K-POP推し活入門「MAMA」とは?世界最大級のK-POP授賞式2022 MAMA AWARDS 日本開催の2日間をリポート


11月29日、30日の2日間、日本の京セラドーム大阪で2022 MAMA AWARDSが開催されました。レッドカーペットと授賞式にはK-POP界のそうそうたる顔ぶれが大集結。史上初の2日間開催のMAMAに世界中から約7万人のK-POPファンが駆け付け、アーティストたちの受賞の歴史的瞬間を目の当たりにしました。

「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

 

MAMAとは?

1999年に第1回目の授賞式「Mnet映像音楽大賞」として開催。2009年に「Mnet Asian Music Awards(MAMA)」に改称。これまで韓国をはじめマカオ、シンガポール、香港、ベトナム、日本などで開催され約23年間K-POPをけん引している授賞式。今回はリブランディング後、初となる2022年「MAMA AWARDS」として世界最大級のK-POP授賞式へと進化を遂げ史上初の2日間、日本の京セラドーム大阪で開催されました。

MCやプレゼンターも豪華な顔ぶれ

 

1日目のMC チョン・ソミ 堪能な語学力が光るMCぶりのほか、自らのパフォーマンスも披露。 「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

1日目プレゼンターの一人 チュ・ジュンヒョク ドラマ『ウヨンウ弁護士は天才肌』で、新人弁護士役としても知られる人気俳優。「上から読んでも下から読んでもMAMA」と、ドラマのセリフを引用したコメントも述べ、会場を盛り上げました。 「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

2日目のMC パク・ボゴム 2017年から3年連続でMCを務め、3年ぶりにMAMAに登場。 撮影/Mart編集部

2日目のプレゼンターの一人 キム・ヨナ バンクーバー五輪女子フィギュアスケート金メダリストの登場に会場も沸きました。 撮影/Mart編集部

リアルなファンの投票で選出!「Worldwide Fans’ Choice」受賞の10組は今のK-POPトレンドを牽引する顔ぶれ

 

Stray Kids 「こんなに素晴らしい賞をくださってありがとうございます。メンバーのおかげでここまでこれました。光栄です。ファンの皆さんスタッフの皆さんありがとう!」と喜びを語りました。このほかスポンサーであるYogiboの特別賞Chill Artist賞やThe Most Popular Group賞も受賞。ファン投票の過程でもBTSと互角に人気を争いました。 「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

TREASURE 「ありがとうございます!こんな賞を頂けたのはトレジャーメーカー(ファンの呼称)の皆さんのおかげです。」と、ファンへの感謝を語りました。 「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

TOMORROW X TOGETHER 「ファンの皆さんの為におかげでこのような賞を頂けた。いつも僕たちの横で頑張ってくれるスタッフやダンサーの皆さんありがとうございます。皆さんおおきに!」と、ヒュニンカイの関西弁の日本語の挨拶にも会場からは歓声が上がりました。 「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

ENHYPEN 「ニキです。ファンの皆さんのおかげです。これからも恩返ししていきたいです。来年の1月に京セラドームで会いましょう。」と、日本人メンバーのニキは年明けに控えた日本公演についても触れました。 「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

受賞した10組(発表順)はStray Kids、SEVENTEEN、TREASURE、TOMORROW X TOGETHER、GOT7、PSY、NCT DREAM、ENHYPEN、BTS、BLACKPINK。この日、会場で受賞を受けたアーティストの受賞コメントを聞くことが出来たファン達も盛大な拍手を送っていました。

KARA が 7 年ぶりに完全体で登場!

「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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授賞式以外も見どころが多かった今回のMAMA。注目が集まったのはKARAの復活ステージ「Lupin」、「STEP」、「ミスター」のヒット曲メドレーを展開。イントロが流れた瞬間会場が驚きにどよめき、カムバックを果たした姿に会場は大きな興奮と歓声に溢れました。

デビューして約1年のIVEが大躍進 「Song of the Year」受賞

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IVEが「LOVE DIVE」でSong of the Yearの大賞を受賞。日本人メンバーのレイは「DIVE(ファンの呼称)のみなさん本当にありがとうございます。メンバーの家族にも感謝の気持ちを伝えたいです。私たちが明日で1周年をむかえるんですけど、日本で特別な舞台もすることができて、本当に幸せな気持ちでいっぱいです」と、喜びを語りました。Best Dance Performance Female Group賞、Best New Female Artist賞も受賞し、まだデビューして1年ほどで獲得した大賞に今後の活躍が期待されますね。

大きな注目を集めたBTSが3冠に輝き「MAMA PLATINUM」受賞の偉業を達成

「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

BTSは、今回6つの賞を受賞。中でも4つの大賞のうち「Artist of the Year」「Album of the Year」「Worldwide Icon of the Year」の3冠を達成。そしてこれまでの連続した受賞歴を称えるべく今回初めて用意された「MAMA PLATINUM」を受賞するという偉業を達成しました。個人でも2つの賞を受賞したJ-HOPEが代表して登壇し「とても重いトロフィーですね。三年連続四つの大賞を受賞したという、とても意味のある賞だと思います。私たちの心にずっと記憶される賞です」と受け取り、BTSメンバーのJINに電話をかける場面も。

「2022 MAMA AWARDS」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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JINは電話越しに「アーミー!」と授賞式では恒例となっている呼びかけをし、会場は歓声で沸くと同時に感動で涙するファンの姿も。「皆さん、本当にありがとう!愛してるよ。メンバーのみんなも 愛してるよ、寒くなってきたので、風邪に気をつけて。皆さんに会えなくなる時間が(兵役で)長くなるけど、 頑張って軍隊に行ってきたいと思います。」と、間もなく兵役を控えたJINの声が聞けてファンも安堵する場面となりました。J-HOPEは最後に「10年一緒に過ごしてくださりありがとうございます。音楽で希望を与えられるそんな活動を皆さんに見せていきたいです。」とアーミー(ファンの呼称)やスタッフ、そしてメンバーへの感謝と思いを語りました。

これまでもそうだったように、MAMAでのアーティストたちによるパフォーマンスは語り継がれるほど芸術的で各アーティストの歴史にも残るものばかり。MAMA AWARDSは、K-POPのレジェンドたちが辿る音楽賞としてこれからも注目が集まる存在であることを改めて感じました。

Martでは、レッドカーペットの様子もご紹介予定です。

 

2022 MAMA AWARDSの様子はCS放送Mnet及び動画配信サービスMnet Smart+にて日本語字幕版もオンエア・配信決定。是非チェックしてみて下さい。

「2022 MAMA AWARDS レッドカーペット 字幕版」
[#1]2022年12月31日(土)19:00~  [#2]2023年  1月1日(日)19:00~ オンエア

「2022 MAMA AWARDS 字幕版」
[#1] 2022年12月31日(土)21:00~  [#2] 2023年1月1日(日)21:00~ オンエア

特設サイト:https://mnetjp.com/mama/2022/

取材・文/加藤文惠