小野伸二・千恵子夫妻が「夫婦一緒」で楽しむオシャレ名品【シャネル、ザ・ロウetc.】
引退後、十数年ぶりに家族での東京生活が復活した小野夫妻。ずっと同じ方向を向いてきたからか、好きなものはそれぞれでも、共感できたり、お互い刺激になったり……。夫にも妻にも合うペア名品を追いました。
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小野伸二さん、妻へ「これからは僕がサポートして、なんでも叶えてあげたい」
CHANELの ココ クラッシュ ブレスレット
2人の絆を深めるペアジュエリー
「大人の遊びをくれるジュエリーは新鮮」(伸二さん)
若い頃はジュエリー好きでコレクションしていましたが、だんだん削ぎ落とされ、大切なものを1つだけ、と少数精鋭に。“CHANEL”というブランドも僕にとっては新鮮。繊細なキルティング、ブランドを主張しすぎないシンプルさが好み。
「久しぶりのCHANELでこれからも一緒に」(千恵子さん)
“CHANEL”はオランダ時代、J12のペアウォッチを2人でつけていた想い出のブランド。ホワイト×ゴールドのレイヤードが新鮮。夫のブレスレットを拝借(笑)して、MIXでジャラづけしても素敵。記念日ごとに増やしていきたい。
〈伸二さん〉ブレスレット「ココ クラッシュ」[BG]¥841,500(シャネル/シャネル カスタマーケア)ブルゾン¥213,400〈タリアトーレ〉Tシャツ¥24,200〈フェデリ〉(ともにトレメッツォ)〈千恵子さん〉ブレスレット、イヤリング、イヤーカフ、リングすべて「ココ クラッシュ」〈ブレスレット上〉[WG]¥880,000〈中〉[YG]¥825,000〈下〉[WG]¥880,000〈イヤリング〉[BG]¥682,000〈イヤーカフ上〉[WG]¥244,200〈下〉[WG、DIA]¥386,100〈右手薬指リング〉[WG(ラージモデル)]¥709,500〈右手小指リング〉[BG(ミディアムモデル)]¥488,400(すべてシャネル/シャネル カスタマーケア)ビスチェ¥40,700(リブ ノブヒコ/ハルミ ショールーム)シャツ¥33,000(エイチエルエム/ヒューエルミュージアム)
LOEWEのデニム
お互いに自分らしくいられる逸品
「お互いに何本持っているのかわからないぐらい好き」(千恵子さん)
夫婦共通の偏愛アイテムがデニム。夫は特にデニムへのこだわりが強く、知識に長けていてそこはリスペクトしています。ロエベのデニムはまるでキレイめパンツを穿いている感覚。フロントのアナグラムのカットアウトが大胆で私好み!
「自分のシルエットに合うものを毎年必ず更新」(伸二さん)
デニム人生、と言っても過言ではないくらい自他ともに認めるデニム好き。毎シーズン、いろいろ試着して自分に合う1本を更新。自信の持てるデニムが1本あれば、毎日のコーデもラク、制服のように頼りになる相棒的存在です。
〈千恵子さん〉デニム¥148,500シャツ¥137,500シューズ¥156,200ピアス¥59,400リング¥85,800(すべてロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス)〈伸二さん〉ジーンズ¥122,100スウェット¥137,500 Tシャツ¥90,200シューズ¥148,500(すべてロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス)
PIERRE HARDYのホワイトスニーカー
コミュニケーションが始まるきっかけ
「最初は私がプレゼントしたのがきっかけだった」(千恵子さん)
シューズにバッグ……と〝ピエール アルディ〟は大好きなブランド。〝スライダー〟は、ここまで削ぎ落とされているのに不思議と抜群のオーラがある名品。バッグやサンダルのカラーアイテムはチアフルな色合わせがコーデのポイントにも。夫婦共通の定番ブランドです。
「白スニーカーはその日の気分を後押ししてくれる存在」(伸二さん)
ダークカラーのセットアップに軽やかさを足せる、デニムに間違いなく合う。スニーカーは断然白派です。妻に影響されてコレクションが増えた〝ピエール アルディ〟。履き心地はもちろんのこと、ラグジュアリー感があるので公式なシーンにもフィットします。
