言語学の専門家に聞いた!「相手を喜ばせて、印象に残りやすい」あいづちのパターン集13選

日本では控えめなことが美徳とされる一方で、名前や顔をなかなか覚えてもらえなかったり、いまいち自分の存在感を出せないのってやっぱり悲しいですよね…?「印象が薄い人」になってしまう原因と上手な印象の残し方について考えました。

言語の専門家・堀田秀吾さんが教えます「印象に残る話し方」のコツ

話し方を工夫するだけでも、印象の残り方は格段に変わってくるそう。言語学の専門家・堀田先生のアドバイスをぜひ実践してみて。

    話し方を工夫するだけでも、印象

    敬語だけだと会話も単調にアクセントでタメ口をはさもう
    礼儀正しく終始敬語で話すことは「無標」な話し方なので印象には残りにくいもの。敬語をベースに上手にタメ口を入れるコードスイッチング(言葉の切り替え)は距離感を上手につめるいい方法。ポイントは「うれしい」「おいしい」などいい感情をタメ口にすること。相手に対して失礼にならず自然に距離を縮められます。社会的動物である人間が「距離が近い人」を覚えようとする本能を活用することにもなります。

    話し方を工夫するだけでも、印象

    その〝あいづち〟、無難すぎです使えるバリエを持っておこう
    自分から積極的に話すのが苦手な人は聞き上手になることで印象に残ることも可能。そのためにはあいづちが重要になります。気の利いたあいづちができると印象を深められます。あいづちが上手な人に対しては相手も気持ちよく話すことができ、心理学でも相手を気持ちよくさせると印象がよくなると言われます。日頃から「相手が気持ちよく話せるあいづち」をストックして使いこなすことで、印象に残りやすくなれるはずです。

【あいづち集】
●あります、あります! ●いいですね! ●驚きました ●完璧ですね ●最高ですね ●尊敬します  ●たまりませんね ●天才じゃない?  ●深いですね ●勉強になります  ●持ってますね ●ラッキーですね ●ワクワクしますね

教えてくれたのは…堀田秀吾さん(明治大学 法学部教授)
言語学博士。司法コミュニケーションを専門に言語学、心理学、法学の知見を融合した研究を展開。テレビなどでも活躍し、『なぜか好かれる人がやっている絶妙な存在感の出し方』など著書も多数。

イラスト/松元まり子 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc