【コメント全文】BIGBANG・D-LITE 日本公演 ファンへ直筆のお手紙も!「来年はBIGBANG のステージを一緒に楽しんでください」

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BIGBANG の D-LITE(DAESUNG/テソン)が行うアジアツアーの日本公演「D-LITE2025 ASIA TOUR [D’s WAVE] IN JAPAN」が、2025年7月から8月にかけて神戸と横浜で開催されました。JJnet は、8月31日の日本ラスト公演に潜入。圧倒的な歌唱力と、ユーモアあふれる MC、さらには BIGBANG の今後の活動を示唆するコメントまで。ファンへの愛が溢れた公演の様子をお届けします。

「僕の人生で一番楽しい日曜日」

4階まで満席のぴあアリーナ MM。生バンド演奏が会場を盛り上げ、開演時間の16時を迎えると、キラキラとしたイエローデニムセットアップに身を包んだ D-LITE が登場。「ヨコハマ〜、Welcome to my Universe!」と叫び、楽曲「Universe」から日本最終公演が幕を開けました。

「皆さんの大事な日曜日の夜に、僕と一緒に過ごしに来てくださってありがとうございます!」と感謝を述べた D-LITE。昨日に続き、この日も「人生で一番楽しい日曜日になりそう」と語りました。

「昨日もすごく楽しかったんですけど、今日も多分、僕の人生の中で一番楽しい日曜日になるんじゃないかなと思いながら、僕もワクワクしています。今日一日、僕たちの大事な思い出を作りましょう!」

MC では、会場に集まったファンとの掛け声を練習。掛け声が揃ったところで、最新アルバム『D’s WAVE』から「Last girl」、「JUMP」を披露。

「日曜日の4時、一番いい時間ですね。ライブが終わっても7時くらいで、ちょうどいいんじゃないですか? 帰り道にビールとか飲みながら、いい一日になりそうなんですが、その前に、僕と一緒に過ごしに来てくださった皆さんの選択が後悔にならないように、今日は頑張ります。皆さんも僕と一緒に最高の思い出を作っていただけたら嬉しいです」

韓国1stミニアルバム『D's WAVE』を冠した今回のツアー

これまで日本語曲を多数リリースし、ライブツアーを成功させてきた D-LITE ですが、今回のツアーでは韓国語のソロ曲も多数披露。日本のライブでこれほど多くの韓国曲を歌うのは初めてだと明かしました。

「日本のライブで、韓国の歌をこんなバンバン歌うのは僕も初めてです。『BANG BANGBANG』は歌いましたけど(笑)」

「今回は、4月に発売された『D’s WAVE』というアルバムのおかげでできたツアーなので、もし『なんで韓国の歌ばかり?』と思ったファンの方がいらっしゃるなら、理解してください(笑)」と、MC でもユーモアたっぷりに説明。

大人になったD-LITEの熱いバラード

2024 年リリースの「Falling Slowly」、「빛(Light)」に続き、「ウソボンダ (Try Smiling)」、「BABY DON’T CRY」とバラードナンバーを熱唱。これらの楽曲について、曲が持つ意味も変化したと語ります。

「当時は、完全にド・バラードという感じでレコーディングして。歌う時の顔つきや喉の使い方も違いました。今はいろんな経験を積んで大人になり、もうこっちは子供ではないから(笑)歌う時の気持ちも全然違う」

「今はもうみんなで歌える曲になって、会場の皆さんとの一体感、あの熱さが大好きなんです」

J-POPカバーに、「Umbrella」日本語バージョンも!

