ベッキーさん(39) 40代は手を抜く!子どもにも頼る「無理しない子育て術」

今年3月に40歳になるベッキーさん。芸能生活25周年も迎えたいま、仕事に思うこと、結婚生活や子育てで感じていることとは? 元プロ野球選手の片岡保幸さんと結婚6年目。女の子2人を授かり、無理なく肩の力がやっと抜けてきたのだそう。40代をもっと楽しく過ごすための、ベッキーさんのルールと、子育て術も教えてもらいました。

▼あわせて読みたい
ベッキーさん(39)「私はダメな母親?」「心が壊れそう」予想外だった壮絶すぎる産後

ベッキーさんprofile

1984年3月6日生まれ。神奈川県出身。14歳でデビューしバラエティやトーク番組、雑誌などで人気に。現在はタレント活動の傍ら、洋服のデザインや絵画、スキンケアブランドのプロデュースなど多方面に活躍中。2月11日には一夜限りのアコースティックライブを開催予定。2019年に元プロ野球選手の片岡保幸さんと結婚。2歳3歳の女の子のママ。

結婚生活…それはお互いのルールブックを作る作業

夫は穏やかで、人生でキレたことがないという人。そんな人をキレさせてしまう私(笑)。夫婦といえど他人同士。価値観の違いを照らし合わせる作業が必要だと思いました。結婚生活は長距離走だとも思うので、スタートダッシュが大事。初期に起こった夫婦ゲンカの仕組みや原因を理解したら、今後減るんじゃないかな?と、カウンセラーに相談することにしました。

そこでわかったのが、私は白黒ハッキリ派で、夫はグレー派ということ。ケンカをした時、ムッとして何も話さない彼に対して、私は理由を聞き出したいのですが、先生から、「気持ちを白黒ハッキリ決められないグレーさんは、放っておくのがいちばん」と言われ、なるほど…と。ケンカって感情的になるけれど、頭で仕組みを理解したら落ち着くものなんですね。大きめなケンカがあった時にはZoomで相談しています。カウンセリングっていうと堅苦しいから、私は‟勉強会“って呼んでるんですけどね。

夫婦関係と、子育てと、お互いの考えを擦り合わせていくうちに、夫の中で私の‟トリセツ“ができたみたいで(笑)。今や、私の体や心の変化を感じ取って、いきすぎた時にはブレーキをかけてくれるようになりました。まるでセコンドですね。「ベッキー、友達と飲め!サウナ行け!」と私が爆発しないように調整してくれています。だんだんと大きなケンカは少なくなってきたかな?

「やらなくていいよ」は前フリでしょ?って思ってた

人に尽くすのが好きで、「いかに相手の役に立つか?」が私のテーマ。例えば夫がゴミを捨てようとしたら、すかさずゴミ箱の蓋を開ける!30秒先の彼の行動を読んで、お役に立ちたいって思うんです。点数稼ぎなのかなぁ。夫に嫌われたくないし、隣で寝たら(いびきかくかも)って緊張して眠りが浅くなるので、お部屋を分けてもらってもいます(笑)。

仕事で忙しい時、夫は「ご飯作らなくていいよ」と言ってくれるのですが、(ここで作ったらポイント上がるし、彼が喜ぶ!)って、バラエティの前フリみたいな思考になって、いざ料理ができたら体力限界でグッタリ…。「作らなくていいって言ったじゃん」と夫から怒られ、「でも大丈夫だと思ったんだもん」って泣く私。TVでの行動と考えの癖が抜けなくて、負のループになってました。

ただ、体力的・精神的に限界がきて、家事代行をお願いすることにしたら、めちゃめちゃ楽になったんです。頼る=怠けると思っていたんですよね。でも頼ることで家族への対応も良くなって、私も夫も子どももwin×win×winだなと!それからは、〇〇しなきゃいけないという思考から、何をしたいのか、自分にインタビューすることにしてます。「料理やんなきゃ〜」じゃなくて、「料理したい?」→「したくない」→「じゃ、やらない」。ちょっと、自分を大事にできるようになってきたのかもしれません。

子どもにも、「子育てって大変なんだよ〜」って教えちゃう

最近夫が、中学生チームの野球監督に就任したこともあり、青少年の教育について学んでいるので、「私にも教えてください!」とお願いしています。子育て方針が夫婦で違う時も‟作戦会議“と称して話し合うし、共同経営者って意識でいるのかも。「ママが子どもを叱る時はパパがその空間にいてはいけない。終わった後にママが出て、パパが入って子どもの心をケアする」「叱る時は人格は絶対否定せず、いつもはいい子なあなただけど、今やったことは悪いことと諭す」とか、ちゃんとルールを決めています。

昔はママが子どもの前で元気でいないといけない風潮がありましたが、それって限界ある気がします。私は逆に子育てのリアルを子どもに教えたい。だから、ちょっと無理!ってなった時は、「みんな聞いて!今日はダダ(パパ)がいなくてママ、すっごい大変な日。覚えておいて!」とか、「ママは今パンクしそうだから1人の時間作りまーす。2人で遊んでくださーい」と高らかに宣言します!

2人だけで遊んでなさいって言われると子どもは嫌がるけれど、ミッションを与えられると子どもって喜ぶんですよね。「OK!みんなミッションね。2人でどれくらい遊べるか?ゲーム!」って伝えて、遠くの部屋で私はウヘェ〜って(笑)。他人に頼ることを覚えた私は、子どもにだって頼る!子どもだって、ママにハッピーでいてほしいはずですしね。

40代は手抜きする!がテーマ

私、自分の年代ごとに、実はテーマを決めているんです。10歳までは家族の時間を大切にする、10代は学び、20代は仕事を頑張る、30代は肩の力を抜く、そして40代は…手を抜く!決していいかげんにするという意味ではないのですが、今まで、自分に厳しく、追い込んでばかりだったのを、少し甘やかしてあげようと。自分を抱きしめてあげないとな〜と思うようになりました。人を頼って、自分の時間をちゃんと作り、心をケアすること。結局はそれで家族も自分も平和になることを知りました。この変化は私の中ですごく大きいもの!40代のベッキーは新たなフェーズに入りますよ。

コート¥53,900(ティッカ)シャツ¥74,800<ティーコート> ピアス¥30,800<キーン>(ともにユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)タンクトップ¥26,400(ダゲット/ユナイテッドアローズ 麻布台ヒルズ ウィメンズストア)パンツ¥40,700(フィル ザ ビル フォー ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 原宿本店)バッグ¥46,200(オルセット/オルサ)パンプス¥19,800(オデット エ オディール/オデット エ オディール 新宿店)

お問い合わせ先はこちら→

撮影/河内 彩 ヘアメーク/佐伯エミー スタイリスト/永田彩子  取材/竹永久美子 撮影協力/COMME D’HAB

おすすめ記事はこちら

ベッキーさん(39)「バラエティもう無理かも…」スランプ期を救った“ライバル的存在”とは

ベッキーさん(39)「私はダメな母親?」「心が壊れそう」予想外だった壮絶すぎる産後

STORY