青山祐子さん「子どもが落ち込んだ時にできることは?」
香港入境時のホテル隔離検疫が2年半ぶりになくなりました。航空便に予約が殺到し値段が急騰。私もあわてて冬休みの帰国便をを押さえました。
香港の秋は爽やかで、一年で一番過ごしやすい季節です。
子ども達は、学校のアウトドアキャンプやスポーツなど、活発に活動しています。
10歳の長男は、香港のテニス大会に参加しました。
昨年優勝し、その後コロナ規制による大会中止や帰国で出場できなかったので、1年ぶりの参加です。
初戦は、ダブルフォルト無し、アンフォーストエラーは1つだけという完璧な試合で勝ち上がりました。
ところが、その翌日に行われた2戦目で様子が一変。
去年2回勝っている相手に、ミスを連発。なかなか決まらないサーブに苦しみ、もろくも敗退してしまいました。
試合後ショックを隠せない息子は「負けた・・・」ひとこと言い訳をして口を閉ざし、夕食も食べずに自分の部屋にこもってしまいました。
こんな時、どうしたらいいのでしょう。
敗戦の翌日、テニスコーチが息子と話し、試合中の気持ちを振り返り、何が問題だったのかを一緒に考えました。
苦しんだ理由は、自分がいつものようにサーブもストロークも決められなかったから。コーチは、勝ちに焦ってペースが早くなる息子の傾向を指摘し、アドバイスをしました。
うまくいかない時は、”まず時間を置こう”。深呼吸して、少し歩いたり、ラケットのストリングスを直したりして自分を落ち着かせる。
そして”何が問題なのか冷静に認識する”。
サーブがおかしいなら、頭を上げて前を見る。ゆっくり動きを確認しながら打つ。角度や高さ、スピンを少し変えてサーブを入れるように打つ。打ち返されてもいいから、サーブを確実に入れ続けることで、”自信を取り戻すことが大事”。勝負はそこから。
目の前の壁を突破しようと、体当たりでぶつかり続けても、体が痛むだけで崩れません。そんな時は、少し下がって冷静に問題を把握し、壁をよじ登ったり、横から行ってみたり、違う方法で壁を突破すればいいのです。
冷静に考えてみると、自分に足りなかったところや、もっと工夫できたかもとアイデアが浮かんできます。
少しずつ問題を解決することで自信を取り戻せば、次に向かう勇気が湧いてきます。
また、子どもが落ち込んだときは、子どもが信頼している人からのアドバイスがとても効果的なこともあります。
学校の先生、カウンセラー、コーチなど、日頃から連携をまめにとっておくことも大事だなと感じました。
練習を終えた長男が、「僕、サーブの時ボールを見てなかったよ」と吹っ切れたような明るい笑顔に戻り、ホッとしました。
親としては、何も的確なアドバイスはできませんでしたが、
どんな時も、息子のことをすごく応援していることを伝え、子供達が疲れた時には、甘えられる居心地の良い場所であり続けたい思っています。
身体も心も成長真っ盛りの子ども達。
でも、さすがに4人が私のベッドに集まってくると、ママの寝る場所がないぞ!
こんな瞬間もいつまで続くのか。
I should savor this moment until they will be ready to fly.
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