日本でソロ活動を始めて、11年以上が経った D-LITE。

「2006年に韓国でデビューして、日本でのソロ活動は 11年を過ぎました。本当に皆さんのおかげですし、日本での活動経験がなければ、『D’s WAVE』というアルバムは世界に出てこなかったと断言します」

アジアツアーでも、日本の活動への感謝を込めて特別な曲を披露している、と話します。

「特に今日は日本なので、皆さんに感謝の気持ちを伝えて、次の曲に行きたいと思います」と語り、斉藤和義の「歌うたいのバラッド」を熱唱。力強く優しい歌声で会場を包み込み、一部はマイクをファンに向けて一緒に歌うなど、温かい一体感が生まれました。

続いて、2014年リリースの日本語曲「Rainy Rainy」「Dress」、そして数日前に正式リリースしたばかりの「Umbrella(Japanese ver.)」を披露。

「今歌った『Umbrella』は、8月27日にオフィシャルリリースすることができました。もともとは、前回の僕の日本ツアー『D’s IS ME』で、限定グッズを買ってくださった方しか聴けなかったのですが、今年の梅雨や夏の暑さがやばいじゃないですか。なので『Umbrella』を聴いてもらって、皆さんを少しでも癒してあげようと思って、発売しました」

BIGBANGレア曲披露「いつかソロステージがあるなら、僕の声で歌ってみたい」

ライブの中盤では、BIGBANG のレア曲メドレーも披露。「あまり有名ではない曲」と前置きしつつ、BIGBANG としても数えるほどしか披露したことのない「MONSTAR」「Stupid Liar」「Oh My Friend」を力強く歌い上げ、会場を驚かせました。

「次のステージは、皆さんと一緒に楽しめるステージ。一応、BIGBANG のメドレーです。なぜ“一応”とつけたかというと、そんなに有名ではない曲でございます。そして BIGBANG としても多分3回…、そんなに歌ったことがない曲なんです」

「なぜかと言うと、サビが高かったり、誰かが歌えなかったり、ステージで歌ってみたら意外と味がなかったり、いろんな理由があります。でもその時、僕は思ってました。いつか僕のソロステージがあるなら、絶対僕の声で歌ってみたいなって。知らない方にはちょっと失礼なんですが、勝手に選んじゃいました。ご存知の方がいらっしゃるなら、一緒に楽しんでください!」

「Us Before」の掛け声が大成功

赤チェックの衣装に着替えて再登場した D-LITE。2023年リリースの「Flow」、そして最新アルバム『D’s WAVE』から「Wolf」「Beautiful Life」「Fly Away」「Us Before」を続けて披露。

なかでも「Us Before」では大きな掛け声が響き渡り、D-LITE は「最高、これですよ。これがチームワークじゃないですか!」と大喜び。

「このツアーもほぼ終盤ですが、今までで(掛け声が)一番大きかったです。感動です。横浜の力ですか。“黄色いライト横浜〜”。さすがでございます。ありがとうございます」

※1968年の楽曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」に掛けて

D-LITEからの手紙

ライブ終盤、D-LITE は「SNS をやっていない自分にとって、ライブは皆さんに直接気持ちを伝える一番大切な場所」だと語り、手書きで綴った手紙をスクリーンに映し出しました。

「ライブの時だけは、皆さんに僕の声で直接、僕のこれからの目標や考えをちゃんと伝えようと思いまして、綺麗ではないんですけど、手紙を書いてみました」

〜以下、手紙の内容〜

「昨年でしたね、『D’s ROAD』(ファンイベント)で新しい出発をします、と活動開始をお知らせしたのは。本当にあっという間に時間が流れ、昨年の出来事が 2、3 年前のことのように感じられます。アジアツアー、そしてジャパンライブツアー、D’s IS ME、そして D’s IS MEアンコール、放送活動、そして YouTube(집대성)など、昨年経験した全てのことに心から感謝の気持ちでいっぱいです」

「このように忙しく過ごした一年の中でも、このアルバムが一つの形になったことはまるで夢のようです。僕はいつも新しい挑戦よりコツコツ続けることを好む方なので、僕にとって日本活動を超えて、より遠い場所へ広げていくのは、大きな挑戦でした。その僕を信じてくださった社長さん、そしてRND COMPANY、そして新しい家族になったアミューズの皆さんに心より心より感謝を申し上げます。そしてもちろん、あくまでも計画に過ぎなかったことをこうして素敵に実現してくださった、ファンの皆さん一人一人に感謝の思いをそっと届けたいです」

