【申真衣さん】38歳で初のホノルルマラソンに挑戦した理由
撮影/倉本侑磨<Pygmy Company>
子育てを通して今まで以上にお金の大事さを実感するようになったけど、お金の使い方や貯め方なんて学校では教えてくれなかったし、みんなはどうしているの……?そんなママたちの悩みにこたえるべく、元外資系金融会社勤務、現在は社長としても活躍されているVERYモデル・申真衣(しんまい)さんに、毎月読者から寄せられたお金に関する質問に答えてもらうコラム連載。第17回は「健康」がテーマです。(過去の連載はこちらから)
【第17回】今月の質問
最近めっきり体力が落ちて、風邪をひいてもなかなか治らなかったり……将来の健康がとても不安です。どんなことに気をつけたらいいですか?
肩こり改善のためにジムデビュー
体力がついてホノルルマラソンにも挑戦!
出産、育児などで疲れやすくなったという人は多いですよね。年齢による体力の衰えも、もちろんあると思います。私も運動が苦手でジムに行くのは気が重いタイプでしたが、冷えによる肩こりが気になり、第一子妊娠中からジムに通い始めました。といっても、週に1回、1時間程度ですが、これでもかなり効果がありました。サボらないように、ジムに通うのは毎週土曜日朝9時に固定。筋トレ中心のプログラムを組んでもらっています。この年齢になると、もはや痩せたいと思うことはないんですよね。体幹を鍛えて、筋肉をつけたい。
約7年のジム通いで、徐々に体力がついてきた感覚があります。昨年末は友人に誘われて、ホノルルマラソンにも挑戦しました。練習期間は3カ月間で、週に3回、3〜5km走りました。早朝に友人たちと集合して、10km、20km走ったこともあります。人生で二度目のフルマラソンで、ホノルルは初挑戦でしたが、5時間50分で完走しました。今まで走ることが気持ち良いという感覚はなかったのですが、練習でその楽しさを実感したので、これからも走る機会をつくっていきたいです。
歳を重ねても自分の足で歩き
自分の歯で噛める生活がしたい
運動を意識しているもう一つの理由が、60歳以降の健康維持。人生100年時代、60歳でリタイアな感じは全くしていなくて、その先にまだ30〜40年あります。
データを詳しく見たわけではありませんが、医療が発達して平均寿命が伸びている今、大病をしてすぐに亡くなってしまうといったようなことは減っているかと思います。大病のリスクをチェックすることと同じかそれ以上に、長生きすることを前提に、いくつになっても自分の足で歩くこと、いつまでも自分の歯で噛める人生を目指しています。
病気の心配を減らすためにも、年に1回は健康診断を受けたいところ。私は毎年自分の誕生日に人間ドックを受けていますが、それは受診するのを忘れないようにするため。安くはないので、誰でも気軽にというわけではないかもしれません。勤務先の保険組合の健診や自治体の健診の内容を確認して、女性特有の子宮頸がん、乳がんなどの検診がなければ、それを自費でプラスするという考え方もあるのではないでしょうか。家族歴や自覚症状によって、胃カメラなども追加を検討してもいいかもしれません。
身体全体をチェックするのは年に1回ですが、歯は3カ月に1回診てもらっています。実は第一子妊娠中から、忙しさのあまり数年間歯科健診に行きそびれていたら、いつの間にか虫歯だらけに。産前は虫歯なんて1本もなかったのに! 治療が本当に大変だったので、それ以降は3カ月に1回、家族全員分まとめて予約し、大人も子どももフッ素塗布までお願いしています。
親子ともに睡眠時間を重視
たっぷり寝て風邪予防・疲労回復
健康のために意識してやっていることは、案外少ないかもしれません。栄養は基本的に食事から摂るようにしています。特にタンパク質豊富なメニューを意識して、冷蔵庫には豆腐や納豆、牛乳、卵を常備。忙しいとき、出産前なら素うどん一品で一食を済ませることもあったけれど、今はそれにゆで卵を足して、少しでもバランス良い食事になるように心がけています。
もっとも大事にしているのは、睡眠ですね。なんといっても寝るのはタダですから(笑)。私の場合、疲れていても、たっぷり8時間眠れば回復します。子どもがいるとつい自分のことを後回しにしがちですが、VERY読者の皆さんにもなるべく休息する時間をつくってもらいたいです。
睡眠は子どもにとっても重要です。楽しいイベントで夜更かしをしてしまうと、翌日すぐに鼻水が出てきてしまうことってありませんか? だから普段はなるべくしっかり睡眠時間を取らせるようにしています。6歳の上の子は20時に寝て6時半に起きる、10時間半睡眠。1歳の下の子も同じ時間に寝起きして、プラス2.5時間ほど昼寝しています。睡眠を意識することによって、風邪をひきにくくなったようにも感じます。
食事、睡眠、運動。シンプルですが、この3つを大事にしながら、今年も健やかに過ごしていきたいと思います。
取材・文/樋口可奈子
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