アートが背景の絶景!トラベルフォトグラファーさんオススメのスポット【岐阜・養老天命反転地】

絶景撮影のcocoさんが家族で車に乗っている

行楽シーズンのお出かけは、きれいな景色が目的のひとつになりますよね。また、行先だけでなくクルマでの道中でも感動的な風景に出合えるかもしれません。今回はInstagramでカラフルな写真を発信しているcocoさんに、おすすめの撮影スポットを教えてもらいました。

絶景撮影のcocoさん プロフィールの家族写真

cocoさん

愛知県在住、5歳の双子の女の子のママ。色彩豊かな写真撮影が得意で、写真講座や商品撮影の仕事を行いながら子連れ旅のおすすめ観光スポットやホテルの情報をInstagramで紹介中。
Instagram @1019_coco

【cocoさんの過去の作品】

絶景撮影のcocoさんの作品

【左】沖縄の名護市にある海カフェ「FIFI PARLOR」。ブランコに乗れば海風も感じられます。【右】奈良県の総本山長谷寺。階段にカラフルな紫陽花が並べられるのは梅雨の時季だけ!


【cocoにとっての絶景とは?】
「旅育」を通して絶景と子どものベストショットを撮影

トラベルフォトグラファーとして活躍するcocoさん。家族旅行を通して、お子さんの豊かな心を育む「旅育」に取り組んでいます。

「もともと旅行が大好きで日本中のいろいろなエリアに家族で出かけていますが、特に沖縄が好きで年に1回は必ず訪れています。写真に沖縄の美しい海が入るだけで、明るく元気な雰囲気になるところがお気に入りなんです」

普段は月2回のペースで旅行や近隣の観光スポットに家族で出かけています。自然の風景だけでなく、現代アートの作品やお花畑など「そこでしか見られない景色」の撮影も楽しんでいます。

「たとえば私たちの住む愛知県だと、離島の『日間賀島(ひまかじま)』や『佐久島』もおすすめです。佐久島には屋外型のアート作品が点在しているのでかわいい写真がたくさん撮れるんですよ」

「旅育」に取り組みながら「そこにしかない景色」を求めて

独創的なデザ真 全体の抜け感や色彩の濃淡 を楽しむインが目を引く「養老天命反転地記念館」のパステルカラーの外壁を生かしてスマホで撮影。「青空を広く入れることで写ことができます」アート作品と自然の風景を一緒に撮影するのもおすすめ。お揃いのポーズで撮ればまるで作品に溶け込んだかのような個性的な一枚に!日本列島をモチーフにし、丘や回遊路で形成された「楕円形のフィー ルド」では傾斜を生かした抜け感のある写真を撮影できます。(ミラーレスカメラで撮影)

【撮影したロケーション】

養老天命反転地の建物

【養老天命反転地】

現代アーティスト荒川修作氏とパートナーで詩人のマドリン・ギンズの構想を実現した巨大体験型アート作品のテーマパーク。岐阜県養老郡養老町高林1298-2 ☎0584-32-0501(入場料)大人¥770、高校生 ¥510、小中学生 ¥310 (営)9:00〜17:00(最終入場16:30)(休)火曜、年末年始

【立ち寄りスポット】

養老の滝

日本の滝百選にも選定された落差32m、幅4mの迫力あふれる滝。周囲は自然にあふれていて秋には見事な紅葉も楽しめる。岐阜県養老郡養老町高林1298-2 ☎0584-32-0501(営)9:00~17:00 (休)年末年始

【絶景撮影のコツ】

【1:子どもはできるだけ手前に来てもらう】子どもを主役に撮影したいときに は建物や自然に埋もれてしまわな いようにできるだけ立ち位置を手 前にして構図を調整します。【2:パパの立ち位置は子どもにおまかせ!】パパも一緒に撮影するときには子どもに立ち位置やポーズを決めてもらうのもおすすめ。楽しそうな様子がそのまま写真にも表れます。【3:空を広く入れて開放感を演出】写真に空が入るだけで明るい雰囲 気に仕上がります。カメラを低い位置に据えてベストなバランスを探してみて。【4:ニコンのミラーレスカメラを愛用】「自然の風景や街並みの色彩が鮮やかに写るニコンのカメラがお気に入りで、現在はZ6Ⅱという機種で撮影しています」

みなさんも家族の思い出になる絶景を求めて、出かけてみませんか?そして撮影した素敵な景色は、スマホに収めておくのではなく、可愛いフレームに入れて飾ったり年賀状にしたりと形にするのもいいですよね!

Mart2023年秋号「いざ!『絶景』探しのクルマ旅」より

撮影/山下忠之(取材分) 取材・文/丹下紋香

© 1997 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate 19 of Madeline Gins.