【永遠の黒バッグ名品】フェンディの「ピーカブー」がママに愛される理由
子育て奮闘中の今から愛せて、子どもが手を離れた未来はもっと愛が深まり身につける姿が想像できる。変わらない価値の〝黒小物〟はオシャレを支えるブレない軸。多様化する時代にママ目線で再選定、投資価値アリの「黒名品」を提案する連載です。今回は、『FENDI』のピーカブーをご紹介します。
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FENDIの
ピーカブー
クールな美人が笑うと茶目っ気があるとか、親近感を覚える二面性に人は弱い。バッグでいうなら、フェンディの「ピーカブー」。1925年にイタリア・ローマで創業した、フェンディ。女系ファミリーで歴史を繫いできたなかで、2009年に登場したピーカブーは、フェンディ家の三代目、レザーグッズ アーティスティックディレクターのシルヴィア・フェンディが孫をあやしているときにインスピレーションを得て誕生したという、親近感のわくストーリーの持ち主。クラスプを閉じればおすまし顔だけど、外してフラップを外側に折り曲げたままで持つとまったく違う表情のユニークなバッグに。これが〝いない、いない、ばあ〟というネーミングの由来です。バッグ内側が表と違う、意表を突く素材が使われることもあり、内側をあえて見せて持つのがお洒落という、ラグジュアリー&上品なハンドバッグの概念を変えた存在でもあります。スタイリングや持ち方で見え方の変わるバッグは数多あっても、フラップの開け閉めだけでここまで表情が変化するバッグは稀。母行事からモード、カジュアルまで多様な予定に合わせて顔を変え、きちんとも遊び心の演出もおまかせのブラックは、特に頼れる銘品なのです。
アクセサリーなどでアレンジできるので、エターナルでありながらその時のマインドにフィット。「ピーカブー アイシーユー ミディアム」は、ポケットの付け替え&ホットスタンピング可能。内側のカラーは優しくエレガントなライトローズピンク。
バッグ[高さ25.5×幅33.5×マチ13㎝]¥605,000 ストール¥60,500(ともにフェンディ/フェンディ ジャパン)
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撮影/花盛友里 取材・文/櫻井裕美 編集/羽城麻子
*VERY2022年5月号「大切にしたいBlack名品」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。