【30代女子の悩み相談】男女の友情は成立する派なのですが、同性の友達に理解してもらえません

美容界で熱烈な支持を集める“皮膚の変態„であり、人生を謳歌する先輩でもある、大野真理子さんのお悩み相談連載。恋に仕事に、人間関係に悩める30代へ、真理子様の金言を贈ります。今月は同性の友達や上司との人間関係に悩む読者のお悩み!

〈お悩み〉男女の友情は成立する派なのですが、同性の友達に理解してもらえません。会社では女上司に意地悪な態度を取られて、もやもやしています。改めて人間関係って難しいなと…。

異性のほうが話しやすいこともあり、男友達が多いタイプです。結婚後も変わらずなのですが、男女の友情は成立しない派の女友達には理解してもらえません。「旦那さんはそれで大丈夫なの?」と心配されたり、遊んでいると思われたり。友達ですが、関係性や会話内容が難しいなと感じてしまいます。また会社では、とにかく噂話が好きな女上司との関係性にもやもや…。意地悪な態度も取られるし、どう接したらいいか分かりません。(30歳・メーカー勤務)

無意識に相手の価値観を変えようとしていませんか?相手との”共通言語で人間関係はもっと円滑に!

女友達に女上司、相談者さんは同

女友達に女上司、相談者さんは同性と上手くやっていくことに苦手意識があるのかな?相談内容からまず私が思ったのが、男友達が多いことを誰かに理解してもらう必要があるのかということ。それは男友達に限らず、自分の交友関係を人に肯定してもらう必要ってあるのかしら。どんなシーンでも、〝その場に相応しい会話〞がそれぞれありますよね。その場にいる人が「それ、めっちゃ分かる〜!」と共感できる話をしたほうが、断然コミュニケーションは円滑になるはず。たとえば結婚10年目で子育てに奮闘中の人に、「男女の友情ってありますよね」みたいな話をしても、「えっ?理解できない」ってなるよね(笑)。男女の友情を肯定してほしいなら、男友達が多い友達にその話をするとか。やっぱり自分の考えや価値観を変えてまで相手に合わせなきゃいけないのはしんどいものだから。それが仕事のクライアントなら「素敵ですね」と合わせるだろうけど。相談者さんの友達としては自分と価値観が合わない話をされているわけだから、「旦那さんは大丈夫なの?」と言ってしまうのは仕方ないことだと思います。相手の価値観を変えようとしない。この視点を持つことも、良好な人間関係を築くのに必要だと思います。実は職場の上司と上手くいっていないのも、もしかしたらあなたがその場に相応しくない会話をしてしまっている可能性だってあるかもしれませんよね。

ここまで少し辛口なお答えになってしまいましたが、人間関係やコミュニケーションを円滑にするには、気負いすぎず、なんてことない会話を身につけるといいですよ。すごくオススメの会話内容があって!誰に対しても鉄板ネタなのが、「食べたいけど、痩せたい」っていう話!これはもうね、どこで話しても共感の嵐(笑)。特に年上の女性に話すと、「何言ってるのよ、もっと痩せにくくなるんだからね〜!」と笑いながら話してくれます。逆に食べたい気持ちが強い人だったら、「あそこのプリンが美味しかった」みたいな話から、どんどん膨らんでいきます。この鉄板ネタ、ぜひ使ってみてください!心に刺さる的確な話ができたら、女上司も一生喋ってくれると思いますよ(笑)。基本的には自分ではなく相手の話を大事にしてあげれば、人間関係は円滑になるものです。もちろん相手によっては話したい人、話したくない人がいると思うので、相手によって"共通言語"を見つけていくことがポイントです。

間違いない共感ネタとしては、ダイエットや美味しいものの話、みんなが好きな占いの話、あとは美容の話もいいですよね!話題のコスメとか!そうだ、みなさんシルバニアファミリーはご存じですか?コスメの限定パレットって、シルバニアファミリーのキッチンセットに似ていると思っていて。「あぁ〜、可愛い。可愛いからとりあえず買う!」みたいな(笑)。「シャネルの限定パレット見た?めっちゃ可愛いよね」「やっぱ買っちゃう?並ぶのキツイから、予約がいいかな」とかね。そんな簡単な会話術から身につけていきましょう!

今月の真理子様

新しいお仕事の準備をしています

新しいお仕事の準備をしています!
アパレルに美容のお仕事に、秋に向けて新しいお仕事が始まるので打合せに行ってきました。頑張るので楽しみにしていてください。

アパレル・コスメ会社経営/美容家 大野真理子さん
スキンケアや美容医療への豊富な知識から、〝皮膚の変態〟として一躍話題に。人生相談も多く寄せられ、インスタライブ『真理子会議』では、婚活女子や夫婦仲に悩む女性を数多く救っている。

撮影/河野 望 イラスト/本田佳世 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc