人と比べてしまうのがつらいときに試したい3つの対処法【自分の心理と向き合う】

人と比べてしまうという悩みは、誰しもが経験しているのではないでしょうか。やめたいと思ってもやめられないから、苦しいし、つらいですよね。

どうすれば、人と比べてしまうのをやめられるのでしょうか。自分の心理と向き合いながら、対処法を考えてみましょう。

 

人と比べてしまう
photo:@kemidoll_oo

 

人と比べてしまうのがつらいのはなぜ?

人と比べてしまうのがつらいのは、比べたところでどうにもならないことがわかっているからではないでしょうか。人と比べてしまっても、「もっとすごくなってやる!」とポジティブに思えるのなら、おそらく今、悩んではいないはず。

なぜ人と比べてしまうのかを考えるのは、自分の弱さやコンプレックスと向き合うことにも繋がります。それはさらにつらいことかもしれませんが、自分が好きな自分になるために、ゆっくり、しっかりと向き合いたいものですね。

 

人と比べてしまう4つの心理

なぜ、隣の芝生は青く見えるのか? 人と比べてしまうときはどんな心理なのかを知り、自分自身と向き合うヒントとして活用しましょう。

 

(1)勝ち負けにこだわっている

幼いころから「いちばんになること」や「勝つこと」にこだわっていると、大人になってもその価値観を持ち続けることになります。生きていく上でも、自分の順位や勝ち負けを判断する癖がついてしまっているから、人と比べずにはいられないのです。

 

(2)卑屈になっている

自分の価値を下げ、どこか自分を蔑んでいるときほど、人と比べてしまいがち。いじけてしまい、人と比べてさらに自分を蔑む、無限の負のループに陥ってしまうこともあります。

また、卑屈になっている人は、自分では「謙遜している」と思っていることもあるので注意。謙遜しているつもりでも、周囲からは卑屈な人だと思われて、付き合いづらいと思われているかもしれません。

 

(3)自分に自信がない

自分に自信がない人は、自分より下だと思っている人と自身を比べて、マウントをとることがあります。態度や口に出して比較してしまうと、人間関係にもヒビが入ってしまいそうですね……。

マウントをとるなどの言動が続くと自己嫌悪に陥り、さらに周りと自分を比べてしまい悪循環となる人も少なくありません。

 

(4)嫉妬心

嫉妬に支配されているときも、人と比較をしてしまいやすいとき。嫉妬深い人は欲深くもあり、どんなに手に入れても満たされることがありません。人と比べるのをやめない限り、それこそ、「隣の芝生は青い」状態のループです。

自分が嫉妬深いとわかっていると、嫉妬するたび自己嫌悪にも陥りやすいですから、余計につらいですね……。

 

人と比べてしまうのがつらいときに試したい3つの対処法

多くの人が、自分の価値を確かめるために人と比べてしまうようですね。

自分の精神状態が安定するならよいですが、人に迷惑をかけたり、自己嫌悪に陥ったりしてしまうなら、早急に改善したいところ。ぜひ、対処法を参考にしてみてください!

 

(1)まねしてみる

人と比べて苦しいときは、自分が相手より劣っていると感じているときが多いです。あなたはあなたでよいところがあるのですから、比べる必要はありません。でもどうしても苦しい気持ちでいっぱいになってしまうのなら、あえて相手の行動をまねしてみましょう。

他者をまねする「モデリング」は、理想の自分をつくるためにもきっと役立つはずです♡

 

(2)「いいな」と口に出してみる

嫉妬するくらいなら、「いいな」「憧れるな」とポジティブな言葉として口に出してみましょう。

比較によって起こる嫉妬心や嫌悪感は、「いいな」の裏返しであることも多々。プライドからか、ついいろいろな感情で蓋をしてしまうのです。

原点に戻り、素直な気持ちを口に出すだけで、なんだか肩の荷が降りたような心地になるかもしれません。

 

(3)自分の長所を知る

自分の、相対的ではなく、絶対的な長所を知ることは、自信に繋がります。比べるということから逃れたいのなら、まずは自分の長所を知り、書き出してみることから始めてみましょう。

長所が思いつかなかったら、短所を書き出してポジティブに言い換えてみてもOK。長所と短所は紙一重ともいいますから、長所がない人なんていません! 考え方次第です♡

 

人と比べてしまう癖を直したいなら「考え方」に注目

人間は、どうしても比較してしまう生き物です。だからこそ人と比べてしまうのを「やめる」より、「考え方を変える」ことに焦点を当てたほうが楽。人と比較することでマイナス感情になるのではなく、「まねしよう!」「憧れる!」といったプラスの感情に持っていくのです。

つらい感情から逃れられれば、人と比べてしまうことがあっても、気にならなくなってくるはずです!

Text_Kanato Suzaku