【人間ドッグのキホン】40代50代になったら受けるべきオプション検査とは?
病気の可能性を見つけて、予防につながる「人間ドック」。美ST世代は必ず受けておきたいもの。今回は年齢によって追加受診すべき4つの項目をご紹介します。
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【婦人科検査】
経膣超音波で子宮と卵巣をチェック
<35歳から要受診>
婦人科検査を受けるべき理由と検査項目は?
オーバー40の女性も婦人科系疾患のリスクには引き続き要注意、内診と経膣超音波検査を。
検査方法は?
膣の中にプローブを入れ、超音波で子宮や卵巣に反射した画像をモニターに映し調べます。経膣超音波により、自覚症状のない子宮や卵巣の小さな異常も鮮明にチェック。また子宮頸がん検査との同時受診もおすすめ。
女性の体のバイオリズムと深く関わっている婦人科検査
子宮の入口“子宮頸部”では、子宮筋腫や子宮頸がん。赤ちゃんが育つ“子宮体部”では、子宮筋腫・子宮内膜症、子宮腺筋症などの異常が見つかります。
【乳房検査】
超音波&マンモのW検査が◎
<40歳から要受診>
乳房検査を受けるべき理由は?
40代に発症のピークを迎える乳がん以外に、良性疾患の診断にもなります。
検査方法は?
乳房に超音波を当てその反射波を画像として映し出すことで、手で触ってもわかりにくいしこりを発見することができます。マンモグラフィは圧迫板などで乳房を薄く伸ばしX線で撮影。Wチェックをすればそれぞれの得意分野で隠れた乳がんの見逃しを防げます。
乳房超音波ではしこりの有無を。マンモグラフィで石灰化など検査
レントゲンが通過しにくく白く映ってしまう乳腺組織は超音波で確認するなど、乳房の中を念入りに確認。乳がんや嚢胞などがわかります。
【骨密度検査】
更年期は骨密度にも影響アリ
<45歳から要受診>
骨密度検査を受けるべき理由は?
エストロゲンの分泌が減少する更年期は骨密度が減り、閉経後に骨粗しょう症のリスクが高くなります。
検査方法は?
簡易的にかかとで検査する病院が多いですが大学病院などでは大腿骨と腰椎で骨密度を計測する機器を使用。エネルギーの低い2種類のX線を使って測定することで正確なデータが取れます。骨粗しょう症の家族歴がある場合は早めに検査を。
食事や有酸素運動、サプリメントで改善も
通常若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が80%以上あれば正常。骨密度が低いと骨折以外に整形外科関連の疾患リスクが上昇します。
【眼圧/眼底検査】
自覚症状なく進行する目の病を早期発見
<40歳から要受診>
眼圧/眼底検査を受けるべき理由は?
強度の近視の人や家族に緑内障がいる人などは緑内障のリスクが高い。自覚症状がほとんどなく、気付いたときにはかなり症状が進行しているケースもあるので、年に1度は検査を。
検査方法は?
眼圧検査は裸眼の状態で目の表面に空気を吹きつけ、眼球内の圧力を測定。眼底検査は眼底鏡や眼底カメラで眼球奥の血管・網膜・視神経の状態を調べます。
視野が欠けても自覚症状はナシ。緑内障は失明もありえる怖い病
眼底検査は、緑内障や白内障など目の病気のほか、生活習慣病の発見に繋がります。緑内障の疑いがある場合、薬物療法や手術などで治療。
教えてくれたのは……
更年期など女性のライフステージごとの悩みに対し幅広い知識と経験を持ち、患者さんからの信頼が厚い。女性薄毛治療歴10年以上の経歴もありメディアにも多数出演。
クレアージュ東京 レディースドッククリニック
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル北館17F
TEL:0120-815-835 日・月休診 完全予約制
レディースドックプレミアム ¥91,300~
2024年『美ST』3月号掲載
撮影/加治屋圭斗、渡邉明日香(A-1)ヘア・メイク/yumiko(Lila)取材/菊池真理子 編集/増野玲奈