【正しいビタミンCの摂り方】とは?甘酸っぱくて美味しいと感じたら足りてない証拠

ビタミンCしっかり摂れていますか?ビタミンCは紫外線ケアだけではなく、体の健康維持に必要な栄養素。一番肌に必要な栄養素なのに、体内に満ちていなければ表面から塗っても本来の効果が発揮されません!ドクターにビタミンCの正しい摂り方を教えてもらいました。

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紫外線ダメージの予防&リカバリーどちらにもビタミンCが間違いない

臓器の中で、一番ビタミンC濃度が高いのが皮膚。皮膚は活性酸素の消去に加えて外からの紫外線ダメージの回復のため、より多くビタミンCを欲するのです。ビタミンCはサンスクリーンとしても抗酸化剤としても作用を発揮するので、紫外線の防御反応としては塗ることが大事ですが、それは体内に満ちている前提ありき。

不足していると、せっかく表皮に塗ってもビタミンCが足りない臓器に移動してしまい、本来の役割を果たせないことになるので、ビタミンCを体の内外から十分量を摂取することが健やかな肌作りの基本。「飲む日焼け止め」にもビタミンCは入っていますし、日焼けの抑止に必須なのは抗酸化とブロックなので、ビタミンC摂取が間違いありません。

高濃度ビタミンC療法の第一人者。美容医療施術の他、ドクターズコスメ開発など肌トラブルを治すだけではなく、健康で綺麗な肌を作るために邁進中。

教えてくれたのは……青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎先生

目安は朝昼晩の3回!“適正量をこまめに”なビタミンCの摂り方をおさらい

Q. 体の中に十分足りているかの見極め方は?
A. 口にして「美味しい」ときは足りてない証拠
パウダータイプや食べるタイプのビタミンCを摂取したときに、感じる味が見極めのポイント。ビタミンCが不足しているときは体が欲しがっているので、甘酸っぱくて美味しいと感じます。

Q. 摂るべき量、頻度は?
A. 1回1,000mgを、朝昼晩と分けて
過剰摂取しても体が吸収できずに排出されてしまうので、1日1回より3回に分けるのがベスト。1回の目安を1,000mgとして、朝昼晩のご飯のタイミングで一緒に摂取するのが良いでしょう。

Q. 摂るべきタイミングは?
A. 目的に応じて食前か食後に
すごく疲れていて一刻も早く体調を良くしたいなら食前。血中濃度が30分ほどでMAXになりますが、その分下がるのも早いです。ゆっくり吸収させて、じわじわと血中濃度を上げたいなら食後に。

Q. ビタミンCの種類、剤形での違いは?
A. 継続しやすい形、タイプでOK
リポソーム型は吸収効率が良く、朝晩飲めば十分なので日中飲めない方は続けやすいですし、リーズナブルな錠剤の方が続けやすい人もいます。どんな形状を飲むかよりも、持続できるかが大事です。

Q. 併せて摂るとオススメな成分は?
A. ビタミンB2、B6やグルタチオン
ビタミンB2、B6やグルタチオンを一緒に摂ることで、ビタミンCの抗酸化作用を強化してくれます。他にも、食品でも摂取しやすいアスタキサンチンやリコピン、βカロチンもオススメ。

\おまけ/
焼けそうなイベント前には、ビタミンC点滴もひとつの手!
ビタミンCが体に満ちて表皮にも足りているときは、サンスクリーン作用でそもそも焼けにくい体に!アフターケアで焦るより、日差し対策の事前準備として点滴を選択肢に。

2023年『美ST』7月号掲載 撮影/五十嵐 洋 取材/門脇才知有 編集/浜野彩希

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