アナウンサー政井マヤさんの「不登校になった2人の子どもを救ってくれた」ものとは
「不登校になった2人の子どもを救ってくれたのはYouTubeでした」と語る、フリーアナウンサー政井マヤさんにお話を伺いました。
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政井マヤさんProfile
1976年生まれ。上智大学卒業後フジテレビ勤務を経てフリーに。現在は教育番組のMCやラジオパーソナリティ等で活躍。夫は俳優の前川泰之氏。
YouTubeは図書館!
興味と学びの方法や選択肢は無限大です
以前子ども2人が小学生の時に不登校を経験しましたが、行かなくなった理由も期間もそれぞれで、特に1人は長く続いて…。今は毎日元気に登校していますが、休みがちだった最初の頃は〈なんとか学校に行けるようにしたい〉〈学校の勉強に遅れが出たら心配〉とレールから外れるのが怖かった私。
一方で、夫は周りと比べず、その子自身の道があるという考えで、趣味のアウトドアや博物館に連れ出しては、さまざまな体験をさせていました。両親ともに焦っていたら、子どもたちはもっとプレッシャーを感じていたと思います。
〈無理に学校には行かせない〉と腹を決めてからは、世の中は「学校と家」だけではないし、勉強も学校の「授業と宿題」だけではないと意識するようにしました。勉強は〝学び〟と広く捉えることで、日々、何かの学びを続けていれば、学校を休んだってOKと思えるように。
広く世の中を知ってほしい、多様な学び方がある――そのために活用したのがYouTubeでした。
私がPCを開いて「これ面白いよ」と声をかけると、私の横に来て一緒に見るようになって…。そのうち、自分で興味を持ったテーマの動画をどんどん深掘りするように。お気に入りYouTuberは、葉一さんや小島よしおさん。TED-Edの短めのプレゼンや英語版を字幕付きでも見ていました。学校にこだわっていた私も、教育系YouTuberの動画に触れ、子どもたちの中に「好き」が芽生え、生きるための「ツール」が養われて、世界がどんどん開かれていくのを実感。その延長で学びの場に戻れる自信を育むことができました。
高1娘、中2息子、年長の息子。子どもたちと過ごす時間はとっても大切。
だからYouTubeがいいと思う!
- 個々のレベルに合わせて〝学び〟が進められる
- エンタメを入口にしながら社会問題を話すきっかけにも
- 英語での視聴をはじめ、世界への扉が広がっている
撮影/吉澤健太 ヘア·メーク/渡辺みゆき 取材/羽生田由香 ※情報は2023年9月号掲載時のものです。
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