークぐらいに植えるのがおすすめです。数種類の野菜を育てると、収穫時期がずれるので長く楽しめますよ」(湊くん)

野菜に必要な水やり、日当たり

「野菜の中には水や太陽があまり好きではない種類も。そのような野菜に水をやりすぎたり、日を当てすぎると、逆に枯れてしまいます。水を好む野菜も、土が乾かないうちに水をやると根が酸欠してしまうので、乾いてからあげましょう」

  • 水を好む野菜・・・・なす、きゅうり
  • 水が苦手な野菜・・・トマト
  • 日なを好む野菜・・・トマト、なす
  • 半日蔭を好む野菜・・ほうれん草、しょうが

エアコンの室外機にも要注意!


「ベランダや庭の室外機の前にプランターを置くのはNG! 冷風や熱風により野菜がダメージを受け、乾燥により傷んでしまうことがあります」

湊くんおすすめの家庭菜園アイテム

オシャレ軍手

ブルー、イエローが右手用、レッド、グリーンが左手用の4つセット。通気性に優れていて軽量。カラーコードがアクセント。¥438(東和コーポレーション)

ストレスブロック

薄めて株元に与えると、植物の環境ストレスを軽減。ミネラルやビタミンで生育を促進します。500㎖ ¥2,090(ハイポネックスジャパン)

今日から野菜 野菜の肥料

苗のまわりに円を描くようにバラまくだけ。野菜の肥料不足やカルシウム欠乏症を防止します。300g ¥440(ハイポネックスジャパン)


緒方 湊くん
2008年3月生まれ。8歳で野菜ソムリエ、10歳でさらに上級の野菜ソムリエプロの資格を最年少で取得。メディア、農業関係のイベントで活躍中。「いばらき大使」ほか、国の研究機関「農研機構」初の広報アンバサダーにも就任。


Mart春号 誰でも真似できる「育て方」「飾り方」 「おうち緑化」で癒される♡より

撮影/山下忠之 取材・文/酒井明子 構成/橋本嘉美(HEAVEN)