「JJデジタル写真集オーディション」でグランプリを受賞し、待望の1stデジタル写真集をリリースした大藤小百合さんにインタビュー♡ 2作同時リリースとなった『SayuLily』『Wisteria』それぞれのお気に入りのカットや、ロケでの思い出、そしてファンへのメッセージなど、今回の写真集にかけた思いをたっぷりと伺いました！

――完成した写真集を初めて見た感想を教えてください。
2024年の「JJデジタル写真集オーディション」でグランプリを受賞させていただいて発売することになった写真集ですが、このオーディション自体が本当に接戦で……。投票や配信などで競ったんですが、最終日の最後の瞬間まで結果がわからないくらいだったんです。正直、もう途中で「ああ、難しいかも」と思ってしまうこともあったくらいです。でも、「Team Sayuri（大藤さんのファンネーム）」の皆さんが最後まで諦めずに心から応援してくださって、写真集を出せることになりました。

ちなみに、2023年の「JJモデルオーディション」では、あとちょっとのところで落選してしまって、それ以降のオーディションイベントで初めて勝てた機会でもありました。本当にいろいろな思いが込み上げてきましたし、早くファンの皆さんと共有したいなと思っていました。

――写真集のコンセプトは、大藤さんご自身も意見を出しながら考えていったんでしょうか？
編集担当さんと相談しつつ、自分でも意見を出しながら作っていきました。たとえば、服は白が似合うと自分で思っているので「白いファッションは絶対に入れてほしい」と最初にお願いしました。実は『SayuLily』『Wisteria』どちらも白い衣装の写真が表紙になっているんです。普段身につけていてもパワーをもらえる色で、オーディションの時も白いトップスにすることが多いくらいなんです。

あとは、いろいろな面を見せたいという希望は強めに伝えました。 大人っぽい挑戦的なファッションをしてみたり、“彼女感”のある写真を入れてファンの方に身近に感じてもらえそうな雰囲気も出したりとか。せっかく『JJ』にプロデュースしていただくので、ファッションの面で魅せていきたいという話もしました。

――『SayuLily』『Wisteria』それぞれのどのあたりに注目してほしいですか？
『Wisteria』は彼女感。身近に感じてもらえるショットが多いんじゃないかなと思います。でもピンクの衣装を着た写真や、表紙にもなっている、ビジューを顔や体に貼った写真など、ちょっと背伸びをしたおしゃれな写真も入っていて。女性にもいいなと思ってもらえそうな作品になっていると思います。ビジューの写真は特に気に入っています

『SayuLily』は、Xで「ギャップを楽しんでもらえる一冊」と紹介したんですが、ピュアな雰囲気だけじゃなくて、挑戦的なファッションや大人っぽいカットもあるのでそのあたりが注目です！ 初めて私を知ってくださる方にも見ていただきたいですし、普段応援してくれるファンの方にも「こんな表情を出せるんだ！」みたいな驚きを感じてもらいたいです。

――ロケでの思い出を教えてください。
プライベートで着ることがあまりないからか、そもそも水着を着るのに慣れていなくて、撮影のためにビーチに出て行く時にすごくソワソワしていました。でもワクワク感もありつつ、新たな一歩を踏み出すような感覚を覚えて、それが忘れられません。

あと、ロケの日は予報だと天気が怪しかったんですけど、最終的に晴れたのも嬉しかったです。私、自他共に認める「晴れ女」なんですよ。ロケとか晴れてほしい日に必ず晴れるんです。

――今回の写真集撮影のために準備したことはありましたか？
撮影の少し前からピラティスを始めました。これまでは体づくりをする時は筋トレをメインでやっていましたが、筋肉がつきやすいタイプなので、もうちょっと女性らしいラインを作りたいと思ってレッスンを受け始めました。「JJモデルオーディション2025」の受賞特典としてJ-GIRLのみんなと作った写真集『晴れ間』の撮影もありましたし、今も引き続きレッスンを受けています。毎回きついんですけど、きついってことはまだまだ体を変えられそうだなと思うので、これからも続けていきたいなと思っています。

――写真集を作るにあたって、一番苦労した点は？
ガチガチに決めた撮影の経験ばかりだったので、自然体な撮影していただくことは初体験でした。カメラマンの東（京祐）さんは自由に動いていいよとおっしゃってくださる方で、自分のどの部分がどう写っているのかわからなくて、撮影されながらちょっと不安だったんです。 特に最初に撮った水着のシーンは小走りしたりとか波を触ったりとか、自分がどう映っているかすごく考えていました。でも、完成した写真を見せていただいて驚きました。撮ってもらっている時の感覚と完成した写真の違いに純粋に感動した覚えがあります。

この写真集の撮影をきっかけに写真の世界がもっと好きになりました。SNS用に写真を撮ってもらう時の映り方にもこだわるようになりましたし、自分でもデジカメを買って街中で撮影しています。

――今回の写真集を誰に見てもらいたいですか？
今回の写真集はファンの方のおかげで実現したものなので、応援してくれたファンの皆さんに真っ先にお伝えしたいです。また、家族や友人もいつも応援してくれるので、身近で支えてくれている人にも早く見せたいです。特に、おばあちゃんは90歳を超えているんですけど、私の配信を頑張って見てくれているんです。オーディション前に配信の見方を教えてほしいと言われてレクチャーしに行きました。私の配信ルームを頻繁に見に来てくれて、アイテムを投げてくれたりするんですよ（笑）。使いこなしてること自体がすごいですし、私のためにやってくれてる気持ちが嬉しくて、おばあちゃんにも早く見てもらいたいなと思います。

――今後、チャレンジしてみたいことがあれば教えてください。
演技に挑戦したいなと思っています。 昔から、道行く人を見てその人に思いを馳せたりするのが好きで、たとえば空港で、「この人は今から出張かな」「今から誰かに会いに行くのかな」とか、誰かの人生の物語を想像するのが癖なんです。そういうところを演技に生かせたらなと思っています。

あと、英語が得意なので、最終的には海外の作品に出演したいです。“他人の人生の物語”好きとしてはヒューマンドラマをやってみたいですし、体を動かすことも好きなのでアクションにも挑戦したいです。体幹に自信があるのでワイヤーアクションでもブレずにキープできそうです！

――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
ファンの皆さんのおかげで今回の写真集を出すことができました。本当に感謝でいっぱいです。今回皆さんが、『SayuLily』と『Wisteria』と同時に2冊出ることを喜んでくださって。何年も応援してくださってる方からしても、新鮮で楽しんでいただけるような内容になっていると思うので、皆さんいっぱい買ってください！（笑） 「紙のソロ写真集を出す」という次の夢を叶えるためにも、このデジタル写真集をきっかけに、みなさんにもっと知ってもらいたいです！

取材・文／浅井美咲