【50歳で肺年齢が90歳と宣告】されたカリスマモデルの健康法とは?
モデル歴35年、美STの顔と言っても過言ではない吉村ミキさん。ずっと変わらず美しいイメージですが、産後には太ってしまい焦ってダイエットしたことも。50歳で大きな手術を経験し、キレイでいるために本当に大切なことに気がつきました。
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モデルになって35年。何度も挫折したけど キレイになるのは痩せることじゃなく健康でいることだと、ようやく気がつきました
私ってミーハーなんだと思います。50代になって水泳を始めたんですけど、女優の吉永小百合さんがCMで水泳なさっているところを見て、素敵だなぁと思ったのがきっかけでした。水泳って全身を使うスポーツだし、肺も鍛えられます。人間ドックで肺年齢が90歳と言われ、大腸の手術で腹筋運動ができない私にとってはうってつけのスポーツ。あとはデヴィ夫人。80代でもいろんなことにチャレンジされています。そんな姿に憧れて、私も何でもチャレンジしようって。単純ですね(笑)。ともすれば50代って「もうおばさんだから」って言いがちだけど、それを言い訳にすると本当にそれまでになっちゃうから。フリフリの服だって、短パンだって着たいし、まだまだ楽しみたいじゃないですか。私の人生って、振り返ってみるとそんなに浮き沈みがなくて平坦なんですよね。高校2年生の時にスカウトで芸能やモデルの仕事を始めましたが、元々興味はありませんでした。人前に立って何かするなんて向いてないって思ってたんです。それでも今まで続けた理由ですか?何だろうな、やっぱり人とのご縁ですかね。私に興味を持って、仕事に呼んでくださるわけだから、リクエストには最大限応えたい。「できません」なんて言いたくないですね。美STのお仕事も、39歳の時に声をかけてもらわなければ今の私はありませんから。50歳の時の大腸ポリープの手術と入院は、その後の人生を考えるきっかけになりました。それまで当たり前のように健康だったのに、突如、人工肛門の可能性も出るくらいの大事になってしまったんです。入院中は食事もロクに摂れず、体重は40kg台に。げっそりしてお化けみたいで、痩せても全くキレイじゃなかった。その時の姿は自撮りして、今もスマホに入っています。あの時の自分に戻らないためのお守りですね。ダイエットは無理せず、できることをゆるっと継続。人生の目標はあえて立てず目の前の仕事に全力でいる方が私にはストレスがなくて、今が一番、自分でいることに居心地の良さを感じています。
<衣装クレジット>
ニットベスト ¥19,800(セット/ジャパンブルー)ピアス ¥27,500(アナプノエ/フォーティーン ショールーム)
2023年『美ST』11月号掲載
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア・メーク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/中村智香子 取材/キッカワ皆樹 編集/伊達敦子