〈伸二さん〉シューズ¥92,400(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)ジャケット(セットアップ価格)¥149,600(タリアトーレ/トレメッツォ)ニット¥39,600(フィリッポ・デ・ローレンティス/トヨダトレーディング プレスルーム)パンツ¥49,500(フミヤヒラノ トラウザーズ/エストネーション)〈千恵子さん〉スニーカー¥132,000(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)ニット¥42,900(エイトン/エイトン青山)スカート¥23,100(リムアーク/バロックジャパンリミテッド)ピアス¥31,900(アウラ ジュエリー)
THE ROWのシェアバッグ
2人の個性に寄り添ってくれる相棒
「THE ROWのバッグなら2人で持てる」2人で持てる(伸二さん)
普段バッグはあまり持たないので、夫婦でシェアできたら便利。シンプル&モノトーン好きとしてはグッとくるし、一見どこのブランドか分からない匿名性もいい。軽くてソフトで、妥協のないストイックなものづくりと追求心を感じます。
ブラックバッグ「EW BOWLING BAG」[H21×W33×D18.5㎝]¥691,900 ホワイトバッグ「LARGE N/S PARK TOTE」[H43.1×W38.1×D20.3㎝]¥383,900(ともにザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)
〈伸二さん〉シューズ¥313,500(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)シャツ¥46,200(バグッタ/トレメッツォ)Tシャツ¥38,500パンツ¥61,600 (ともにピーティー トリノ/PT JAPAN)〈千恵子さん〉ローファー¥273,900(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)ベスト¥18,920(ネイヴ/ネイヴ〈オンワード樫山〉)パンツ¥35,200(エイトンステイプルズ)イヤーカフ¥31,900(リューク)
「オシャレの軸を決めてくれた、まさにMY名品」(千恵子さん)
友人と訪れたNY店でその魅力の虜に。美術館のように静寂な中に並んだアイテムにも圧倒的なオーラを感じますが、実際に手にしたり履いてみたりした時、想像を超える感動が。少しずつ揃えていきたい憧れのメゾンです。
ブラックバッグ「EW BOWLING BAG」[H21×W33×D18.5㎝]¥691,900 ホワイトバッグ「LARGE N/S PARK TOTE」[H43.1×W38.1×D20.3㎝]¥383,900(ともにザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)
〈伸二さん〉シューズ¥313,500(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)カーディガン¥41,800クルーネックニット¥41,800(ともにコラム/エストネーション)パンツ¥68,200(タリアトーレ/トレメッツォ)〈千恵子さ右〉パンプス¥174,900(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)カーディガン¥37,400ニット¥28,600(ともにstyling//styling/ ルミネ新宿1店)スカート¥313,500(バイ・マレーネ・ビルガー/ショールーム ロイト)ピアス¥27,500(シンパシー オブ ソウル スタイル/フラッパーズ)イヤーカフ¥15,400(リューク)
NOCHINO OPTICALのアイウェア
年を重ねるごとにチャレンジしたい
「もはや顔の一部。これからもずっと集めたい」(伸二さん)
ガラッと印象が変わるからこそ、フレームの形やレンズの色にこだわりがあり、最近ずっとつけています。福井県鯖江市で生産、レンズカラーが変化する調光レンズはMade in Ja
panを誇るハイレベルなアイテム。
〈伸二さん〉ニット¥469,700(ロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン)眼鏡¥36,300(ノチノオプティカル/ノチノオプティカル 南青山本店)〈千恵子さん〉ニット¥469,700パンツ¥732,600(ともにロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン)メガネ¥35,200(ノチノオプティカル/ノチノオプティカル 南青山本店)ピアス¥100,100※片耳価格(プライマル)
