【オーストラリア】「パース」のフォトジェニックな大自然&美しい街並みを満喫!【映えスポット】
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次の長期休みはどこに行こう…?旅先に迷う方に今おすすめしたいのが西オーストラリア州の州都「パース」。オーストラリア第4の都市とも呼ばれるパースは、高層ビルが並ぶ近代的な街並みと大自然が融合する美しい場所。“都会も自然も楽しみたい!”という欲張りな方にうってつけなんです。旅をナビゲートするのは、CLASSY.リーダーズ兼ライターとして活躍してくれている中村美貴さん。今回は、大自然も都会も、フォトジェニックな観光スポットについてご紹介します。※取材時期は3月中旬です
1.フォトジェニックな大自然
【ピナクルズ】
金色の砂漠に無数の石柱が立ち並ぶ異空間

パースから北へ約250km。道中、野生のカンガルーにも遭遇しながらたどり着いたのはオーストラリアでエアーズロックに次いで観光客が多いナンバン国立公園。そこに広がるのは、金色の砂漠に何千という数の石柱“ピナクルズ”が林立する不思議な光景です。ピナクルズ(ピナクル=先端が尖った)と呼ばれるこの奇岩群は、大昔、海だったこの場所に砕けた貝殻や砂などが蓄積してできた石灰石層が、何千年もの間堆積と侵食を繰り返され形成されました。

最も美しいのは夕暮れ時。夕焼けに赤く染まる神秘的なピナクルズを見ることができます。

強風により、風化で形成されたと言われているピナクルズ。今もなお風化は続いており、いつかは奇石群が完全に削られてしまうかもしれません。
時間帯で表情を変えるピナクルズ
夕暮れ時に訪れると、沈んでいく太陽に合わせて次々に表情を変えるピナクルズを見ることができます。
【ランセリン砂丘】
真っ青な空の下、月面のような白い世界が広がる

ピナクルズ近くの海沿いにある「ランセリン砂丘」。“オーストラリアの雪”と呼ばれる程の真っ白な砂が、辺り一面に広がる美しい砂丘です。真っ青な空と白い砂のコントラストが幻想的で、インド洋からの強い風に吹かれれば大自然を全身で感じることができます。ここではサンドボードや4WDで丘の上を駆け抜けるスリリングなアクティビティが大人気!このランセリン砂丘での体験が、今回のパース旅行で私の最も印象深い思い出になりました。
どこまでも続く真っ白な砂地

太古の昔、海の水位が上昇した際、海風より運ばれた石灰石を多く含む砂により形成されたランセリン砂丘。強い日差しと強風のためサングラスは必須ですが、ミネラルが多く含まれているため裸足で歩いても熱くありません。
フォトジェニックな青と白のコントラスト
幻想的な風景を写真に収めて

到着したら、まずはどこまでも広がる砂丘を思うままに歩き回りましょう。真っ青な空と真っ白な砂とのコントラストをバックに、思い出の一枚を。空と砂以外何もない広大な地を裸足で歩けば、日常を忘れ身も心も解放された気分!砂は粒子が細かく色々なところに入り込んでしまうため、スマートフォンやカメラなどの電子機器を仕様する場合はジップロックに入れるなどの対策がおすすめです。
スリリング&エキサイティングなアクティビティを楽しめる
爽快感が病みつきに!「4WD体験」

丘の上までのアクセスは、4WD体験がおすすめ。4WDに乗り込んだら、プロのドライバーによる運転で丘の上まで向かいます。傾斜を猛スピードで登ったり下りたり、時には急斜面で止まったり…激しく揺れる4WDの乗り心地はジェットコースターさながら!サラサラの砂地にタイヤが滑る感覚にはヒヤッとしましたが、思わず叫び声をあげて楽しんでしまう程、爽快感満載なドライブでした。

気分爽快!童心に返って楽しむ「サンドボーディング」

灼熱の太陽の下、サンドボーディングで砂丘を滑るアクティビティも。体育座りするようにボードに座り、心地よい風を受けながら砂滑り。視界に入るのは白い砂だけ!
2.歴史とアートを感じるパースの街歩き
【フリーマントル】
イギリス植民地時代の面影が残る港町

歴史的な美しい街並みで知られるフリーマントルは、パースの中心部から約20kmのインド洋に面した港町。1829年イギリス人により開拓され今もなおその時代の面影が残るこの街には、最新のファッションやグルメ、アートが集まっています。ブリティッシュな建造物が立ち並ぶ街中はどこを切り取ってもオシャレなので、カメラ片手に街歩きを楽しんで。

