器好きすぎスタッフに聞いてみた!「東京&旅先のおすすめ器ショップ」7選

器好きはどこでとっておきを見つけてる?お気に入りの見つけ方から器との付き合い方など、私たちの「知りたい!」を教えてもらいました。

センスのいい人が東京&旅先で通う器ショップが知りたい!

ariko:ご主人のセンスが素晴らしくてよく伺うのが、水道橋の千鳥(①)です。「器界の伊勢丹」と言われている名店で、人気も実力も備えている作家さんの作品を取り扱っているので、ここをチェックしておけば間違いないんじゃないかな。好きな作家さんの個展をきっかけに新たなギャラリーを覗くこともあり、この間は赤坂のUTSUWAKESHIKI(②)に伺いました。西麻布にある桃居(③)では、漆作家・赤木明登さんの小鉢を購入しました。
首藤:お料理の撮影の際、arikoさんの器選びは毎回勉強になります。私は器はオンラインで購入することが多いのですが、リアル店舗では碑文谷にある宙 SORA(④)は普段使いしやすい器が揃っていて、初心者の方も選びやすいと思います。
匠:宙は私も覗きに行ってます!
ariko:宙、私もよく行きます。首藤さんと一緒に器を見に行くこともありますよね。
匠:今、首藤さんが気になっている作家さんを教えてもらえますか?
首藤:最近は沼田智也さんの作品を集めています。フチにスカルがいるお碗やUFO柄の豆皿などキャッチーなモチーフを品よく落とし込んだ世界観が好きで愛用しています。
匠:スカルやUFO!なかなか見かけないですね。
首藤:そうなんですよ。伝統的な染付の技術でユーモアが表現されていて。
ariko:沼田さんの器、私も持ってます。面白いのに上品でいいですよね。
 首藤:ほかには、中国茶を扱っているギャラリーLEAFMANIA(⑤)も好きで、お茶まわりの器を購入しました。ちょっといい茶器を買って、贅沢な気持ちで過ごしています。もともと入谷店に通っていたのですが去年代々木上原店がオープンしたので、みなさん行きやすいんじゃないかな。1階がギャラリーで2階に茶房があり、お散歩やお買物ついでに立ち寄るのもいいかも。
匠:行ってみたいです!私は旅程に器ギャラリーを組み込むことが多いのですが、京都を訪れる際はNunukalife(⑥)を覗きます。器が素敵なのはもちろん、哲学の道の裏にある、静かなギャラリーの雰囲気がとっても心地よくて……。先日もとくに何か目当ての作品があったわけではないのですが、偶然見つけた注器が気に入って持ち帰りました。お酒を注ぐときや植物の水やりにぴったりなんです。近場だとドライブがてら、埼玉のyaichi(⑦)にお邪魔します。カフェが併設されていて、ちょっと足を延ばすお出かけ先としてもおすすめです。

    ariko:ご主人のセンスが素

    ①千鳥
    人気作家の作品と日々の生活に寄り添う素朴で温かみのある器が揃う。「食卓で使うイメージが湧きやすい!」とarikoさんおすすめのインスタグラム(@utsuwa.chidori)も要チェック。
    【住所】東京都千代田区神田三崎町3-7-12 清話会ビル2F
    【TEL】03-6906-8631

    ariko:ご主人のセンスが素

    ②UTSUWA KESHIKI
    日本各地の作家の作品と生活道具を取り扱う、赤坂のマンションの一室で営む予約制ギャラリー。ゆっくりとした時間が流れる落ち着いた雰囲気のなか、毎日を彩るお気に入りをじっくり見つけたい。
    【住所】東京都港区赤坂9-2-13 ninetytwo 13-205号
    【TEL】03-6431-0047

    ariko:ご主人のセンスが素

    ③桃居
    1987年に開店した作り手と使い手の橋渡しを大切にする器ギャラリー。月3回開催される作品展では、店主の審美眼にかなった若手から中堅、ベテラン作家の作品が並ぶ。作品はオンラインショップでも購入可能。
    【住所】東京都港区西麻布2-25-13
    【TEL】03-3797-4494

    ariko:ご主人のセンスが素

    \3名とも行きつけ/
    ④宙 SORA

    27周年を迎え、長きに渡り愛される器店。3名全員から名前が挙がるほど、器好きからの信頼が厚い。粉引き・焼き締めなどの土物を中心に多様なラインナップが揃うので、足を運べばきっとお気に入りが見つかるはず。
    【住所】東京都目黒区碑文谷5-5-6
    【TEL】03-3791-4334

    ariko:ご主人のセンスが素

    ⑤LEAFMANIA 代々木上原店
    2023年に誕生した職・住・遊の複合施設「CABO」の1、2階にオープン。1階は茶にまつわる工芸作家の作品を展示するアートギャラリー。2階は中国茶を楽しめる茶房となっている。
    【住所】東京都渋谷区上原1-32-3 CABO 105
    【TEL】03-6826-2019

    ariko:ご主人のセンスが素

    \京都旅行に組み込みたい/
    ⑥Nunuka life

    日本画家のアトリエとして使われていた築70年ほどの日本家屋。哲学の道より山側に入った路地奥の一角に佇み、心地よい静けさのなか器と向き合える。そば殻の上に置かれる印象的なディスプレイも必見。
    【住所】京都府京都市左京区浄土寺南田町10
    【TEL】075-708-8369

    ariko:ご主人のセンスが素

    ⑦yaichi
    ひとつひとつ丁寧に作られた趣のある生活道具をはじめ、アンティークや現代作家の作品を取り扱う。北本駅から徒歩1分の静かな通りに佇む。併設されているカフェでは地元産の食材を使った料理がいただける。
    【住所】埼玉県北本市中央2-64
    【TEL】048-593-8188

\東京&旅先のお気に入りショップを取材/

【ライター・arikoさん】
CLASSY.ほか数々の媒体で活躍。美味しそうな料理をポストするインスタグラム(@ariko418)は21万人ものフォロワーが。センス溢れる器使いも必見。

【ライター・首藤奈穂さん】
CLASSY.の食・ライフスタイル企画担当。深い知見と取材力でスタッフからの信頼も厚い。レシピ本も担当したarikoさんとはともにギャラリーへ訪ねることも。

【CLASSY. LEADERS・佐藤 匠さん】
リーダッズきっての旅好きで京都ラバーとしても知られる。器ギャラリーは旅先で寄ることが多い。「器はもちろんショップの素敵な空間全体を楽しんでいます」

取材/小林愛 再構成/Bravoworks.Inc