【2024年上半期の最旬アイメーク】美容のプロが語る「真のトレンド」とは

透明感やハリツヤを極めたノイズレス肌志向はますます加速し、自前の肌を最大限に活かしながら、顔を彩るための、信頼できるコスメが求められる時代。2024年上半期のスキンケアやメイクのムードやマストアイテムとは?上半期の美ST誌面を振りかえりながら、最旬スキンケア&メイクのトピックスを要チェック!

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メイクは原点回帰!2024上半期コスメHOT TOPICS

TOPICS.1 透け、ツヤ、むちっと感で理想の洒落顔!軽やかブラウンリップが大席巻

美ST4月号

しぼみがちな大人の唇をふっくらパンプアップする、保湿成分たっぷりなリップが多数登場。中でも、ノールックでつけられるなめらかさとツヤに加え、透明感ある発色でお洒落顔になれる赤みブラウンは、カラーレスに仕上げた大人肌との馴染みも抜群で人気No.1。

TOPICS.2 使うと格段に仕上がり向上。脇役ベースの主役化が止まらない

美ST3月号

多様なツヤ感や色味調整機能を携えた下地、隠蔽感なく馴染むコンシーラー、肌の質感を格上げするフェイスパウダーなど、脇役にはとどまらないベースアイテムが増加。プラスα効果で、個々の趣向に合わせた肌づくりを自在にカスタマイズ。

TOPICS.3 ベージュ系シャドウ×黒マスカラで“ちゃんと締める”アイメイクが復活

美ST6月号

色味で主張せず、質感での存在感を醸す上品なベージュグラデ仕上げの目元で、バランスよく肌の美しさを引き立てるのが今期のムード。カラーレスな分、黒系マスカラでキリッと締めて知的で成熟した大人顔を印象付けて。

TOPICS.4 肌づくりに正解ナシ。ファンデは好み、TPOで自由に選んでいい!

美ST6月号

流行やセオリーに縛られることなく、自分の嗜好やその日のムードに合わせて肌を誂えるのが今っぽい。ツヤ感、透明感、カバー力、美容成分など自分のポイントでファンデを選んで、自由な肌づくりを楽しむ時代です。

〜座談会〜

奥行きのある透明感と無彩メイクで大人肌をランクアップ

左から美ST編集長 千田真弓、美容家 神崎 恵さん、ヘア・メイクアップアーティスト 岡野瑞恵さん

千田(以下敬称略) 季節が春夏ということもあり、スキンケアはブライトニング系が圧倒的に強かった印象でした。
神崎 コスメで叶えられる白さや透明感がより深くなり、アプローチスピードもどんどん加速していますね。
岡野 メイクでもやはり透明肌志向が強い。今期は肌トーンを上げるベースアイテムなども豊作でしたが、まずはスキンケアで肌を澄ませることが大前提です。
千田 使ってすぐに「あ、変わった」と実感できるような即効性あるアイテムが多かったので、スキンケアもメイクも俄然やる気になりました(笑)。
神崎 使うごとに肌が内側から変わっていくような感覚がありましたね。
岡野 肌づくりも今期は一定のセオリーはなく、ファンデに下地やパウダーを追加し自分だけの肌を追求する傾向でした。
神崎 大好きなヌーディな色味で、大人の余裕を醸すメイクの人気も嬉しい!

美ST編集部/千田真弓

多忙な日々のなかでの美肌維持は高機能コスメ頼み。シンプルケアで確実な効果を出すクリームが大好物で、デパコスから韓国コスメ、バラコスまで日々くまなくリサーチ。

美容家/神崎 恵さん

多くの雑誌や広告、SNSで活躍するほかコスメ開発にも携わる。美容情報を発信するインスタグラムはフォロワー80万人超えと大人気。神崎美容塾での後進育成にも尽力。

ヘア・メイクアップアーティスト/岡野瑞恵さん

確かな美容理論とトレンド感のあるメイクで女優、タレントからの指名多数。洗練された大人の肌づくりに定評があり、長年続く本誌連載「大人の遠近両方美人メイク」も大人気。

2024年『美ST』8月号掲載
撮影/嶌原佑矢(UM)〈人物〉、前田洋伸(STIJL)、Kent Chan、Youjin Lee(aosora) 取材/森島千鶴子、中井川桂子、大山真理子 再構成/Bravoworks,Inc.

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