週末のみ開催するフリーマントル市場の前で。地元民で賑わうレストランもあり、夕暮れ時でも活気に溢れています。

スポーツバーやカフェが立ち並ぶエリアには、地元や海外のアーティストによるウォールアートが多数点在しています。作品との出会いも、街歩きの楽しみの一つです。
パースの人々を癒す"フリーマントルドクター"

午後になるとパースを吹き抜けるフリーマントルドクター(インド洋からの涼しい風)。ベイザーズビーチ前にあるラウンドハウスの高台に立つと、美しい眺望と共に爽やかな風が肌を冷やしていくのを感じます。
【パース中心部】
ウォーターフロントの新名所「エリザベスキー」

2016年の再開発により生まれ変わったエリザベスキー。スワン川沿いに高層ビル群がそびえ立つ美しい景観と、最新のレストラン・カフェなどを楽しむことができます。

イギリスそっくりな街並み「ロンドンコート」

イギリス統治時代を思わせる、英国式のショッピングアーケード「ロンドンコート」。小道にはヨーロッパらしいアンティークショップやお土産屋さんの他、スコーンや紅茶を楽しめるイギリスらしいカフェも。観光のひと休みに立ち寄るのもおすすめです。

アーケードの入り口。どこか既視感のある建物だと思ったら、イギリスの老舗デパート・リバティロンドンの景観にそっくり!

一歩足を踏み入れると、まるでハリーポッターの世界に迷い込んだかのような英国の街並みが現れます。

オーストラリアにいながらイギリス旅行の気分も楽しめる、絶好のフォトスポットです。
モダンアートが集結する裏路地「ウルフ・レーン」

狭い路地を再生するため、たくさんのアーティストがウォールアートを手掛けた「ウルフ・レーン」。路地の入り口から出口まで、至るところに大胆に描かれた作品は足を止めてじっくりと鑑賞したい!

路地に入るとまず出迎えてくれるのが、大きな壁一面に描かれたカラフルなモザイクアート。

オーストラリアの平和を願って描かれた「HOPE」は、ここ数カ月の間に描かれたばかりの新しい作品。波に揺れるボートには少女が座り、“HOPE”の風船が繋がれています。“荒波の中でも希望(=HOPE)があるように”との想いが込められているそう。

チョークで描かれたようなタッチの犬(左)に、実写のような子ども(右)のアート。ひとつひとつの作品に込められたストーリーも興味深い。

元は沼地だったパースを表す絵も。真っ青な空に色彩豊かなアートが映えます。
ホテルも写真映え!「The Melbourne Hotel(メルボルン・ホテル)」

パースCBD(中央ビジネス区)のショッピングエリア、ヘイ・ストリートとミリガン・ストリートの角に位置する4.5つ星ホテル。改装されたばかりの客室は新築または改装済み。立地がよくショッピングエリアやパース・アリーナは徒歩圏内、「キングスパーク」へのアクセスも良好。ホテルのロビー階には早朝から営業しているカフェもあります。

【客室(プレミアルーム)】
【朝食「De Baun & Co」】
The Melbourne Hotel(メルボルン・ホテル)
住所:6000 33 Milligan Street Perth
エリア:パース セントラル ビジネス ディストリクト / パース
チェックイン時間:14:00 ~ 指定なし/チェックアウト時間:10:00
※チェックイン時デポジットあり
パースについて
西オーストラリア州の州都であり、同州最大の都市。サマータイムはなく、日本との時差はマイナス1時間。オーストラリアの季節は日本と逆で、12-2月が夏、6-8月が冬となります。パースも同様に四季を楽しめますが、地中海性気候で一年を通して過ごしやすいです。日差しが強いので日焼け対策は必須。夏の12-2月は平均最高気温が30℃を超えますが、35℃以上になることは稀。午後になると「フリーマントル・ドクター」と呼ばれるインド洋からのさわやかな潮風が吹き、暑さを和らいでくれます。冬は1年の中で最も降雨量が多く、急な雷雨なども発生しやすくなります。
西オーストラリア州政府観光局、ANA
西オーストラリア州政府観光局の公式インスタグラムでは、西オーストラリアの魅力を写真で紹介しています。
取材/中村美貴 編集/永吉徳子