美容家・君島十和子さん(58歳)が「以前は好きだったのに、時代とともにどこか押し付け」に思い始めた言葉
2024年は美STが創刊されて15周年のメモリアルイヤー!さらに10月号は創刊月号でもあり、今回特別に歴代の表紙を飾ったカバーガールやレジェンド美STモデルズ&読者モデルズから、祝福と全美ST世代へ「美エール」が届きました!
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《Profile》
1966年5月30日生。東京都出身。FTC クリエイティブディレクター、美容家。2人の娘を持つ母。その透明感溢れる肌は美ST世代の羨望の的。これまでの美容人生を綴った『アラ還十和子』(講談社)が大ヒット。
美容の常識は覆るもの楽しみながらアップデートを
15年前は今ほど「美容家」というカテゴリーは認知されていませんでした。それが今では沢山の美容のコンテンツが誕生して、さらに美の基準が細分化&多様化し、自分で自由に好きな美容を突き詰めやすい時代に。まずは自分が心地よくなる、自分を愛するべきだという風潮になったのだと思います。すごく良いことだなと思うとともに、私自身、美容の発信者として柔軟に幾つもの解答を用意しておかなければと感じる今日この頃。
例えば、「美は1日にしてならず」という言葉を以前の私ならよくお伝えしていましたが、その言葉の醸す地道さが、どこか押し付けという感じがして、今の私のリアルな気持ちではないかな、と。以前は常識だったことが今では非常識に覆る、その逆も然りが往々にしてある美容だからこそ、1つのメソッドに縛られるのではなく、楽しみながら新しい情報をキャッチしていくことが重要。
だからと言って流行の最先端にこだわる必要はなく、自分の中で培ってきたバランス感覚をアップデートしていくことが、自分の求める美への近道だと感じます。あともうひとつ大事なことは、ちゃんと自分を褒めるということ。アラ還にもなるともはや誰も褒めてくれないので(笑)、できたことに目を向けて、できなかったり頑張れない自分を否定しすぎない。
精神安定や判断力向上の観点からも腸活の重要性は明らかになっていますが、「今、腸内環境が悪いだけなんだ」くらいに思えば良い。人生100年時代、自分ファーストに、褒めて伸ばしていきましょう!
君島さんの【続けてきたこと】
上:左から自社ブランド「FTC」の核となるキー成分、フラーレンを高配合したミストタイプの化粧水。私にとってお薬のような鎮静乳液。シスレーのエコロジカルコムパウンド。20代から愛用のラ・メールのクリーム。
左下:ポール&ジョーの下地は使い心地が良く近年のスタメン。
右下:パパウォッシュは酵素洗顔の先駆け。肌代謝の手助けもしてくれます。
君島さんの【思い出に残る撮影】
佳つ乃さんとの対談。生き方やその姿勢等に刺激を受けました。
記念すべき美ST初表紙。8センチのヒールを1日履いても疲れない頃。思えばこの頃からちゃんと筋トレしておけば良かったです。
2024年『美ST』10月号掲載
撮影/土山大輔(TRON) スタイリスト/青木宏予 ヘア・メイク/黒田啓蔵(Iris) 取材/キッカワ皆樹 再構成/Bravoworks,Inc.
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