【卒園式・卒業式】30代ママの「スーツコーデ」色別のオシャレな着こなし集
大切な節目となる子どもの卒園式・卒業式。「どんな装いが正解なの?」と悩んでいる30代ママに、セレモニースーツを推薦します。卒園式・卒業式にふさわしいスーツの選び方や、オシャレなコーデをご紹介。先輩ママのリアルな着こなしもぜひ参考にしてください。
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【30代ママの卒園式・卒業式】セレモニースーツの選び方は?
撮影/魚地武大〈TENT〉*【上下で約2万円】きちんと行事に『今どきトラッド』が有効!通勤にも◎より
卒園式・卒業式に列席する場合は、場にふさわしい「セミフォーマルスタイル」が基本です。同色同素材で揃えることが格の高い着こなしとされており、ジャケットを着用するスーツスタイルが一般的です。下記では、30代ママがセレモニースーツを選ぶ際のポイントを4つご紹介します。
ポイント①「品のよさ」を忘れずに
式典という場をわきまえた、清楚で上品な服装で出席するのがマナーです。セレモニースーツを選ぶ際、スカートやワンピースの場合は立ったときに膝が丸見えになる丈のもの、座ったときに太ももが見えすぎるスリットがあるものは避け、露出を控えることで落ち着いた印象に映ります。
ポイント②「主役は子どもたち」を意識して
保護者にとっても節目となるハレの日ですが、あくまでも主役は子どもたち。厳かな式典で浮かないよう、脇役らしい服装を心がけることが大切です。ビビッドなカラーや極端な柄物のスーツは悪目立ちしてしまう可能性が高いので、避けるのが無難。メイクやネイルも清潔感のあるスタイルにすることが望ましいでしょう。
ポイント③お祝いの日らしい「程よい華やかさ」を
卒園式・卒業式でのセレモニースーツは、ダークカラーを基調としたシンプルで上品なデザインを選ぶのが定番です。とはいえせっかくのハレの日なので、地味に見えたり暗い印象になったりしないようパールアクセサリーやブローチ、コサージュをプラスするのもおすすめ。特にブラックを着る場合は喪服に見えないよう、小物で華やかさを添えるとよいでしょう。
ポイント④卒園式・卒業式は入学式より「厳かな式典」
卒園式・卒業式はお別れや感謝の気持ちを込めた式典でもあるため、始まりを祝う入学式に比べると厳かな面があります。そのため、卒園式・卒業式でセレモニースーツを選ぶ際は場の雰囲気に合うダークカラーが一般的です。一方でお祝いムード溢れる入学式は、華やかな場にふさわしい明るめのカラーを選ぶ人も多くみられます。
卒園式・卒業式におすすめのセレモニースーツ・セットアップの種類は?
撮影/公文一成〈光文社写真室〉*かぶらない【卒入園・入学】なら「オールインワン」!セットアップでより
卒園式・卒業式の定番・セレモニースーツの種類は、ジャケット×スカート、ジャケット×パンツ、ジャケット×ワンピース・オールインワンに分けられます。スーツは基本的に上下セットで販売されていますが、上下別々に販売されているものを購入者が選び、セットアップとして着用することも可能です。
【ジャケット×スカート】
ジャケット×スカートは、30代ママのセレモニースタイルで定番の組み合わせです。短い丈は派手に見えるため避け、膝丈か長めの丈を選びましょう。タイトだと凛とした印象に、フレアだとエレガントな印象に映るので理想とするイメージに近い形をセレクトして。
ロングスカートは短丈ジャケットやブローチで華やかに味変
撮影/谷田政史〈CaNN〉
卒園式・卒業式にふさわしい、かっちりとしたムードを纏えるブラックのジャケット×スカート。体にゆるやかに沿うロングスカートでスマートな印象を醸します。上下黒はともすると地味に見えてしまいますが、短め丈のジャケットを選ぶことでメリハリが。リボンブローチでキュートな華やぎを添えるのもおすすめです。
【ジャケット×パンツ】
近年は動きやすいパンツスタイルで列席するママたちも増えています。クールな雰囲気を演出するので、カッコよさを重視したい人にぴったり。ワイドシルエットだと着席時間が長い式典中も楽に過ごせます。細身やテーパードシルエットはすっきりと好バランスに整うのが魅力です。