「皆さんもご存知の通り、僕はルーティーンを大切にしている人なので、僕たちのこのコンサートが僕の人生で最も長く続くルーティーンになってほしいと願っています。これからも皆さんと一緒にこの日記の続きをずっと書き続けられることを楽しみにしています。これからもよろしくお願いします」

「これからもお互いの人生の友達として」

手紙を読み終えた後も、D-LITE は自身の言葉で感謝を語り続けました。

「どこかのインタビューでも言いましたが、僕が初めて本格的に活動を始めたのは日本でしたので、今こうしてソロで歌っているのも日本の活動のおかげだと思います。その時の僕を思い出したら、自信もなく、ステージに立つことも歌うこともすごく怖かった僕にとって、皆さんは勇気でもあり、希望でした。その感謝の気持ちは、どこで歌ってもずっと大切にします。これからも今まで通り、お互いの人生の友達として、人生の新たな1ページを作っていきたいと思います」

そして三方向に深々とおじぎ。これからも長く歌い続けたい、という思いも明かしました。

「最近本当に、このツアーを回りながら、皆さんのおかげでこんなに幸せな人生を過ごせているのだと感じています。もし可能なら、ステージの上で最後の歌声を失って、『今まで幸せな人生でした』と言って引退したいんですけど(笑)。そんな日がいつ来るかわからないし、これからも長くステージに立ち続けたいから、レッスンや運動を頑張っていきます」

「僕のこれからの音楽の人生、僕だけでは何もできないです。さっきも言った通り、皆さんのことが最も大事です。だから皆さんの健康、皆さんの膝、皆さんの目、鼻、耳、首、腰、男は腰、特に腰(笑)。皆さんが元気で、長く長く、僕と一緒にお互いの人生の日記を描いていきたいなと思います。本当に嬉しい経験をさせてくださってありがとうございます」

「次の曲でこのライブは終わりますが、僕たちの時間は終わりません。これからも、どこに向かっても皆さんと一緒に楽しみたいです」

そう言って最後の曲「WINGS」を歌い上げ、ライブ本編は終了しました。

「今日ちょうど4時に始まりましたから、皆さん夜ご飯の用事とかあるはずですね。夜の用事がある皆さん、ぜひゆっくり夜ご飯に行ってください。そして残りの、今日何もない方、平和な週末を過ごしてください(笑)」

サプライズのアンコール

アンコール待ちの会場には「カン・テソン」の掛け声が響きます。その声を受けて再び登場した D-LITE は、キラキラに装飾されたツアーT を着用し、ドラムセットを叩きながら再登場。「FANTASTIC BABY」「BANG BANG BANG」「WE LIKE 2 PARTY」と、BIGBANG のヒット曲メドレーで会場を再びヒートアップさせました。

続いて「D-Day」を歌唱。「みなさんこのまま帰りますか?もっと歌いますか?」と問いかけ、「ナルバキスン (Look at me, Gwisun)」の日本語バージョンを情熱的に披露し、会場をさらに盛り上げました。

Wアンコール「すごく幸せ」

熱い「カン・テソン」コールに応え、再びステージに登場した D-LITE。最後までユーモアを忘れず「皆さん、暇ですか?(笑)」「ちょっと空気読んでください、早く帰ってください(笑)」と笑わせます。

そして、コンサート序盤で「Universe」を歌った際、イヤモニの不調で音がうまく聞こえなかったことを告白。「皆さんに悪くて…」と、そのお詫びとして「Universe」と「JUMP」をもう一度歌うことを宣言。さらにこの2曲に限り、撮影 OK というサプライズも。

D-LITE の心遣いに、ファンは撮影しながらもジャンプや掛け声で精一杯応えました。その熱い反応に D-LITE は「皆さんのスキルがやばいですね!さすが!」とコメント。

