【今年のポイントを総復習】2024年最新バレンタインチョコ事情・サロショバイヤーさんに聞きました
今年も大好評の世界最大級のチョコレートのお祭り、“サロン・デュ・ショコラ”通称、“サロショ”。メインテーマである、“Touch!”の通り、ショコラ文化に触れることができたり、イートインに参戦して食材としてのカカオの魅力を知ることができたという方も多いはず。なかにはトップショコラティエやシェフたちと直接触れ合うという、スペシャルな体験ができた方もいらっしゃるのでは? とはいえ、まだまだ口にできていないショコラも、ショコラを使った料理もたくさんあるんです! 今回お目当てのショコラを買い逃した方、来年こそは参戦したい!という方のために、今年のおさらいを。これを読めば、来年のサロショを存分に楽しめること間違いなしです。
<part1>チョコだけじゃないイートインが魅力!【ペイサージュ】
代官山の新生パティスリーの華やかな一品
サロショの魅力の一つは、カカオを使ったオリジナルのスイーツをイートインで頂けること。こちらは2024年に代官山に新店舗をオープン予定の大注目のスイーツブランドの柑橘とショコラのパフェ。エクアドル産カカオ“アチェ52%”と日本の柑橘のマリアージュはもちろん、多彩な食感を楽しんで。クープショコラ「アグリューム&フィザリス」(1人前)¥3,960
<part1>クッキー缶がトレンド【アマゾンカカオ】
カカオを通して社会貢献! 心も満たされるクッキー缶
シンプルに“美味しい”を実感できるクッキー缶はサロショ初参戦の方にとくにおすすめ。「出会い」を連想させるイラスト缶にぎっしり詰まったのは、「LA CASA DI Tetsuo Ota」のレストランとカカオブランドを運営する太田シェフが2023年にイタリアとペルーを旅した際の体験をもとに生み出した新作クッキー。農薬不使用の石臼で挽いた味わい深い粉にたっぷりのアマゾンカカオが合わせてあります。アマゾンカンカンデラックス(1缶)¥6,696
<part2>大人気の巨匠ブランドはサブレがねらい目【アルバン・ギルメ】
毎年好評のサブレがバージョンアップ!
世界で活躍するショコラティエたちがずらりと並ぶ中でも、まず口にして頂きたいのがこちらのサブレ。あえて粒感を残すようにクラッシュしたアーモンドを入れて焼き上げたサブレにキャラメルを合わせて、ダークとミルクでそれぞれコーティング。キャラメル感がかなりプラスされ、スイーツ好きがストレートに「おいしい❤︎」と実感できるはず。サブレ アマンド キャラメリゼ(1箱)¥5,400
<part2>要チェック!セレクションBOX【セレクションボックス1】ルメルスィマン
トップショコラティエのクリエイションが濃縮された一粒はご褒美感も
セレクションボックスはその年のサロショの“テーマ”に沿って創作されます。2024年はジャン=ポール・エヴァンやフィリップ・ベル、アルバン・ギルメなど、そうそうたる16人のトップショコラティエやパティシエのボンボンがずらりと並びました。今年はそれぞれが会いたくても会えなかった時間を乗り越えて皆さまと会える喜びと感謝の気持ちを一粒のチョコレートに込めたBOXでしたが、来年はいかに? セレクションBOX1:ルメルスィマン(16個入:16ブランドから各1個)¥9,504
<part3>彼や男友達にあげたい【ジャン=ポール・エヴァン】
芸術品として称されるショコラティエのBOX
毎年そのクリエーションに注目が集まるショコラティエのBOXも必見!2024年のものは、箱を開けた瞬間に飛び込んでくる愛を形にしたショコラは、見た目もキュートでした! クマの形の“ウルソン”、ハート型の“クール レ”“クール ノワール”、唇型のプラリネ“レーヴル”。さらに今シーズンのテーマ「パリ フォー エバー」をわかりやす感じられる“エッフェル”など、期間限定の6種を含むこの時期を存分に楽しめるBOXは来年も見逃せません。ボンボン ショコラ12個 エッフェル(12個入)¥6,372
<part3>女友達にあげたい【ブルーノ ルデルフ】
食通の女友だちに贈りたい、“ラムレーズン”を堪能できるBOX
フーディたちも唸らせる、新たな「美味しい」に出会えるのがサロショ。こちらはカクテルを題材にしたボンボンショコラが大人気のブランド。中でもおすすめなのがラムとミルク、ビター、ブロンドの3種類のチョコレートを合わせた“ラムレーズン”を使ったアソートボックス。同じ素材でも表現の仕方でバリエーションが無限大だということを教えてくれます。ラムレーズン(6個入り)¥2,700
<part3>自分にだってあげたい【ローラン ル ダニエル】
サレはまさに最上級のご褒美! サブレ缶なら絶対コレ
お酒好きの五藤さんも「サブレを食べるならここ」とイチオシ。中にはサクサクなサブレ“タチジャンヌ”、生地に塩キャラメルを挟んでしっとり焼き上げた“ガトーブルトンキャラメル”、ガレットブルトンヌにビター&ミルクチョコをコーティングした“リシュース”というブルターニュ地方の焼き菓子が。それぞれでバターやキャラメルの美味しさを堪能できます。スペシャリティ アソート¥5,940
サロン・デュ・ショコラ 2025にむけて…
サロン・デュ・ショコラには、“M.O.F.”というフランス文化の優れた継承者として、高い技術を持つ人びとにのみ与えられる称号を与えられたショコラティエやパティシエのショコラがずらりと並ぶので、その方たちの技術が詰まった一粒を味わってみてください。新たな世界が広がること間違いなしです。もっと詳しく知りたい!という方は『サロン・デュ・ショコラ2024 カタログ本』(¥200)をじっくりと読み込むのもおすすめですよ。
サロン・デュ・ショコラ 2024とは…
〜パリ発、チョコレートの祭典〜 サロン・デュ・ショコラは、1995年にパリで始まったチョコレートの世界的な祭典。 日本では伊勢丹新宿店で2002年にスタートし、今年で22回目になります。今回は“Touch!”をテーマに掲げ、パート1から3までの3つの会期で開催されます。パート1は食通も唸るほどの新しいカカオの世界が知れて、パート2では世界のトップシェフのショコラがずらり。パート3では世界と日本でその名を轟かせるシェフたちのショコラが大集合! イートインも充実していて、さまざまな角度からショコラ文化を楽しめます。
取材/棚田トモコ 編集/前田章子(CLASSY.ONLINE編集室)