笹崎里菜さんと「お金」を学ぼう!会社員を辞めてフリーランスになったら…

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CLASSY.世代の一人である

CLASSY.世代の一人である笹崎里菜さん。局アナ時代とは違う“新しい自分を見つける”ために、気になることを探っていきます。6月のテーマは、CLASSY.世代のお金の話について。元国税職員芸人・さんきゅう倉田さんに、アドバイスをいただいて、今回は「フリーランスが知っておきたいお金の話」について考えてみました。

お話を伺ったのは…元国税芸人/ファイナンシャルプランナー さんきゅう倉田さん

元国税職員。吉本興業養成所を経て、芸人となる。2023年には東京大学文科二類に合格。現在は芸人として活動、そして学業に励みながら、お金に関する講演会や執筆を行う。著書には『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』(あさ出版)などがある。

自分自身で所得を申告して納税をするのがフリーランス

笹崎さん(以下敬称略):会社を

笹崎さん(以下敬称略):会社を辞めたとき、今まで会社が代わりに払ってくれていた“お金”の多さに、改めて気づいたんです。フリーランスになってからは、それらの手続きから支払いまでを全部自分でやることになると思うと…。まずは何から気をつけていくべきでしょうか?

さんきゅう倉田さん(以下、敬称略):まずは税金として何を払うのか、会社員だと分かっていない人が多いですよね。フリーランスはそれを自分で調べる必要があるし、税金を払うには確定申告のやり方も知っておく必要があります。日本はもともと申告納税方式なので、本来はどの人も自分で申告をして納税をします。それが会社員の場合は、会社が源泉徴収と年末調整をやってくれるので、申告納税をやらなくていいんです。その申告納税にミスがあると税務調査が入ったり、ペナルティを払うケースも! 全責任が自分に乗りかってくることになります。

税金について知識を得るには同業者に話を聞くのもおすすめ

笹崎:国に収めるお金について、フリーランスは自分で勉強することが大事ということですよね! ただその勉強方法が難しいというか…。どうすれば効率的に、正しい知識を得られますか?

さんきゅう倉田:たしかに、何をどこまで勉強すればいいかが分からないですよね。自分では全部知っていると思っていても、足りていない可能性もありますし。だから本で勉強するとしても、一冊ではなく、複数冊を読んでみるとか。あとは、同業者や自分の業種に近い人に話を聞くことが、一番の近道になると思います。そうすると自分にはどんなことが必要か、どんなものが経費として認められるかが分かります。人に話を聞く場合も、一人ではなく、複数人に聞くことがポイントです。

笹崎:会社員時代は無縁だった確定申告、不安ばかりです…! 何を気をつけたらいいでしょうか?

さんきゅう倉田:確定申告は経費がどこまで認められるか、どういうものが売上になるか、その認識を明確にしておく必要があります。たまに「現金でもらったら、売上にしなくてもいいでしょ」という人もいるんですよ。ちゃんとした人からしたら、そんなはずないでしょという話なんですが…(笑)。各々認識が違うので、自分の認識も間違っている可能性があるかもしれないと思って、基礎から調べることが大事です。

税務署に聞いてみるのも手!実は個別の質問にも答えてくれます

笹崎:経費は業種によっても違い
ベスト¥39,600パンツ¥31,900(ともにドローイング ナンバーズ/ドローイング ナンバーズ 新宿店)ベアトップ¥5,940(ネイヴ)イヤリング¥3,850(ミミサンジュウサン/サンポークリエイト)バングル¥9,900(ステラハリウッド)ネックレス¥41,800(アナプノエ/フォーティーン ショールーム)

笹崎:経費は業種によっても違いますし、自分で判断するのが難しいなと感じます。判断に迷ったら、同業者や税理士さんに確認するのがいいですかね?

さんきゅう倉田:そうですね。お金に余裕があるなら税理士さんに聞いてもいいし、あとは税務署に問い合わせてみるのも一つの手です。意外と個別の質問にも答えてくれるんですよ。一般論にはなりますが。

笹崎:税務署に個別の質問もOKなんですね! 税務署ってハードルが高いイメージがありました(笑)。

さんきゅう倉田:もちろん質問内容にもよりますが、答えてくれますよ。それと、確定申告や税金の話で難しいのが、質問する側の“質問力”がカギを握るところ。質問される側も、相手の質問内容や言いたいことが分からないと、正しく答えられませんからね。

笹崎:それぞれが勉強して知識が増えていくと、質問内容もどんどんレベルアップしていきますもんね。私の場合は実際に人から話を聞いた方がすっと理解できるので、フリーランスになる前も今も、同業の先輩・後輩から話を聞いたりしています。

さんきゅう倉田:いいですね! 周りの同業者だったり、友達とお金の話ができると、楽しく向き合えると思いますよ。

【CHECK POINT!】フリーランスのお金の話は、まずは同業者に聞くのが近道!

会社員と違い、フリーランスは申告納税方式。確定申告でミスがあるとペナルティを払うケースもあり、全ての責任が自分に乗りかってくることに! まずは何が売上に該当し、どんなものが経費として認められるのか、それらの認識を明確にすることから。そのためには本などを読んで勉強するほか、同業者から直接話を聞くことが近道に。

笹崎里菜 ささざきりな

1992年4月16日生まれ(32歳)、神奈川県出身。2015年日本テレビにアナウンサーとして入社。『バゲット』『Going! Sports&News』といった人気番組、スポーツ中継などを担当。2017年よりラグビー班に所属し、2019年/2023年ラグビーワールドカップに携わる。昨年末に同局を退社し、公私ともに新たな一歩を踏み出す。

【問合せ先】
ドローイング ナンバーズ 新宿店 03-3359-8517 / サンポークリエイト 082-248-6226 / ステラハリウッド 03-6419-7480 / フォーティーン ショールーム 03-5772-1304 / ネイヴ(オンワード樫山) 03-5476-5811

撮影/秋山博紀 ヘアメーク/小松胡桃(ROI) スタイリング/村瀬萌子 取材/広田香奈 構成/永吉徳子