武井咲さん×桐谷美玲さん『Seventeen』時代は毎日のように会っていました」

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10月11日に行われた久しぶりのオフラインイベント、「VERY FES 2025」では、武井咲さんと桐谷美玲さんのスペシャルなトークショーが行われました。「西暦ボール」を引いてその年について、その時々の思い出を語っていただくというコンテンツ。雑誌『Seventeen』で育ったお2人の仲良し度にも注目です! トークの内容を、全2回でお届けします。

後編はコチラ!

武井咲さん×桐谷美玲さんがママたちに贈るメッセージ

『Seventeen』時代は「“また明日ね”って数時間後に会う日々でした(笑)」

VERY FESの特別トークショーでは、武井咲さんと桐谷美玲さんが「西暦ボール」を引き、自身の歩みを振り返るスペシャル企画が行われました。『Seventeen』のモデルとして誌面で青春をともに過ごした二人ですが、トークショーでの共演はこれが初めてだとか。

 

桐谷さんが引いたのは「2006年」。当時16歳で雑誌『Seventeen』の専属モデルになり、そこから人生が本当に変わったと話します。「専属モデルとしてはちょっと遅めスタートでしたが、『春の居場所』という映画で俳優デビューもしました。スカウトされたのはその半年くらい前で、わけのわからないまま現場に行って、“はい、『Seventeen』の撮影です!”と言われて、“雑誌で見たことある人いっぱいいるけど…”と、(戸惑いながらも)言われたことを頑張ります!という感じでした」。一方の武井さんは12歳で国民的美少女コンテストに出場、そして『Seventeen』モデルになり、「すごく緊張して、名古屋から震える思いで東京に通っていました」。桐谷さんは「(『Seventeen』は)学校みたいな感じで楽しかった!」、武井さんは「青春だよね」と感慨深げ。

 

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桐谷さんが18歳の「2008年」を引くと、思わず武井さんが「よく持っていたね!」と驚いた、桐谷さん提供のプライベート写真3枚がスクリーンに投影。会場にいたお客さんのヒントで、当時一緒に出演していたドラマのオフショットと判明し、「懐かしい! たくさん(思い出が)ありすぎて、どれがどれかわからなくなっちゃうよね」と武井さん。当時大学に入学した桐谷さんは「大学に行ったことは本当に良かったと感じていて、今でも大学での友だちと仲良くしていたり、一緒にママになって助けてもらったりもしているんです」。

「2009年」はちょうど2人の出会いである『Seventeen』の中心モデルとして活動していた頃。当時15歳の武井さんの表紙写真が投影されると「変わらないよねぇ」と桐谷さん。武井さんはちょうど高校生になって地元・名古屋から上京し、俳優の仕事を本格的に始めた年。「毎日のように撮影があって、一緒にいたよね。また明日ね、って言って数時間後に会うような感じ。佐藤ありさちゃんと3人の撮影が多くて、美玲ちゃんとありさちゃんのポージングを端(はた)から見てマネしていたんです」と話すと、桐谷さんは「え、本当に!?」と驚いた様子。「咲がいてくれるだけですごく現場が明るくなって、元気がもらえる存在だった」と当時から仲のいい様子を語りました。

 

そして桐谷さんが引いた「2012年」は、桐谷さん22歳。「『NEWS ZERO』でキャスターデビューをしたときですね。結構大きな挑戦で、生放送も報道現場も初めて。自分で取材をして感じたことを言葉で伝えるという作業が楽しくて、刺激にもなりました。今後も続けていきたいなと思っていたら、『news every.』でも続けることができて。22歳の私をキャスティングしてくださった方にとっても賭けのような気持ちだったと思うのですが(笑)、ZEROの時のことを活かせているので、感謝の気持ちしかありません」。一方当時18歳の武井さんは映画『るろうに剣心』に出演。「『Seventeen』を卒業しまた違うステージにいく緊張感があって。お芝居の仕事をしていくぞと、決断した年でもありました」。2人にとって大きなステップになった年に。

1年違いでの結婚。10代から仕事を続けてきた2人の初めての決断

また、「2017年」(武井さん23歳)と「2018年」(桐谷さん28歳)は、偶然にも2人が結婚という人生の節目を迎えた年。結婚を決意した当時を、ともに振り返ってくれました。「人生の中で、『選択する』時期だったかなと思います。中学生からずっとお仕事に捧げて走ってきて、初めてプライベートを優先する決断をしました。ターニングポイントでしたね」と武井さん。「誰しも自分のキャリア、人生を考えるとき、見えないことって不安ですよね。経験したことがないから、この決断をしていいのかな?と思うけど、私はそのときにお腹に赤ちゃんを授かって、『人生一回しかないから、身を委ねてみよう。なるようになる』って。あのときは、こっちだ、これがしたい!と自分で思って、人に何を言われてもこっちと振り切った年でもありました」。桐谷さんは「ずーっと仕事をしてきて、いいのかなと迷ったこともありましたが、今思っても間違っていなかったなと思える選択。絶対的な味方ができたことがすごく心の支えになっています」。

2021年にはそろってVERY初登場!

2人が『VERY』に初登場した「2021年」のボールを引くと、そのページがスクリーンに投影。当時27歳だった武井さんは「(初登場時の)インタビューでは、子育てから少し離れ、1人の時間をどう過ごすかという話を聞いていただきました。それまでパーソナルな話をする機会がなかったので、丸裸にされたような(笑)。ファッションでもこういうのが好きなんですと話したときに、それを褒めてくださったのがすごくうれしかったのを覚えています」。桐谷さんはこの年31歳。「『VERY』を読んでいたので、すごくうれしかったです。子どもを産んでもファッションを諦めたくないとずっと思っていたんです。そういうところを言葉にも残してもらえて」と感慨深げ。

「2023年」は武井さんが、「2025年」は桐谷さんが、『VERY』のカバーモデルになった年。武井さんは「確か、産後すぐの撮影で、ヘアメークさん、スタイリストさん、VERYスタッフのみなさんのおかげでキレイにしていただきました。産後は部屋着で過ごすことがほとんどで。(初表紙の衣装のように)肌を見せたり、色のある服を着てファッションを楽しめることがすごく刺激的で楽しかったです。お仕事するってこういう感覚!と思い出して、ありがとうございます!と思ったくらい」。桐谷さんは「すごく緊張したんですけれど、私にとってもこの年齢になって新たな挑戦。大丈夫かな、受け入れてもらえるかな、と思いながらも、新しい自分に出会えるのかな?というワクワク感もありました。(VERYの表紙撮影は)今までやっていたものとは違って、ママっぽさや柔らかい雰囲気を意識したのですが、(スタッフの)みなさんにもそれを引き出してもらって、表現できたかなと思っています。友だちからもおめでとう!と言ってもらえてすごくうれしかったです」。2人にとって『VERY』は、ママや子育て“あるある”話をしたり、悩みを共有できたりしてアットホームな雰囲気を楽しむ現場なのだそう。

 

2人にとって大事な年がシンクロしたことが紐解かれ、「美玲ちゃんとありさちゃんは、当時から刺激ももらっていたし、今になってまた一緒のステージに立っていると、あの頃を知っている唯一の味方というか、心強い存在」と武井さんが話すと「最近、そんなメッセージのやり取りしたよね」と桐谷さん。「ラブラブっぷりすごいよね! そんなのばっかり送り合ってる(笑)」と仲良しぶりを明かしてくれました。

続く第2回の記事では、幼少期のエピソードや今の子育てについて、2人の素顔にさらに迫ります。

 

 

取材・文/有馬美穂

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