【超絶男子図鑑】中山優馬さん裏話
撮影はGW前日。都内ホテルのスイートルームにて。
前のインタビューを早めに終えたとの連絡を受け、駐車場のエレベーター前でお待ちしていると、うつ向き加減でエレベーターから降りていらっしゃる中山さん。「本日はお忙しい中お時間を頂戴しありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」と言うスタッフの声に歩みを止め、しっかり顔を見て挨拶をしてくださるではないですか! その彫刻のような神々しいお顔を直視できず若干挙動不審気味になるスタッフ。
エレベーターを乗り換え、客室のある36階へ。
部屋に入られると外の景色を静かに眺め、窓を背にハイチェアのコンソールテーブルの前に斜めに座りバッグより『ダディ』の台本を出され、コーヒーを片手に本読みをされるお姿が、すでにお芝居のワンシーンのよう。
それをお伝えしたい衝動をグッとこらえ、お邪魔にならぬようお部屋からスタッフは退散し、メークがスタート。
カットワークレースの白シャツを着て、メークをされた中山さんはお芝居『ダディ』の主人公、フランクリンのよう(スタッフの勝手な妄想)。
これまでの超絶男子図鑑のスクラップをお見せし、「この連載、年上の女性とこのシチュエーションで2人きりで過ごした設定です」とお伝えすると「覚えてます。この企画。前も撮影していただいたと思う。大分前だけど」。
「覚えていてくださったんですか!? もうかなり前なのに」と感激するスタッフ。
「確かホテルもこのホテルだった。多分ベッドの向きが逆だった記憶だけど」とさらに詳しいディテールを。
もう感激しかありません。
ベッドに上がって頂き、撮影がスタート。
いつもとはちょっと毛色の違うカットワークレースのシャツがあまりにお似合いで、そのセクシーっぷりにモニターにテストカットが届くといつもなら直ぐに「カッコいい〜!!」と叫ぶスタッフですが、それがため息混じりに。次々と大人セクシーを量産する中山さんに「シャツの上のボタンはかなりいいのですが、下のボタンも開けてボトムスとの間に素肌を覗かしたいのですが……」というスタッフの要求にスタイリストアシスタントさんが直しに入るより早く、ご自身でボトムスを少しだけ下にズラしてくださる優しさとそのセクシーな仕草のアンバランスさにもう悶絶。
インタビューではソロデビューをし、役者としての覚悟を決めた20歳の頃からの自身との葛藤。
舞台「ダディ」に対する思いや意気込み。
自身を常に俯瞰から見て真摯に質問に答える姿はとても28歳とは思えず、まさに孤高の人。
お話しをしていると驚くほど達観した大人の中山さんのインタビューとセクシーな魅力たっぷりのお姿は、STORY8月号「超絶男子図鑑」でお楽しみください。
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本誌記事撮影/笹口悦民(SIGNO) ヘア・メーク/小林彩子(メーキャップルーム) スタイリスト/柴田拡美(Creative GUILD) 取材/小花有紀