【大草直子さんの推し】2025年は大豊作!はくだけで華が生まれる「モードなパンツ」
11月の『人気スタイリスト・大草直子さんがリアルに一押しするアイテム』をご紹介します!
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INSCRIREのタックパンツ / ATONのワイドパンツ
◇ 流行度100%なら、色はベーシックに抑えて
合わせたいのは、薄手のタートルニットやシャツ。とにかく注目を、ボトムスに集めるのが正解です。〈右〉パンツ¥59,400(エイトン/エイトン青山)〈左〉パンツ¥64,900ミニスカート¥53,900(ともにアンスクリア/アマン)
【解説】2025年は大豊作! 即欲しい「モードなパンツ」
もし、「モードな人」になりたいなら、ボトムスを替えるのが、一番の早道だと思う。というのも、ボトムスは、着こなしの土台。ほかのアイテムより、サイズ感や着心地が「モノを言う」から、守りに入りがち。特にパンツ。どうしたって、使いやすい、けれど無味なものになってしまう。
だからこそ! モードを制するには、パンツを攻略すれば良いのです。今年は、ひとクセあるトレンドパンツが大豊作。シルエットは昨今のフラットシューズひとり勝ちを反映して、バランスが取りやすいワイド。シルエットやタックのありなしなどで、各ブランドしのぎを削っているのですが、私的には、パンツならATONとアンスクリア、と確信しています。素材の良さや、パターンの美しさが群を抜いていて、ここに投資したい、と思わせてくれる完成度。
例えばATONのタックパンツは、特に繊維が細い、スーパー100’sウール糸を、岐阜県羽島市の工場で丁寧に織った素材をギリギリまで高密度に織り込んだ素材を使っています。だからこその、艶と落ち感があって、3本入れたタックから流れるドレープがエレガント!
アンスクリアでは、ミニキルトスカートとタックパンツを重ねたパンツが超気になる。こんなパンツのレイヤード、見たことない。トップスは超シンプルなニットやシャツが良さそうです。トレンドパンツでスタイリングがガラッと変わりそう!
大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。夏が終わり、暦の上では秋ですがまだ暑い今年。薄手の素材を重ねることで、秋の気分を取り入れながら、体温調節をする今日この頃です。
撮影/魚地武大(TENT) スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2025年11月号掲載時のものです。
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