「皆さん、楽しかったですね。僕もすごく楽しかったし、皆さんすごいです。びっくりしました。皆さんのスキルですね。やばいです。ちゃんとやってくれないだろうと思っていましたが、皆さんはまるで鳥の頭のように(笑)、さすがだなと思いました。いやーすごく幸せでした。ありがとうございます」

BIGBANGの20周年を予告「来年はみんな集まって過ごせる一年に」

ライブの最後には、BIGBANG の今後について言及。「G-DRAGON さんもツアーで話しているので、僕も少し話してもいいかなと思って(笑)」と前置きし、「来年はみんな集まって、20周年を過ごせる一年になるんじゃないかなと僕も軽く予想してます」と語り、会場の期待は最高潮に。

「次の曲の前に来年の話をちょっとすると。ウワサがどんどん広まるので、今まであんまり言わないようにしてたんですけど、今も G-DRAGON さんがツアーを回るとき言ってますし、だから僕もちょっとだけ言ってもいいかなと思って(笑)」

「今年は BIGBANG デビュー19周年で、皆さんのおかげでみんなソロ活動を忙しくやってるんですけど。SOL 君も福岡や広島で、G-DRAGON さんも地球を回ってるし、やっぱりドラゴンだからスケールが違いますね。でも来年は本当にドラゴンボールですよ!みんなちゃんと集まって、20周年を過ごせる一年になるんじゃないかなと僕も軽く予想してますので、皆さんもしよかったら来年、BIGBANG のステージ、一緒に楽しんでください」

 

「これからも僕のそばにいてください」

そして、ライブの締めくくりとして、入隊前に一度だけ歌った大切な曲「そばにいてよ」を披露。

「本当にこれで終わりなんですけど、この曲を、できれば今のタイミングで僕の声で直接皆さんに届けたいなと思ってて、今ここに立ってます。この曲は、僕が部隊に入る前、1回しか歌ってない曲です。あの時、この曲を歌いながら思ってたのは、僕はツアーもやってるし、いろんなステージに立っているけど、心からの自信はないなと思ってました」

「いつか堂々と頼もしい男になって、皆さんに『ただいま』と言えるタイミングでまたこの曲を歌いたいなと思っていました。今までもツアーなど、いろいろなチャンスはあったんですが、まだ自分の自信というか、ステージで皆さんを完全に楽しませることができる自分になったのかと考えると、まだだなと思ってました」

「僕ももちろん完全ではないです。これからももっと頑張るんですけど、『ただいま』と言える瞬間は今じゃないかと思いまして、ちょっと勇気を出して、この曲を皆さんの前で歌いたいです」

「ほぼ 20年、歌手という職業として色々なステージで歌っていますが、僕の心の予定では、まだ僕の音楽の人生は半分も来てないと思います。これからも長く歌えるように、調子に乗らず、運動も面倒くさいけど頑張るし、ボーカルのレッスンもたまに面倒くさいけど頑張るし、だから皆さんも健康を大事にしてください。元気な身体で、僕たちのこの時間を長く長く続けていきたいなと思っています。これからも僕のそばにいてください。僕も皆さんのそばにいます」

といって終演。最後まで愛と感謝が詰まった、D’s WAVE コンサート。残る台湾公演の成功を願うとともに、BIGBANG の 20周年という今後の活動からも目が離せません。

写真/田中聖太郎写真事務所

取材・文/高橋智子 編集/齋藤菜月

D-LITE

BIGBANG のボーカルとして 2006 年にデビュー。2008 年からソロ活動を始め、日本では 2013 年にソロアルバム「D’scover」をリリース、2017 年にはソロドームツアーを敢行。2025 年 4 月に韓国で 1st ミニアルバム「D‘s WAVE」をリリースし、アジアツアー「D-LITE2025 ASIA TOUR [D’s WAVE]」を開催。8 月には日本最新曲「Umbrella(Japanesever.)」をリリース。