艶っぽいペタンコ「パブロ」は母業もデニムもこなすきちんと靴だった

子育て奮闘中の今から愛せて、子どもが手を離れた未来はもっと愛が深まり身につける姿が想像できる。変わらない価値の〝黒小物〟はオシャレを支えるブレない軸。多様化する時代にママ目線で再選定、投資価値アリの「黒名品」を提案する連載です。今回は、『サンローラン』のパブロをご紹介します。

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SAINT LAURENT
「パブロ」

年中ペタンコが当たり前の、VERY世代。編集部が新たなペタンコ銘品パトロール中に出会い、全員の目がハートになったサンローランの「パブロ」。アッパーいっぱいに配されたスクエアのメタルモチーフ&トウの洗練、スリングバックストラップの抜け感、レザーではなくシルク素材というラグジュアリーかつクラシカルな魅力。こんなにシャープで艶っぽく、〝モードよりの上品さ〟を持った黒のフラットは稀で、デニムにも母業にも使えて映える!というのが、編集部のハートの理由です。タキシードを女性用にアレンジしたスモーキングジャケット、サファリルックにショートトレンチと、数々の革新的で色褪せない銘品を世に送り出してきたサンローラン。創始者のデザイナー、イブ・サンローランは「女性に力を与えた」と称され、「ファッションは廃れる。だが、スタイルは永遠だ」という言葉を残しています。過去のコレクション画像を見れば、その言葉の真実性は一目瞭然。時代が流れた今もそのDNAは継承され、この「パブロ」もスタイルのなかでシューズクローゼットのなかで、煌めき続ける存在となるはずです。

ブラックは、サンローランのメゾンコード。納得の黒銘品。
シューズ「パブロ」¥99,000 バッグ「カサンドラ ミディアム」〈高さ20×幅24.5×マチ11.5㎝〉¥341,000(ともにサンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス)

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撮影/花盛友里 取材・文/櫻井裕美 編集/羽城麻子
*VERY2022年6月号「大切にしたいBlack名品」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。