綾瀬はるかさん「家事が好き。料理本で気になるものは全部作っています」

普段はおっとりした柔らかい雰囲気ながら、役柄に入ると、清純派から三枚目、ヒール役まで見事にこなす、プロフェッショナルな俳優・綾瀬はるかさんが美ST初登場!

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どんな時も「ま、いっか!」の甘やかし精神で肌も心も上向きに

「買っておいた料理本の中で、最近作ったのはだし巻き卵と鶏肉のサラダ。スパイスをかけて焼いた鶏胸肉をサラダにのせて、オリーブオイルとお醤油を。すごく美味しくできました」。

ジャケット¥88,000(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン) Tシャツ スタイリスト私物、パールイヤカフ¥35,200(ヒマリ)

お話を伺ったのは……俳優 綾瀬はるかさん

《Profile》 1985年広島県出身。’00年デビュー。映画『ハッピーフライト』、『海街diary』、ドラマ『ホタルノヒカリ』、『義母と娘のブルース』、『天国と地獄〜サイコな2人〜』など数多くの作品で主演・ヒロインに。

実は家事が意外と好きです。断捨離しようと思い立ったら、家中を掃除するようにしています。すると物だけじゃなくて、いろんな過去と向き合ってカタをつけていくことができるんです。家を掃除して、要らないものを捨てていくのは楽しいですよ。 何を残すかは、本当は〝ときめく〟ような感覚だけでいいんでしょうけれど、つい頭で、これ使うかもしれないなって考えてしまって片付けが止まってしまうことも(笑)。本が一番難しいですね。思い出深い本がたくさんあって、料理本も、まだこれ作ってないしな〜って読み返しちゃって捨てられないんです。でも、それを見て、〝今から作ろう!〟って料理を始めたりする時間も楽しんでいます。最近、家を掃除して、置いてある料理本を見て作りたいものは全部作ろうと思い立って実行してるんです。 オフの日は掃除や料理のほかにも、洗濯をしたり溜まったテレビ録画を見たり、行ける時はジムに行ったり。インドアもアウトドアも好きです。人と話している時、食べている時、運動している時、あとはお風呂に入っている時もお散歩している時も好きだし、毎日の日常に小さな楽しみがたくさんあります。でもやっぱり、一番シンプルで楽しくなれるのは、食べることかな。食って一番楽しくないですか(笑)?家に一日中いる時は、好きなものを好きな時間に永遠に食べられるのが嬉しいです。嫌いなものがないし、食べたいものは我慢せずに食べるのが幸せ。

普段、一生懸命頑張っているからこそ言えることですが、時には我慢せずに自分をちゃんと甘やかしてあげることも大事かなと思います。なんとなく調子が良くないなと感じる時も、〝まぁ、これが今の自分の中での最善!〟みたいな感じで思い込むようにして(笑)、自分に甘く生きてます。

何かに落ち込んだ時でも、自分に〝私、頑張ったよね〟って、できるだけポジティブな言葉をかけてあげるようにしています。いつからそうなのかは覚えてないんですけど、でも昔からよく〝ま、いっか!〟って言ってるよねと周りにも言われていましたね。今はむっちり期でお尻が大きいところが気になったり、細い人は羨ましいなって思いますけど、コンプレックスがあっても〝ま、いっか!〟精神で(笑)。

学生の頃は陸上部で筋トレをたくさんやってたので、筋肉質なんですよね。ちょっと筋トレをやれば筋肉がついちゃうタイプ。子供の頃から鎖骨が出ていて、おばあちゃんとお風呂でくぼみにお水を溜めて遊んでいたこともあるくらいしっかりしていたんですけど、今は鎖骨が綺麗だと言っていただくこともあって、嬉しいです。自分では気になるところも、周りの皆さんから見ると違う印象に見えていることもあるように、物事はポジティブに思えた方が人生は楽しいですよね!

2023年『美ST』9月号掲載 撮影/三瓶康友 ヘア・メーク/中野明海 スタイリスト/山本マナ 取材/門脇才知有 編集/漢那美由紀

美ST