MEGUMIさん断言!「40代は年齢を重ねているけどまだ若い。本気を出すのに手遅れなんてない」

令和の強く美しい女性像のアイコンとなりつつあるのが「今、自分の美容的ポテンシャルはMAX」と語るMEGUMIさん。美も努力や継続で作れることを証明し、やりたいことは自ら摑みに行き形にしていく。そんな仕事の仕方も支持される彼女のパワーの源とは?「本気が自分を次のステージに引き上げてくれる」。進化し続ける彼女の生き様に迫ります。

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自分に負けたくないからとにかく球を投げ続けていきます

お話を伺ったのは……俳優・実業家のMEGUMIさん

《Profile》
1981年岡山県生まれ。映画・ドラマ・バラエティ番組などで活躍。金沢のカフェ「たもん」の経営や映像作品のプロデュースなども手掛けながら、自ら試した美容法をまとめて昨年出版した『キレイはこれでつくれます』が35万部を超える大ベストセラーに。

皆さんに2023年はリスタートの年だった、と言っていただきます。劣化したと言われたショックから美容を頑張っていましたが、私の本業は演技や人としての中身が大事な役者。外見磨きみたいなものを表に出すのは本末転倒、ダサいんじゃないかという思いがずっとありました。でもコロナ禍などもあって、逆にダサいなんて考える方がダサいのかも、パーソナルな部分をさらけ出したら違う景色が見られるのかもしれない。そう考えを変えて少しずつインスタグラムなどで発信し始めたら、本を出すお話をいただいて、もっと多くの女性と繫がることができた。

私のライフワークは日本女性の自己肯定感を上げ、みんなに幸せになってもらうこと。だから美容を通じて多くの女性と共鳴することができたのは、本当に嬉しい収穫だし、大事な財産となりました。自己投資家、なんて言っていただいて、おかげさまで、今まで自分含めいろんなビジネスや活動に蒔いてきた種が芽を出し始めています。

でも自分的にはまだまだこれから。今、MEGUMIは売れているな、さぞかし忙しいだろうと思われているかもしれませんが、実はずーっと今くらい忙しかったんですよ(笑)。ただ目立たない忙しさだっただけ。何度目かのブレークなんて言っていただくけれど「うわあ、私、キテる!」なんて全く思っていません。私がやりたいビジネスはゼロから1を作る仕事なので、地味な作業や理不尽なことだらけ。今も「マジ、ふざけんなよ!」(笑)みたいなことがたくさんあります。

でも俳優の仕事も、今、最も力を入れている映像プロデュースも、やり始めたら絶対途中でやめない根性だけはあります。その根性の出どころは、昔やりたい仕事ができなかった悔しさ。たとえ、できる状況になくても、力が及んでいなかったとしても、頑張ってやっておけばよかったという後悔が今も胸の中にあって、あの時自分に負けてしまったことがぐずぐずと心に留まっているんです。もうあんな思いはしたくない。そんな経験から「返ってこなくてもとりあえず球を投げておく」が私の信条。もちろん、柔らかく優しく、メローに生きていく、でもいいんです。自分が心地いいことがベストですから。でも私はギリギリ自分の限界まで力を尽くしたい。戻ってこなくても、投げなかったことで後々後悔するよりマシだと思いますから。それが私のやり方だし自分の芯だと感じます。

40代は年齢を重ねてはいるけれどまだ若い。長く続く未来のためにも、自分の芯や核はどこにあるのか、きちんと見極めてみたら、40代以降、一つ上のステージに上げられる手がかりが摑めるんじゃないでしょうか。本気を出すのに手遅れなんてありません。42歳、ダイエットなしでボディ改造できた私が言うんですから(笑)、本気を出せば誰にでも変わるチャンスはあると信じています。

《衣装クレジット》
ジャケット¥30,800 ブラトップ¥19,800 パンツ¥27,500(すべてロザリームーン/ロザリー)ピアス¥9,900(マナ ローザ ジュエル/マナ ローザ)ネックレス¥97,900(ジジ/ホワイトオフィス)

《衣装クレジット》
ジャンプスーツ¥165,000(ヘンネ/ヘンネカスタマーサポート)ピアス¥44,000(SARARTH/SARARTH カスタマーサポート)イヤカフ¥39,600 ネックレス(チェーン)¥297,000 ネックレス¥110,000(すべてヒロタカ/ヒロタカ 表参道ヒルズ)靴/スタイリスト私物

2024年『美ST』4月号掲載
撮影/下村一喜(AGENCE HIRATA) ヘア・メイク/エノモトマサノリ スタイリスト/ミク 取材/柏崎恵理 編集/漢那美由紀

美ST