【街映えご当地カラースナップ】エリアによって映え色が違うらしい⁉ 名古屋は何色…?
〝映えカラー〟は地域別の太陽の当たり方によって変わるんです!全国の読者が着こなす映えカラーSNAPから映え色の着こなし術まで、色彩自然学者の解説とともにご紹介!今回は【名古屋】編です。
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〝映えカラー〟は太陽光の当たり方によって変わる

南北に長い日本列島は、太陽光線や湿度できれいに見える色が違っていて、これは太陽光と緯度が関係しています。太陽光の当たり方は太陽からの距離によって変化していて、極に近いほど大気層を通る距離が長くなり、青い光が拡散されて青みが強調されるので寒色系がきれいに。逆に赤道に近づくほど光の拡散が少なく暖色系がきれいに見えます。また、夏の湿度が高い時季は、空気中の水分に光が拡散して、くすんだ色が映えるのです。
名古屋の映えカラーは【グリーン】
緑は黄(光)と青(闇)の間に生まれる色で、植物を意味する生命の象徴。争いから離れた穏やかさや安心感、バランスをとる上手さを宿す色です。(色彩自然学者・高橋水木さん)
甘さとクリーンな印象を両立可能
◯ 神農絵里奈さん

義母とホテルランチの日はakikiのAラインワンピが最適。薄いグリーンなので派手ではなく、程よく甘く、かつ爽やかなので好印象。
◯ 川瀬麻衣さん

オフの日は思い切ってカラーを投入。H&Mのブラウスはピスタチオカラーとフリル衿がお気に入り。デニムとヒールで女子会ランチに。
自然界と関わる色彩心理・色の意味や心理を知って、色選びの参考に
色と色彩心理には自然界との付き合いが深く関わっています。時代や地域によって変わらないのが自然に存在する普遍的な色で、創世記でも光と闇から世界がはじまったように、色も自然界の光と闇がなければ多彩な色彩グラデーションは生まれません。
例えば緑が平和の象徴とされるのは、光(黄)と闇(青)の中間でバランスを保ち中和している色だから。自然界でいうと生命の源でもある植物の色ですよね。一方で、光と闇の間で生活している私たちにとって、ニュートラルなグレーを混ぜたくすみカラーは、フィットしやすく落ち着く色。色を選ぶときは、ふと「暗い気持ちが起こる色」ではなく「今の自分にピッタリくる色」こそ“似合う〟にも繋がります。
解説は…
色彩自然学者 高橋水木さん

撮芸術大学卒業後、色や形の創作で心の回復をうながす表現療法を20年実践。現在は「色彩自然学の学校」を営み、色彩心理学や色彩自然学、自然との共生にむけた教育に携わる。
撮影/久保嘉範 ヘア・メーク/神戸春美 スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/木村まい、田中幸恵 ※情報は2025年7月号掲載時のものです。
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