「太って見える姿勢にありがちな原因5つ」理学療法士に聞いてみたら…
冬は避けて通ることができないニット。ニットって想像以上に体のラインを拾い、特に後ろ姿ともなると、広くてまあるい猫背ボディをアピールすることに…。“これさえやれば!”のバックシャンメソッドを公開。目指せ-5歳は若見えする美背中&美肩!
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ニットが似合うかどうかは「背中と肩」にかかってる!あなたの背中はどっち?
①埋もれた首
②僧帽筋がこんもりしたなだらかなライン
③首から背中へ続く丸いシルエット
④もっさり背中の始まりは首のダブつきから
⑤前傾姿勢の作業が多いと形状記憶のように腕が前に
①シュッとした首
②スラッとしたメリハリのあるライン
③締まった肩甲骨で背中がタイトに
④すっきりした背中は−5歳若見え!
⑤巻き肩とは無縁のきれいに開いた肩
なぜ美ST世代の背中のシルエットは丸みを帯びてくるのか?
年代的に体脂肪率が高くなり背筋も落ちて巻き肩&猫背に
人間は基本的に体の前でしか作業をしないので、いわゆる巻き肩になりやすいです。巻き肩になると連動して背中の上部が丸まり、その姿勢が続くと胸側の筋肉が縮んで伸びなくなり、猫背が定着します。40歳頃から徐々に背筋力が落ちていきますが、背筋力が弱くなると、さらに背中が丸まってきます。
元々肩甲骨周りは脂肪の組織が多いのですが、姿勢とは関係なく年代的に体脂肪率も高くなってくるので、その頃にお腹周りとならんで肉が付き始めるのが背中周り。体脂肪の多い人が猫背の姿勢のまま前を見ようと顎を上げると首の後ろの肉がギュッとダブつきます。こうして、首から肩、背中にかけて丸いシルエットになります。
体の構造上、胸を張って腕を後ろに引いた状態で背中を丸めることはできません。肩が正しい位置にあれば猫背にはならないんです。1日に3分、うつ伏せの状態から肘を付いて上体を反らしテレビを観るなどしながら姿勢をキープ。毎日体を反らせて柔軟性を確保することは、美姿勢のために重要です。
教えてくれた先生は…
理学療法士、リハビリセンター長。外来リハビリ・術後リハビリで病気や怪我によって低下した機能向上の指導を行う。病院HPでは体幹や姿勢に関するコラムも手掛けている。
あいちせぼね病院
背骨に関する手術の専門医が揃い、日本で一番背骨の手術実績が多い病院。全国から患者が集まる。
愛知県犬山市五郎丸上池31-1 ☎0568-20-9100 [診察]8:30~17:00、[休み]木曜・日曜・祝日
2025年『美ST』2月号掲載
撮影/杉本大希 ヘア・メイク/榎田茉季 スタイリスト/中村智香子 取材/菊池真理子 再構成/Bravoworks,Inc.
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