大草直子さんがオススメする、新しい自分に贈りたい「新しいリング」

今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!

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Buccellatiのリング

リングは、自分のためでもあると同時に、相手のため――そう、カンバセーションピースでもあったりする。「そのリング、素敵ですね」「とても似合っている」クロースな友達はもちろん、まだそれほど物語が始まっていない知り合いとの、最初のとっかかりだったりもします。

指先は、どんなタイミングでも一番目立つ人間のパーツだから、それも当然のこと。エスプレッソカップを持つ親指と人差し指、スマホに自然に添えられた中指と薬指。指をどう飾るかで、実は「自分は○○な人間です」と、確かに語ってしまうのです。

子どもの新しい学校で、セカンドキャリアをスタートした職場で。環境や人間関係が変わるタイミングに、ずっと欲しかったリングを手に入れるのは、とても理にかなっている気がします(笑)。

例えば、2019年に創業100年を迎えたイタリアのジュエラー、ブチェラッティの「オペラチュール」。製作のほとんどを、熟練のアルチザンが手作業で行う、という、大量生産の真逆にあるブランドです。

アンティークのような繊細さがありながら、身に着けると、どこか「今っぽい」。クラシカルなのに革新的で、なじむのに目立つ! ブランドのロゴのモチーフにインスパイアされたアイコニックなリングで、コミュニケーションの象徴で、願いを叶えてくれると言われる人差し指を飾って♡

「人とかぶらない」から、よりブランドの価値を高めて

まるでチュールのような、エレガントなセッティングが魅力的。ピアスやネックレスなど、シリーズで揃うから、少しずつ集めたい。和装にも、とても似合います。リング(右から)[YG×ブルーエナメル]¥319,000[YG×グリーンエナメル]¥440,000[YG×マザーオブパール]¥484,000(すべてブチェラッティ/ブチェラッティ)

大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。この雑誌が出る頃は、私のライフワーク『AMARC magazine03』(7月初旬発刊予定)の撮影が佳境なはず! テーマは美容にしようと思っています。少し「引いて見る美しさ」をテーマにする予定。

撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2023年4月号掲載時のものです。

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