元日テレ・西尾由佳理さん(46)「いつも機嫌よく朗らかに過ごしたい」

日本テレビを退社後、フリーアナウンサーとして活躍しながら2人のお子さんを育てている西尾由佳理さん。局アナ時代から変わらない明るい笑顔が印象的な西尾さんに、いつもポジティブで健やかにいられる秘訣を伺いました。

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子どもたちが小学生になって一人時間ができた

──二人のお子さんは小学生になられたそうですね。生活は変わりましたか?

子どもたちが成長し、ようやく少し自由に使える時間が持てるようになってきました。二人とも朝8時には学校へ行きますし、送り迎えもしなくていい! やっぱりこれが大きいです。とはいえ、掃除や洗濯、買い物に食事の支度など家事をしているとあっという間に時間が過ぎてしまうんですよね。ただ、自分の時間がちょっとずつでも増えてくれば、以前は育児優先でお断りしなければならなかったような仕事もできるようになるし、大好きな本を読む時間も確保できる。あわただしい日々の中でもどんな風に過ごそうかと、ワクワクします。

──育児をしていると、毎日があっという間ですよね。日々の暮らしが楽になるヒントはありますか?

もう、楽になれる方法を毎日探しまくっています(笑)。たとえば、自分一人のお昼ごはんなら“ホイル焼き”が定番です。ポリ袋に薄切りのお肉と塩麹、キッチンバサミで切ったネギやアスパラなどの野菜を入れて揉み込んでおき、アルミホイルで包んでグリルに入れるだけ。洗い物もほとんど出ないので楽です。それに最近は、子どもたちが家事をかなり手伝ってくれるようになったので助かっています。食器の上げ下げや洗った食器を棚に戻す作業は子ども二人にもやってもらいます。夕食後はついダラダラしてしまうので、「みんなでやろう!」と声をかけて、明日への積み残しはなるべくないようにしています。もちろん、思いどおりにいかない日もたくさんありますが、うまくいかなくても自分だけのせいではない。家族に頼っています。

 

「嫌いな家事」が心の余裕のバロメーターです

──西尾さんにとって、心に余裕があるかどうかのバロメーターはなんでしょうか。

私は家事のなかでも洗濯物を畳むのが大嫌いなのですが、夫の下着を畳むときにイライラしなければまだ余裕がある証拠……でしょうか(笑)。いつもなら苦手といえども下着だって無心で畳めるのに「これくらい自分で畳めばいいのに……」と思ってしまうことも。そういうときは心に余裕がないのかもと気づきます。家事や育児の役割分担をしていても「私ばっかり」と思ってしまう夜もあります。そういう日は、イライラしながら家事をするよりも子どもたちが寝るタイミングで一緒に眠ってしまうようにしているんです。そのぶん朝は早起きします。私にはこのほうが性に合っているようです。なるべく規則正しい生活をして、しっかり寝て、目覚めたら太陽の光を浴びると調子がいいです。当たり前のことを続けていると心身ともに元気でいられるなと実感しています。

何かを犠牲にしてまで目標を達成すべきか

──西尾さんは、ご夫婦で毎日たくさん話をされるそうですね。

とくに子どもたちのことは、小さなことでもできる限り共有するようにしています。最近はよく、どんな人生が子どもたちにとって幸せなんだろうねって話すんです。私自身、大学の編入試験やテレビ局の入社試験など人生のなかで目標のために努力した経験はいくつかあります。だから頑張ることで何かを乗り越え、成功体験を積んでいってほしいと思う一方で、何かを犠牲にしたりつらい思いをしたりしてまで目標を達成すべきかどうかは悩ましいですよね。目まぐるしく変わる社会情勢や世の中の価値観を見ていると、今やってみたいことや、心が動くことに自発的に向かっていった先に何か見つかるような、そんな人生も素敵なのかもしれないと心が揺れています。夫は、子どもたちもママも機嫌よく楽しく朗らかに生きていけたらいいよね、なんて呑気なことを言うのですが、まあ、そういう彼の大らかなところも嫌いではないです。

 

──そのために、お子さんへの声かけや関わり方などで意識していることはありますか?

「絶対にあなたたちの味方だから大丈夫だよ」「愛しているよ」と、言葉でも態度でも伝えています。ありのままの自分でいいんだという心が育まれていくことで、人を敬ったり、信じたり、優しくできるのではないかと思っていて。他人のことに心が向けられたとき、自分自身のことも見つめられる。それってやりたいことを実現する力にもつながっていくと思うんです。今、小学生の子どもたちも、年齢を重ねれば、悩みのフェーズも変わってくるはず。困ったときに、子どもたちが気軽に相談できる親でありたいと思っています。

Profile
1977年千葉県生まれ。東京女子大学を卒業後の2001年に、日本テレビにアナウンサーとして入社し「ズームイン!!SUPER」など数々の番組を担当。「24時間テレビ」では総合司会を務める。2010年に結婚、2011年に退社し、フリーアナウンサーに転身。現在は2児の母。趣味は読書。8月24日より毎週土曜夜10時~、ずっとやってみたかったというナショナルジオグラフィック(TV)で放送の「まる見え!マヤ文明の謎解きミステリー」のナレーションを担当。

撮影/秋山博紀 スタイリング/今井聖子(Canna) ヘア・メーク/千葉万理子 取材・文/藤井そのこ

トップス¥35,200(BEIGE/オンワード樫山)パンツ¥100,100(リビアナ コンティ/グルッポタナカ)パンプス¥68,200 ※参考価格(ペリーコ/アマン)ピアス¥25,300 ¥20,900(GARNI/ガルニトウキョウ)リング¥30,800(エネイ)バングル¥42,900(エテ)

【衣装お問合わせ先】
オンワード樫山 お客様相談室 0120-58-6300
グルッポタナカ 0120-135-015
アマン 03-6418-5889
ガルニトウキョウ 03-3770-4554
エネイ 03-3566-2139
エテ 0120-10-6616

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