俳優・木戸大聖さん「同世代の役者とはイレギュラーなルートなので、正直焦りはありました」特別インタビュー

コロナ禍に放送されたNetflix「First Love 初恋」で注目度爆上がり。さらにドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」では主人公の恋人役で美ST世代のハートを鷲摑みにし話題に。今、最も快進撃が止まらない俳優・木戸大聖さんが登場です。

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ひと目惚れしてもじっくり進めます。自分の道を持ち、ショートカットの人がタイプ

お話を伺ったのは……木戸大聖さん

《Profile》
’96年福岡県出身。’17年芸能活動をスタート。’18年から3年間、NHK BSプレミアム「おとうさんといっしょ」レギュラー出演を務め、Netflixオリジナルシリーズ「First Love 初恋」では若い頃の並木晴道役を熱演。主演映画『先生!口裂け女です!』やドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」など話題作出演が続く。高木陽太役の「9ボーダー」(TBS 金曜ドラマ22:00~)がまもなく最終回を迎える。

意外にも保湿に気を配っている。「洗顔後に使うタオルには菌が付いていると聞き、その後必ずコットンに含ませたふき取り化粧水でふき取ってから、保湿成分が高い導入化粧水をつけます。その後、美容液と乳液で整えます」。以前、マネージャーさんから「顔をよく触っている。手は汚いから」と注意されてから、できる限り顔に触れないように心掛けているそう。「ニキビができたら皮膚科で頂く軟膏で即、対処。漢方とビタミンCも飲んで、肌には気を付けています」。

コロナ禍に放送されたNetflix「First Love 初恋」で注目を浴び、話題作への出演が続いているが、実はデビューして7年目を迎える。デビュー約半年後には子供番組、『おとうさんといっしょ』のレギュラー出演が決まった。「同世代の役者とはイレギュラーなルートなので、正直焦りはありました。

当時、芝居のオファーが来ても時間的に受けられないことがあって。役者になるためにこの世界に入ったのに悔しくて、その作品が放送されても観られなかったこともあったけれど、今があるのはみんながしていない経験をしたからこそだと思っています」。

子供の頃からドラマが大好きで役者に憧れ続けた。それは今も同様で、「この俳優さんはなぜ売れるんだろうとか、常に研究しながら観るのが癖になっています」。放送中のドラマ「9ボーダー」では主演の川口春奈さん演じる七苗へ密かな想いを抱く幼馴染みを演じている。「すぐに陽太スイッチを入れられる器用なタイプじゃないので、日頃から現場では春奈さんと何気ない会話で距離を縮めています」。陽太とは、とても似ていると言う。

「僕も友達期間を大事にし、ふざけ合える仲になりたいと思う方です。その方が何気ない会話ができるから。でもその関係を重視してもう1歩先にはいけないタイプ。ひと目惚れしても、じっくり進めてしまいます」。好きな女性のタイプは「僕より少し前を歩き、自分の道を持っている人。ショートカットも好みです」。ドラマでは3姉妹との関わりが深いが、自身にも妹がいて、毎回リアルタイムで観てくれる。

「母から聞きましたが、妹は演技とわかっているけれど、ノンフィクションみたいに思えるらしく、陽太がショックを受けると、観るのが苦しくなるそうです。両親もドラマが始まるのをスタンバって、観てくれているとか」。仲良し家族だそうだ。事務所の先輩にも影響を受けている。「小栗旬さんとご飯やゴルフをご一緒させてもらうこともあります。小栗さんは、後輩がいい環境で仕事ができるかを考えてくださり、まさに先輩の鑑です。でも『僕は抜かれませんよ』とも仰っていて、カッコいい。その背中を追っていきたいです」。

リフレッシュはドライブ。目的地を決めずに、何気なく運転する。「ふと高速に乗って千葉方面に行ったり、行き当たりばったりです。ゴルフが好きなので、ついでに打ちっ放しをすることも。ゴルフ歴は5年。ベストスコアは91で80台が目標です」。これからも等身大で、フラットでいたい。何より見た目が若い。「10代もまだまだやれる。制服が着れるうちは若さを武器にしていきます」。

\木戸大聖さんの手/

子供みたいな小さな手なので、自慢できる手ではないですね。特に爪が小学生のときからこのサイズ。きっと爪が大きい人は甘皮を剝いているんだと勝手に想像して、ある時期一生懸命剝いていましたが一向に大きくならなかったです(笑)。全くケアはしてないですが、撮影前のみハンドクリームをつけるようにしています。

《衣装クレジット》
シャツ¥44,000パンツ¥49,500(サルト/シアン PR)

2024年『美ST』8月号掲載
撮影/彦坂栄治(まきうらオフィス) ヘア・メイク/松岡奈央子 スタイリスト/田中トモコ(HIKORA) 取材/安田真里 再構成/Bravoworks,Inc.

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