ジャケット・ジレ・パンツの3点セットなら着回し力抜群
撮影/谷田政史〈CaNN〉
一見シンプルながら、フロントのカーブでさりげない個性を演出するジャケット。脚のラインを拾いすぎないテーパードパンツで、動きやすさもスマートさも両立。ベストとのスリーピースで揃えればより格式ある装いに。それぞれ単体で着回せるので、卒園式・卒業式後もデイリーに活用できます。
甘めブラウスでストライプスーツの真面目さを払拭
撮影/金谷章平
細めストライプのため派手にならず、洗練さを醸してくれるジャケット×ワイドパンツコーデ。端正に転びすぎないよう、インナーのラッフルブラウスでセレモニーらしい華やかさを加えるのがオシャレ度アップのポイントです。
【ジャケット×ワンピース・オールインワン】
体型をカバーしつつ品よく決まるワンピーススタイルも根強い人気があります。一味違うテイストを楽しみたいママは、オールインワンという選択肢も。エレガントな印象に映るワンピースと比べ、スタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
今どきジャケットならワンピスタイルがグッとあか抜ける
撮影/田形千紘
カットソーの上からベアワンピを重ね、ジャケットを羽織った今どきスタイル。きちんとした印象を放つネイビーに白のカットソーを入れることで抜けが生まれ、こなれた着こなしに。トレンドの短丈&大きめポケットのジャケットなら洒落感が高まるとともに、スタイルアップも叶います。
足元は「肌に近い色のストッキング」がマナー
卒園式・卒業式のセレモニーコーデでは、素足はNG。肌寒い季節のためタイツを穿きたくなりますが、肌に近い色のストッキングを着用するのがマナーです。柄やワンポイント入りではなく、シンプルなデザインを選ぶのが基本。黒のストッキングを合わせると喪服の印象を与えてしまう場合があるので、避けたほうがよいでしょう。
縫い目のないストッキングを世界で初めて開発した、老舗レッグウェアブランド『ウォルフォード』。美しいデザイン性と高い機能性を備え、ハレの日を支える相棒にぴったりです。こちらは強度と伸縮性、速乾性に長けた素材を使用したベストセラーアイテム。快適で柔らかなフィット感、素肌のような履き心地が魅力です。
Individual 10 Tights cosmetic ¥6,600(Wolford)
卒園式・卒業式のセレモニースーツは何色が正解?色別に解説!
卒園式・卒業式のセレモニースーツの色は、ブラック・ネイビー・グレーといったダークカラーが基本です。厳粛な式典で好まれる色であり、失礼に当たらないとされています。以下では、そんなダークカラーほか、柔らかで上品なベージュを加えた、おすすめのスーツコーデをご紹介します。
安心感のある【ブラック】
黒は冠婚葬祭や仕事でも活躍する王道カラー。「喪」の雰囲気が出ないよう、インナーや小物を黒以外にしたり、パールアクセサリーやブローチで華やかさを添えるのがおすすめです。
モダンなブローチでオールブラックに遊び心をプラス
撮影/小川久志
厳かな式に合うブラックですが、ジャケット・パンツ・インナーを黒で統一すると暗い印象になってしまいそう……。そんなときは、馬やハート、ウェーブなどお茶目なモチーフのブローチで華やかに味変するのがおすすめです。胸元のブローチが映えるノーカラージャケットは上半身がすっきり見えるのに加え、アウターを羽織っても着膨れしにくいというメリットが。
人気ナンバーワン【ネイビー】
式典の厳粛さを尊重しつつ、清楚で上品な印象を与えるネイビー。どんな色とも調和し程よい華やかさを添えてくれるので、「保護者会や入学式にも着回せる!」とママたちから高い人気を集めています。
ペプラムジャケットで上品ネイビーに甘めエッセンスを投入
撮影/金谷章平
かしこまりすぎないけどきちんと感を確保した、ペプラムシルエットのジャケットも見逃せません。ウエスト回りをカバーしつつオシャレ心も忘れないデザインがママに嬉しいところ。センターシーム入りで美脚に見えるパンツは、ストレッチ性があり穿き心地もばっちり。品格漂うネイビーが母らしい節度をしっかりと保ってくれます。
端正なビスチェでベーシックなネイビーがモードに仕上がる
