「俳優・竹内涼真の“周りを巻き込む力”がすごい!」と溝端淳平さんが感じた撮影現場でのエピソードとは?【「君と世界が終わる日に」Season4】

2021年1月に日本テレビ×Hulu共同製作ドラマとしてスタートした「君と世界が終わる日に」がついにファイナル・プロジェクトへ。完全新作の地上波SPドラマ、Huluにて独占配信のSeason4、さらには待望の映画化! 注目が集まる大型企画にあわせ、Season4に出演する竹内涼真さん、溝端淳平さんにインタビュー。鋭意撮影中だったお二人に、Season4オファー時の感想や、撮影現場の雰囲気などを伺いました。

PROFILE

竹内涼真
1993年4月26日生まれ、東京都出身。2013年に女性ファッション誌『mina』初の男性モデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能界デビュー。’14年『仮面ライダードライブ』で主演を務め、’15年ドラマ『下町ロケット』で注目を集める。近年の出演作にドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズ(21年〜)、『六本木クラス』、映画『アキラとあきら』(22年)など。3月24日よりスタートするドラマ『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』に出演する。

溝端淳平
1989年6月14日生まれ、和歌山県出身。2006年に開催された「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界入り。’07年ドラマ『生徒諸君!』で俳優デビューし、’08年ドラマ『ハチワンダイバー』で初主演を果たす。近年の出演作に連続テレビ小説『スカーレット』、ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』(21年)、『Sister』(ともに22年)など。現在、大河ドラマ『どうする家康』に今川氏真役で出演中。

“きみセカ”というプロジェクトが想像していたよりも大きくなった

—— 「君と世界が終わる日に」

「君と世界が終わる日に」がクライマックスに向けて始動しました。Season1より続投してきた主演の竹内さんは、ファイナル・プロジェクトのお話を聞いて、どんな感想を持ちましたか?

竹内さん「地上波ドラマからスタートした作品がHuluオリジナル配信につながって、劇場版でも描けることになって、純粋に嬉しかったです。自分が想像していた以上に“きみセカ”というプロジェクトが沢山の方に愛されているんだなと実感し、幸せな気持ちになりましたね。間宮響という役をずっと演じてきたことで表現の幅も広がりましたし、こんなに全力で挑める作品に巡り会えて、自分はすごく恵まれていると思います」

— このシリーズ化は、竹内さんご自身も想像していなかったことなんですね。

竹内さん「Season1が走り出した当初、Season2まで続くことは聞いていたんです。そこからSeason2の途中にSeason3が決定して。Season4と映画に関しては、Season3が終わって何カ月か経ったあとでしたね。もちろん続けられるということも嬉しかったんですけど、それと同時にこの作品を待っている方がいるんだなということを実感して。俳優としてすごく嬉しいことだなと思います」

— 溝端さんはSeason4で初参加となりました。もともとこの作品はご覧になっていましたか?

溝端さん「見ていました。話題の作品でしたし、日本の民放ドラマでゾンビ作品をやるっていうチャレンジが個人的に気になっていました。作り手の皆さんの熱意を感じる作品だけに、オファーをいただいたときはすごく光栄でした。竹内くんを中心とした熱の中に自分も入っていけることが嬉しかったです」

俳優・竹内涼真の“周りを巻き込む力”がすごい!

—— 溝端さんが映像の段階で熱

— 溝端さんが映像の段階で熱を感じていたきみセカチームに実際に入ってみて、何か驚いたことや印象的だったことはありますか?

溝端さん「キャストとスタッフさんの連携力は、やっぱりシリーズとして続いている作品だけあって、さすがだなと思いました。あとは竹内涼真っていう俳優の、周りを巻き込む力と熱量に驚かされました。最近の若い世代の人は自分の思いや感情を口に出して伝えるというよりかは、ほどよい距離感を保ちながらみんなで平和にやっていこうっていう考えを持っている人が多いのかなと思っていたんですけど、その概念を竹内くんは全部覆してきました(笑)」

竹内さん「本当ですか(笑)?」

溝端さん「いい意味で昭和の男の感じというか。彼のまっすぐな熱意にみんなが動かされていく現場が素敵だなと思いました」

— 具体的に竹内さんの周りを巻き込む力や熱量に圧倒されたエピソードはありますか?