Loro Pianaのざっくりニット
シェアすることで安心や信頼感も纏える
「離れて暮らしていた時によくシェアしてた」(千恵子さん)
思わず素肌に着てその心地よさを楽しみたくなる極上のニット。圧倒的な上質感、動物にもやさしいものづくりにも共感。何世代にもわたって大事にしたい一生モノ。夫が北海道在住の頃、現地でニットを拝借したのがシェアの始まり。もともと、リラクシーなビッグシルエットが好きなのでなんかいいぞ! って。一生モノのニットに投資、夫婦で大事に着ていく……そんなストーリーも素敵ですね。
〈伸二さん〉ニット¥469,700(ロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン)眼鏡¥36,300(ノチノオプティカル/ノチノオプティカル 南青山本店)〈千恵子さん〉ニット¥469,700パンツ¥732,600(ともにロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン)メガネ¥35,200(ノチノオプティカル/ノチノオプティカル 南青山本店)ピアス¥100,100※片耳価格(プライマル)
ATONのセットアップ
仕事の幅もオシャレの幅も広げてくれる
「仕事着だからこそ個性を出していきたい」(伸二さん)
サッカー解説や会食など、引退後に増えたオフィシャルな席に欠かせないのが気負わず着られるセットアップ。程よいオーバーシルエット、ドライで知的なグレーが、流行問わず長く着れそうな10年選手。秋冬のワードローブに追加したい。
「今の自分を彩るセットアップに夢中」(千恵子さん)
仕事を始め、商談や講演など、きちんとしたシーンが増えたこともあり、セットアップがグンと増えました。ジャケパンが多いのでこの秋、トライしたいのがスカートのセットアップ。こっくりしたブラウンも女っぽくて好き。
「すべてのアイテムがまさに十年名品!」とオシャレ感度の高いチームSTORYも神ブランドとして認定するATON。カチッとしているのにコンフォート&艶っぽさも。男女問わず、それぞれの感性で着こなしを楽しめるクロスカテゴリーなラインナップがペア名品にピッタリ。
〈伸二さん〉ジャケット¥99,000パンツ¥59,400ニット¥69,300Tシャツ¥19,800(すべてエイトン/エイトン青山)シューズ¥96,800(パラブーツ/パラブーツ青山店)〈千恵子さん〉ジャケット¥198,000スカート¥99,000(ともにエイトン/エイトン青山)スウェット¥18,700(ロエフ/エイチ ビューティー&ユース)シューズ¥151,800(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)ピアス¥19,800バングル¥31,900(ともにニナ・エ・ジュール/ショールーム ロイト)靴下/スタイリスト私物
1人でも名品。 2人でシェアしたらもっと名品になる
お互い好きなものはそれぞれと思っていましたが、さすが長年一緒に過ごしてきた分、夫婦って自然と同じ方向を向くものなのかなと。
こう見返してみると、意外と共通点があるし、纏まり感もありました。今年から一緒に暮らしだし、お互いのファッションやスタイルをリアルに感じられることから、アドバイスし合ったりシェアすることも増えました。
同じモノでも持つ人によってそれぞれの個性が加わり、魅力がもっと拡がる。お互いの着こなしや使い方が刺激になってリスペクトもし合える。そんな夫婦名品を少しずつ増やしていきたいです。
~千恵子さん~
Shinji Ono
「天才」と呼ばれ、日本サッカー界を長く牽引し続けてきた言わずと知れたレジェンド。昨年12月、惜しまれつつ引退を発表。
Chieko Ono
大学時代にJJモデルとして活躍、17年間の主婦生活を経て40歳でモデルに復帰。犬と家族のためのブランド「LAUW」ディレクター。
撮影/竹内裕二(BALLPARK)モデル/小野伸二、小野千恵子 ヘア・メーク/KIKKU(Chrysanthemum) スタイリスト/竹村はま子、鈴木 肇 取材/石川 恵
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