佐藤ありささん「薬がなかなか処方されにくいドイツで始めたこと」
現在ドイツ在住の人気モデル、佐藤ありささん。7歳の女の子と3歳の男の子のママとして、子育てに奮闘中の日々をレポート! 今回は、ドイツでの春の休日の過ごし方や、手作りオーガニックアイテムについて語ってくれました。
前回の連載はコチラ!
▶佐藤ありささん「ドイツに来て少しずつ息抜き上手になりました」
イチゴの苗を買いに行きました。日本と同じくたくさん品種があって、迷っちゃいます。
外遊びが最高の季節です!
休日は車で郊外に出かけて満喫




私の住んでいるドイツ・フランクフルトにも春到来! 暖かく天気も良くて、気持ちいい季節になりました。冬が寒くて長いからこそ、気候のいい時期は外で過ごすのが大好きなドイツの人たち。我が家も週末は積極的に外に出かけて、子どもたちとリフレッシュしています。
先日の週末は、パルメンガルテンという歴史ある植物園に家族で遊びに行きました。ガラスドームの温室があっていろんな植物が見られるのですが、子どもと遊ぶのにもぴったりの場所なんです。足漕ぎボートに乗ったり、カナダガン(カナダグース)の親子を見たり。涼しいくらいの気温だったけど、子どもたちがスルーできず服のまま水遊び場にドボン! 気持ちよくびしょびしょになり、そのまま車で帰りました(笑)。今度はいつ行く!?と毎日のようにせがむ子どもたち。次回は必ず水着持参で遊びに行く予定です!




いつものママ友ファミリーとイチゴ狩りに行ったことも。日本のイチゴ狩りはビニールハウスが一般的ですが、ここは屋外の畑が新鮮だった〜! 地植えで泥がついてたりするのでその場でパクッとはなかなかしづらいのですが、採ったら重さを測ってそのぶんをお支払いするシステムです。
ママ友とは、娘たちが2歳の頃からのお付き合い。息子も入れて3人で、もはやきょうだいのように育っています。あんな小さかったのに大きくなったよねぇ〜なんて言いつつ、遊び回る子どもたちを見ながら、そばにあったフードコーナーのイチゴのお酒で乾杯(パパチームは運転なので、私たちだけ(笑))。フラムクーヘンという薄いピザも食べました。郊外の自然豊かな場所で過ごすこんな休日が、今は幸せ。そうそう、イチゴは帰宅してから潰して生クリームと混ぜ、型に流し込んで冷凍庫へ。アイスにして楽しみました!


この春は家でもイチゴを育ててみたいなと思い、苗を買ってきてテラスで家庭菜園に挑戦中。そろそろ赤く色づいてきて、おいしそうになってきました! 子どもたちは、もう食べていい!?と待ちきれない様子。子どもと過ごすからこそトライすることがたくさんあって、親の私も勉強になります。
ドイツに来て、自然なヘルスケアに開眼。
オーガニックのケアアイテムを作ってみました




そんなふうに家族ぐるみの仲であるママ友と一緒に、オーガニックのケアアイテムを作るワークショップに参加してきました。肌の保湿にぴったりのボディバターや、胸に塗るとスッと呼吸が楽になるバーム。講師の方が学校の先生でもあるので、いろいろ教えてもらいながら作れてとても楽しかったです。


ドイツでは少し体調を崩したとしても、日本のようにすぐに病院で薬がもらえるわけではないんです。そのぶん、いかに自然なもので身体を整えるか、ということに意識が向くようになりました。こんなふうにオーガニックのものを試してみたり、ハーブティーを常備しておいて、気になる症状に合わせて飲むようにしたり。食べるものもなるべくオーガニックで揃えられたらと思うのですが、こちらでもやはりオーガニック商品は値段が高め。すべてをビオスーパーで揃えると食費が大変なので、皮ごと食べるものやフルーツはここで買って、そうでないものはいつもの市場に行って…など使い分けています。(お買い物の効率は良くないけど、やりくりも大切!)
外食の場合はあれこれ気にせず楽しみたいし、子どもたちが好きなお菓子を食べたい時もある。だからこそ、家では無理なくできる範囲でオーガニック生活。ゆるりと取り組みつつ、知識はできるだけ持っておきたいな、と思っています。
profile
1988年生まれ、北海道出身。2005年「ミスセブンティーン2005」に選ばれ、同誌専属モデルとしてデビュー。数々の女性誌でカバーを飾るトップモデルとして人気を博し、女優やお天気キャスターとしても幅広く活躍。2016年7月に結婚。翌年に長女を出産後、ドイツへ移住。2021年に長男を出産し、現在は二児のママ。@satoarisa920
取材・文/西原章
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