ExWHYZ mayuの「日々、ぼやき。」#16 とりあえず進んでみる

©Takuya Iioka/光文社
4人組ガールズグループExWHYZ(イクスワイズ)のメンバー・mayuさんのエッセイ連載の第16回。ラジオ番組での「リスナーお悩み相談」が核心を突きすぎる……と高いコメント力で話題の彼女が、JJ世代の一女性として等身大の“もやもや”を赤裸々に綴ります。今回は近況。です。
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こんばんは、ExWHYZのmayuです。
去年の6月に活動休止を発表して、それからもう1年が経とうとしています。
約5ヶ月のお休みをいただいて、復帰してからも「まあ5ヶ月休んでたんだから5ヶ月は全開にはなれないだろうなあ…ってくらいの気持ちでいないと無駄にダメージくらっちゃうだろうな」と思ってましたが、復帰してから6ヶ月経った今思うのは、やっぱり思い通りにはいかないなってことです。
でもなんか、1年前の自分とは心持ちが少し違っていて、苦しいときもあるけど、なんか、大丈夫です。
あと、ライブでのわたしは前よりもっと良くなれるぞ!って思ってるところです。
できたら、わたしもなんでもかんでもやれるようになりたいから、今のままでいいとは思ってないけど、自分が
・得意なこと
・好きなこと
・それに打ち込むことで周りに与える影響
を考えた時に、やはりライブかなと思ったので、ライブに向けてとにかく準備して良いものを見せることが、今の自分が周りに対して良く作用できることなのかなって思ってます。
以前はいろんなことにアンテナを張りまくってたので、というか張れるくらいには成長したんだと思います。
でも気付けばどうにもならないことになっていて、日を追うごとに、自分が何をすれば良いのか、何が好きなのか、わからなくなっていったし、何も出来なくなっていきました。
今は正直いろんなことに気を配る余裕も、体力も気力もないっていうのもあるけど、そういう意味では人を頼れる(助けてもらわざるを得ない、申し訳ない)ようになったのかな~?とかは思います。
本当はいろいろやれた方が良いと思ってるから、これだけをやる!(やってればそれで良い)って思えなくて、だから出来ない自分にしょげちゃったりもします。
だけど、仕方ないって割り切ることもある程度出来るようになりました!
それでも「わたしの頑張りなんて当たり前の範疇だし、もっとやらなきゃ意味ないよ~涙」ってなってしまう時もあるので、そうやってメソメソしてきたときは「わたしは考えなくて良いところまであれこれ考えすぎてるから別の言語のことを考えよう」と思って、英語のアプリを開いて英語の勉強をすることにしました。笑
集中しはじめると泣き止んだりするのでいいですよ。まあ気持ちがぐちゃぐちゃな時なので頭に入ってるかどうかはわからないけど。
日々少しずつ自分への対処を身に付けているところです。
休んでみて、自分の好きなことや得意なことが明確になったから、それに向けての行動ってそんなに苦じゃなかったりして、だから一旦は苦じゃないことをしっかりやろうってかんじです。
現状のわたしのモットーは “やれる時はめっちゃやる、やれない時はちょっとやる” です。
やれない自分を許せないのはいつも自分だから、まあ、それで成長出来るからその自分を消してやろうとは思わないけど、いなしていく必要はあるよなってかんじです。
こうやって大人になっていくんだなー!?!?
苦しくて楽しいでーす。

©mayu/WACK、光文社
profile/mayu (ExWHYZ)
2017年8月に事務所の先輩グループBiSHのイベントでお披露目された「EMPiRE」の初期メンバーとして活動をスタート。同グループは2022年6月に突如解散し、同じメンバーで「ExWHYZ(イクスワイズ)」を結成。2023年5月には、所属事務所・WACKのグループとしては初となる日本武道館ワンマンライブを開催し、成功させる。EMPiRE時代から作詞や振り付け、チームのまとめ役を担い、また個人としても、冠ラジオ番組にコンビニご飯のコラム執筆など、マルチに活躍。
5月より全国11都市を巡る「ExWHYZ TOUR 2025 ‘(unfinished) odds and ends’」を開催中。7月30日に1stシングル「iD」をリリース、8月2日には活動3周年を記念したワンマン公演「ExWHYZ 3rd Anniversary Special Live ‘Our Step→Future’」をLINE CUBE SHIBUYAにて開催する。
photo/Takuya Iioka
styling/Erika Abe
hair & maku-up/Yuri Ikeda[éclat]