撮影/谷田政史〈CaNN〉
卒園式・卒業式に溶け込むネイビーでありながら、自分らしい佇まいを醸すジャケット×パンツ×ビスチェのセットアップ。トレンドのビスチェはテーラードベストのディテールを盛り込んでいるため、甘く転ばずモードに引き寄せます。潔くスリーピースでまとめたぶん、チェーンブレスレットのドレスウォッチで華やかさをプラスして。
シックで柔軟な【グレー】
信頼感や誠実さがあるグレー。モノトーンながら明るい印象になるのが魅力です。知的で洗練された雰囲気を醸す一方でかしこまりすぎないため、オフィカジにも活躍します。
オールグレー×ローファーでほんのりトラッドに
撮影/川﨑一貴〈ajoite〉
グレーのスリーピースにローファーを合わせ、程よくクラシカルなスタイルに。立ったり座ったりと忙しい卒園式・卒業式では、動きやすいワイドパンツが頼れます。センタープレス×ピンタック入りできちんとさをキープ。腰まわりをカバーする丈感のジャケットなら、しゃがんだときにうっかりインナーが見えることがなく安心です。ビスチェはブラウスやTシャツとレイヤードして、仕事にも休日シーンにも着回せるのが◎。
華やぐ【ベージュ】
卒園式・卒業式のスーツスタイルはブラック・ネイビー・グレーのダークカラーが一般的ですが、ベージュを着用しても問題ありません。明るく華やかな印象になるため、入学式への着回しにも重宝するカラーです。
あえてのシャツ出しでベージュスーツに変化球を投入
撮影/金谷章平
品よく華やかなベージュのテーラードジャケット×テーパードパンツが、節目の日にふさわしいきちんと感を演出。そんなお行儀のよいセットアップなら、ロングシャツの裾を出すという遊び心も懐深く受け止めてくれます。淡色コーデがぼやけないよう、ダークカラーのポインテッドトゥパンプスでキリリと引き締めて。
先輩ママたちの卒園式スタイルは?【スーツコーデSNAP】
過去にVERYやVERY webでご紹介した、先輩ママの卒園式コーデをご紹介。ジャケットスタイルを選んだ経験者ならではのコメント付きでお届けします(年齢は撮影当時のものです)。
“普段使いできるか” がポイント
取り外し可能な襟付きジャケットで華やかに
「卒園式はお別れや感謝の気持ちを表すために、落ち着いたネイビーのセットアップで。華やかな襟元とバッグ、シューズを白で合わせてトーンアップさせました。大きめの襟は実はジャケットに付いていて、取り外し可能。襟ナシだとシンプルなノーカラーになるジャケットは普段使いできるな、と購入しました。セレモニーだけでなく普段にも使えるかを意識してアイテムを選ぶのは、3人子育ての経験から学んだことです」小手蘭子さん・32歳(11歳の女の子、9歳と6歳の男の子ママ)
子どもの制服とリンク&周りから浮かない
ネイビーのジャケット×パンツをセレクト
「長女の卒園式はネイビーのセットアップを着ているママが多く、私も例外ではありませんでした。セレモニーで着られる動きやすいパンツスタイルを探していたところ、たまたまOHGAのセットアップをインスタで見つけて即決。ビジューボタンのおかげで顔周りが明るく見える気がしています。セルジオ ロッシの靴、フェンディのピーカブーを黒で統一してすっきり見せました」今中友理さん・29歳(6歳と4歳と2歳の女の子、1カ月男の子のママ)
ハレの日にふさわしい服装で思い出に残る一日を
卒園式・卒業式の服装に悩んだときは、“控えめな上品さ” を意識したセレモニースーツが最適です。お祝いである反面厳かな式典であるため、落ち着いた印象のダークカラーが定番。地味にならないよう、ブローチやアクセサリーで華やぎを添えると◎。入学式や仕事などにも着回せる、シンプルなデザインを選ぶのもおすすめです。母らしいきちんと感と程よい華やかさを備えたスーツコーデで、心に残る素敵な卒園式・卒業式を迎えてください。
文/小林 愛
*掲載の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。掲載商品はすでに販売終了している場合があります。
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