アイドル・佐藤勝利として存在をリスペクトしているもの
Sexy Zoneの佐藤勝利をbis視点で描写する連載“bis homme”の第19回は「Spark」。キラッと光るアイテムを身につけたファッションで撮影し、煌めくものや心が高ぶる瞬間についてインタビュー。今回で連載3周年を迎えた心境も語る。
キラキラとした輝きは、アイドル・佐藤勝利としてのアイテムのひとつ
今号のテーマは「Spark」。宝石などの輝きや感情の高まりを意味します。輝きといえば、僕らアイドルの衣装はキラキラしているものが多いです。日本ではアイドルのイメージが強いみたいだけど、世界ではマイケル・ジャクソンとかブルーノ・マーズなどアーティストの方達もキラキラした衣装をよく着ていますよね。何万何十万人っていう単位の観衆の前に出るとき、シンプルな衣装でステージに立つより、キラキラしていたほうが映えるってこともあるのかな。僕もステージに立つときは「もっとキラキラさせようよ!」って衣装に光るものを足してもらっていたこともあります。今僕にとってのキラキラとした輝きは、アイドル・佐藤勝利としてのアイテムのひとつだし、むしろその存在をリスペクトしているくらいです。普段の僕はキラキラとは無縁の生活をしているんです。部屋のインテリアや家具もシンプルだし、洋服や小物類も光ったものはほとんどありません。若気の至りで昔はスタッズとかがちょっと付いているものを持っていましたけど、それはキラキラ世代の後輩にあげてしまいました(笑)。喜んでもらえているかはわかりませんが「欲しい」って言われたら後輩達にあげています。先輩達がそうしてきたのを見ていたので、僕も倣ってやっている感じですね。
気持ちを抑制するように心のブレーキは強めに踏むタイプ
気持ちが高ぶるときといえば、作詞をしているとき。筆が進んでいく瞬間があるんです。「あ、このまま書きすすめられるかもしれない」って思うと、アドレナリンが出てくるようにテンションが高くなっていきますね。逆にそうならないと書き終わらないです。深い時間になってることが多いんで、寝るのも遅くなっちゃうけど、そんなことも忘れて没頭しちゃう。ソロ曲『雨に唄えば』は舞台『Endless SHOCK』の公演中に書いたので、スケジュール的にもハードでした。舞台で殺陣をやっているときも気持ちが高ぶっていますが、危険と隣り合わせにあります。どこかで「人を傷つけてはいけない」という冷静さを持ち合わせていなければならないので、気持ちを抑制するように心のブレーキは強めに踏むタイプだと思います。どちらかというとあがり症だし、高ぶりやすいほうだと思うのでこれ以上入り込んだらヤバい、とブレーキを踏みます。生放送とかでもそうですけど、どこか冷静な自分がいるので、ちょっとしたアクシデント的なものにも対応することは得意かもしれないですね。僕は理性が働きがちなんです。逆に、理性を忘れるくらい自分の感情のままに行動できる人がうらやましいときもあります。ないものねだりなのかもしれないですね。
連載3周年の間で変わったこと
この連載も3年になるんですね。bisは新たな自分を見せられる貴重な場所だなと思っています。話もいろいろなテーマでがっつり話すことができてうれしい。この3年間で変わったことといえば、今までやってこなかった役を演じたりもして、新しいことにチャレンジしていくことが大切なんだなと思うようになりました。今まで選り好みしていたわけではないんですけどね。自分の興味のあるものだけでなく、これからもどんどん新しいことに挑んでいこうと思っています。今回も着ましたが、半ズボンには慣れましたよ。これがbisなんだなって思います(笑)。
Interview_Izumi Takeshima