溝端さん「それが最初からなんですよ(笑)。Season4の本読みが年明けすぐにあったんですけど、竹内くん含めSPドラマチームは、おそらく年末ギリギリまで撮影してたんだよね」

竹内さん「そうなんです。年末まで撮影していました」

溝端さん「それなのに年明けの本読みにも竹内くんが来ると聞いて、俺は正直休ませてあげたらいいのにって思ってたんですよ。そしたら“ついこの間まで撮影してました!”みたいな仕上がった状態で本読みの会場に現れて、『絶対にいい作品になりますから!』って熱い思いをみんなの前でストレートに伝えてくれたんです」

— まさに熱量あふれる開幕宣言ですね。

溝端さん「なんかそういうのって小っ恥ずかしくてできなかったりとか、自分の熱が相手にうまく伝わるかな、引かれないかなとか気にしちゃうじゃないですか。だけど竹内くんは怯えもせずに、ただただ熱く伝えていく感じで、全員が一丸となって作品を作っていく雰囲気を作るのがうまいなと思いました。あとで本人に聞いたら、自ら希望して本読みに来たみたいで、改めてこういう熱い人、今の時代にいないなと思って」

新キャストとコミュニケーションを取るために自ら本読みを提案

—— 溝端さんが印象的だった本

— 溝端さんが印象的だった本読みでの一件について、竹内さんサイドはどのように感じていましたか?

竹内さん「僕は早く新キャストの皆さんに会って、コミュニケーションを取りたい一心でした。今回のSeason4にいたってはその前にSPドラマを撮っている関係で、あまり準備期間がなかったんです。間が空かないのにキャストはほぼ総入れ替えみたいな状況だったので、今までの撮影で自分がうまくできなかったこととかも伝えながら現場の空気を作っていこうと思いました」

— 本読みをやろうというのも、竹内さん発信と伺いました。

竹内さん「“きみセカ”の良いところは、キャスト同士はもちろん、監督やプロデューサーの皆さんとの距離が近いところだと思っています。俳優のアイデアを届けやすい環境で、いろいろな人と意見交換できる場だよということを最初から伝えたいなというのと、自分の意見もどんどん言って大丈夫と新キャストの皆さんも感じて頂けたら、より作品が面白くなるんじゃないかと思ってプロデューサーの皆さんに相談させて頂きました」

——竹内さん演じる響もリーダーシップを発揮するキャラクターだと思うんですけど、俳優の竹内涼真さんも、響のように周りを引っ張っていく一面があるんですね。

竹内さん「皆さんも新年明けてすぐなのに集まってくださって、今回も絶対楽しくなりそうだなと思いました」

溝端さん「初めましての人が多いし、竹内くんも気負った感じでくるかなと思ったら、すごい嬉しそうに入ってきたよね(笑)」

竹内さん「すごく嬉しかったです」

溝端さん「主演が嬉しそうに入ってくる現場で、熱い思いを語ってくれているのを見ると、撮影に入っていなくてもいい現場かもと思いますよね」

竹内さん「その日は現場に5、6分前に入ったのですが、もう全員集まっていて、“みなさんすごく気合いが入っているな!”と思ったら嬉しくなっちゃいましたね」

生の意見をぶつけ合いながら撮影に励んでいます

—— そんな本読みから始まった

— そんな本読みから始まったSeason4の現場の雰囲気はいかがでしょうか?

溝端さん「現場の雰囲気、めちゃくちゃいいよね」

竹内さん「本当にいいです。もちろん大変なことや、うまくいかないこともありますが、皆さんとどうにか打開しようと試行錯誤することで、結果面白くなっているんじゃないかなと思います」

溝端さん「特殊なことが多い現場ですし、やってみないと分からないことが多いなって日々思います。それも現場で生まれた生の意見をぶつけ合いながらなのでどの瞬間もいい絵を撮ろうっていう熱意にあふれていて、一緒にやっていくのが楽しいですし、やりがいを感じています」

竹内さん「あとシンプルに仲が良くて笑いが絶えない現場です」

溝端さん「確かにそうだね」

— 仲の良さが垣間見えるSNSでのオフショットも人気ですよね。

竹内さん「それはまたこのファイナル・プロジェクトより盛り上がっていくと思うので、是非注目して頂けると嬉しいです!」

フォトギャラリー(全4枚)

Huluオリジナル「君と世界が終わる日に」Season4
3月19日(日)SPドラマ放送終了後からHuluにて独占配信
ゴーレムと呼ばれるゾンビに占拠された死と隣り合わせの終末世界。共に戦った仲間と最愛の人を亡くし、愛しい我が子までもが奪われた間宮 響(竹内涼真)は、悲しみの果てに闇へと堕ちていく――。すべてを失った男の「最後の希望」をかけた闘いを描くSeason4。極限のゾンビサバイバルが、クライマックスに向けて動き出す。
出演/竹内涼真、玉城ティナ、飯豊まりえ、前田公輝、桜井日奈子 溝端淳平

【衣装詳細】
竹内さん:ジャケット¥171,600(参考価格)(マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン/イーストランド☎︎03-6231-2970) パンツ¥132,000(エー レザー/エー ブティック☎︎070-3223-7530)その他スタイリスト私物
溝端さん:ジャケット¥62,700、パンツ¥44,000(ともにレインメーカー☎︎075-708-2280) シャツ¥29,700(イロコイ☎︎03-5704-7631)

撮影/花村克彦 ヘアメーク/吉村健(竹内さん)塩山千明(溝端さん) スタイリング/徳永貴士(竹内さん)黒田領(溝端さん) 取材/所 優里、石津愛子 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)