NMB48貞野遥香「小さいころは、お母さんの着せ替え人形だった」幼少期の記憶を振り返り語る

ゲストの「人間性」に焦点を当てて対談するカフェ・ド・人間性。今回はNMB48のチームNに所属する貞野遥香さんにお話を伺いました。貞野さんはファッションやSNSが好きで、日頃から工夫をされているそうです。

水野しずが聞く、NMB48貞野遥香を形成したもの

ゲスト:NMB48 貞野遥香

2018年にNMB48の6期研究生としてデビュー。現在はチームNのキャプテンを務めている。

聞き手:イラストレーター 水野しず

しず:そういえば、貞野さんってバレエを長年やっているんですよね?

遥香:4歳から始めて、NMB48の加入前までやっていました。

しず:最初のころの記憶とかってあるの?

遥香:家族がホームビデオを撮ってくれていたので、レッスン風景とかは見たことがあります。

しず:当時、自分が何をやっているかわかっていたんですか?

遥香:一応、わかっていたと思います。バレエを始める前からフィギュアスケートをテレビで見て、憧れたりしていたので。

しず:そのころから、人前に立ちたい、パフォーマンスをしたいっていう思いがあったんですね。

遥香:おませさんでした(笑)。

しず:コンクールも出ていたんですか?

遥香:はい。バレエをやめる前に出ていた全国コンクールでは入賞もしたんですけど、自分の骨格がバレエに合っていなかったので、限界は感じてました。

しず:それでも11年続けたのはすごいですね。

遥香:そこは誇れるところだと思います!

しず:ファッションへの興味は何歳くらいからあったんですか?

遥香:お母さんが昔、アパレルの仕事をしていて、私が小さいころから、私のコーディネイトにもこわだってくれていたんです。昔のアルバムを見ても、服のコーディネイトの写真がずらっとあったりして。

しず:幼少期からおしゃれな格好をしていた人ってすごく羨ましいですね。自分でファッションを意識するようになったのは何歳くらいから?

遥香:小学校の高学年くらいです。私の周りも同じくらいにおしゃれに目覚めた子が多くて。

しず:当時はどういう系統の服を着ていた?

遥香:PINK-latteが好きでした。

しず:甘い系統が好きなんですね。何を見て影響を受けていたんですか?

遥香:雑誌もよく見ていたし、YouTubeにアップされているコーディネイトとかもそうだし、あとはやっぱり、お母さんに聞くことも多いです。

しず:親がおしゃれだと強いですよね。

遥香:小さいころは、お母さんの着せ替え人形だったと思います。お母さんからは、「もう一回人生を歩ませてくれてありがとう」ってよく言われます(笑)。

しず:最大級の感謝(笑)。お洋服を買うときは、どんなことを考えているんですか?

遥香:どちらかというと、直感タイプかもしれないです。「これ可愛い!」と思ったら、すぐに買っちゃうことが多いので。

しず:ネットよりも実店舗で買うタイプ?

遥香:ネットで買うときもあるし、ネットで見てお店へ行くこともありますね。

しず:服を買うときに、ピンとくるポイントってあったりするんですか?

遥香:直感で可愛いと思うものは、丈感だったりフィット感だったりが多いです。

しず:なるほど。今はこうしてアイドル、モデルとしてやっていますけど、女優としての方面にも興味があるみたいですね。

遥香:そうなんですよ。ちょうど今年2月に、私にとっての初舞台(『沙也可~海峡を越えた愛~』)があったんですけど、稽古をやってみて、自分じゃない自分になれるのがこんなに面白いんだって思ったんです。台本を読んで、いろいろな気持ちを考えたり。もちろん大変なことも多かったけど、悩んでいるのも楽しいって思えた稽古期間だったので、よりいっそう女優のお仕事をやりたいっていう気持ちが大きくなりました。

しず:バレエも表現の要素があるから、通ずるところがあるのかもしれないですね。バレエをやっていたときも、演劇的な意識を強く持っていたんですか?

遥香:そうですね。バレエのときも表情とか気にしていたので。私が好きだったのは「くるみ割り人形」の演目なんですけど、最初から最後まで物語があるので、見ていても楽しいし、やっていてもキラキラした世界観で好きでした。

しず:どんな役だったんですか?

遥香:私は金平糖の精の役でした。主人公のクララが憧れるバレリーナの役だったので、キラキラ輝いていようっていう気持ちでしたね。

しず:アイドルと同じですね。アイドルのパフォーマンスのときもキラキラ輝くイメージですか?

遥香:そうですね。でも、アイドルも曲によって変わるから、いろんなイメージになります。私が所属するチームNの公演は、強めでカッコいい感じの楽曲も多かったりするので、曲に合わせていろんな自分を出してます。ファンの方からは「アイドルじゃないみたい」って言われるくらい(笑)。

しず:クールな曲でやりきってくれるタイプの人っていいなって思います。

遥香:本当ですか!

しず:モデルや女優の仕事でもいろんな形で出し切れるといいですね。

遥香:ありがとうございます!

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