シワをやわらげるテクニック【おでこロック】とは?

自分では笑ったつもりでも写真を見たら違っていた……そう思うことが増えたなら、スキンケアでできることがあります。「硬いこわばり」と「弾力のあるハリ」は異なるもの。自然に柔軟に動くハリ肌を取り戻し、シワを固定させないお手入れを朝にプラス。素敵な笑顔で1年を過ごしましょう。

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目尻だけではなく眼輪筋の範囲で考えましょう

「パソコンやスマホの画面を見る時間が長いと瞬きの回数が減って目の周りの筋肉を使わないため、めぐりが滞ります。だから目尻やクマだけでなく、眼輪筋の範囲までお手入れをしてください。表情筋を使うのは日中なので、朝にアイケアを塗布すると効果的だと思います。また、シワに関しては折れている部分を優しく開いて、そこに成分を届けることが大事です」(水井さん)

まずはシワをやわらげるケアの準備

前の晩に目元のための導入美容液を仕込む!

1. 表情サインに働きかける導入美容液。アルジルリン等配合。化粧水後、専用ローラーを使用して夜に使用。〈左〉エンビロン コスメティックロールキット¥20,350 〈右〉エンビロン フラウンセラム 20ml ¥18,040(プロティア・ジャパン)

2:洗顔直後に浸透させるブースターアイ美容液。 SNAP-8™セラミドコンプレックス等配合。リリゼ ストレッチ アイ セラム28g ¥13,200(H&BC)

3:化粧水の前に目元に仕込む美容液。コンパクトヒアルロン酸、リバイタルアミノ酸等配合。リバイタル アイゾーン ブースター 15 ml ¥ 11,000 (資生堂)

朝起きたら簡単にできるエクササイズ

朝起きたら目の周りのエクササイズをすることで血行が良くなり、その後の目元ケアの効果が高まります。眼輪筋も鍛えられ、下垂印象もやわらぎます。

“おでこロック”で眉や額の筋肉は動かさない

眉と額の筋肉を動かさないように額の上に手をあて押さえて、ロックしながらが基本。これで眼輪筋を鍛えられる。

“おでこロック”のまま目を見開き、ゆっくり閉じる

① 額と眉を動かさないよう手で押さえて、目を大きくパッチリと見開き、5秒キープ。

② 両目をゆっくり閉じ、目に力を入れた状態で5秒間キープ。この動きを数回繰り返して。

耳を引っぱりながら目をパチパチ

目元の筋肉と耳の筋肉には繋がりがあり、また耳にはツボが多くあるので、ひっぱりながら目を素早くパチパチすると効果的。

\アイケアのつけ方はここに気をつけたい/

深く折れているので、硬くなっているシワを広げるようにして、アイケアを優しく塗り込む。

目の周りの筋肉も繋がっています。眼輪筋を含む広めの範囲にアイクリームなどでケアするのが正解。

\アイケア後、メイクがよれないひと技/

塗布した後にティッシュで押さえて、落ち着かせる。そして少し時間を置いてからメイクする。

目尻や眉についてしまった余分なクリーム等は綿棒でオフしてから、アイシャドウやライナーを。

教えてくれたのは……水井真理子さん

トータルビューティアドバイザー。豊富な美容知識から幅広い年代に寄り添った的確なアドバイスに定評あり。エステやアロマ、東洋医学に精通。

2024年『美ST』3月号掲載
撮影/渡邉明日香(Aー1)〈人物〉、河野望〈静物〉 モデル/中川絵里菜(TEAM 美魔女) ヘア・メイク/榎田茉季(ROI) 取材/大佛摩紀 編集/石原晶子

美ST